見出し画像

#21 家族も現実だと思った、統合失調症の妄想症状

こんにちは、ひまわりです。
統合失調症の子どもの母です。

息子が統合失調症と診断されて、入院40日目。
入院32日目で一般病棟に移ったものの、入院36日目でまた保護室へ逆戻り。
人生、山あり谷ありですね。

今日は息子の統合失調症と診断されるのに一番の決め手となった、妄想症状について書こうと思います。

今までの経緯は↓



1 突然の話しに家族も戸惑う

それは、入院1ヶ月前のこと。息子が突然「嫌がらせをしてきた」と言い始めました。詳しく聞こうとしてもそれ以上は言いたがりません。

しばらくして、ポツリポツリとその話しをするようになっていきました。

フリースクールに行っていた時の女の子が、息子を行かせないようにしたり、喧嘩を売ってきたというもの。それも数年前の出来事です。

でも詳しく聞くと、手や口は出ていないとのことでしたが、日頃穏やかな息子がとても怒っています。それまで、息子が人の悪口らしきことを言ったことがありませんでした。内容としては小さい子どもの喧嘩のようではありましたが、息子にとっては辛い出来事だったのではないかと思うようになりました。

2 実際にあったのか聞いてみた

当時行っていたフリースクールの責任者の方とは、行かなくなっても繋がっていました。勇気を出して、実際に話しを聞いてみることにしました。

すると、よく一緒に関わっていたとのこと。でも記録を見返したり、記憶を辿っても、トラブルになったようなことは思い付かなかったようです。

3 当事者の子にも聞いてもらったら…

また女の子は、フリースクールの責任者の方の娘さんでもあったので、実際にはどうだったか聞いてくれました。

その子が言うには「あったかもしれないし、なかったかもしれない」とのことでした。

それはそうです、数年前の出来事ですから…
それ以上の真相は分かりませんでしたが、話しを親身になって聞いてもらい、何かあったのだとしても、フリースクールには通えてよかったと思いました。

4 ことの真相は…

ことの真相は、やはり妄想だったのかもしれません。

けれど、現実ともどこか繋がっていて、全くの妄想とも言い切れないのではないかとも感じます。

家族も現実かどうかも分からないくらい、息子の話し方がとてもリアルだったのです。

フリースクールの方にはこれが妄想だったのだとしたら、時間まで割いていただいて申し訳なかったと思います。頭がおかしい親と思われても致し方ありません。

けれど息子には、息子を信じる気持ちと、そのとき精一杯のことをしたということだけは伝わったように思います。

私たち夫婦も、統合失調症と診断されて、初めてあれは妄想だったのかもしれないと思ったくらい、本当に起きた出来事のようでした。


ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

ひまわり


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?