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チャレンジする資格

稲盛和夫さんが著書の中で新規事業についてこう言っていました。

「挑戦やチャレンジと言えば勇ましく耳に心地良いが、挑戦するのであれば、たとえ失敗してもびくともしないほどの財務内容を備えなさい。
また、計り知れない努力や困難に立ち向かい耐えるだけの勇気が必要である。この資格を持っていない人が挑戦やチャレンジということを口に出すな。」


大変厳しい言い方ですが、真実だと思います。

一つの事業でずっと繁栄し続けるほどビジネスの世界は甘くないし、新しいことに挑戦していかなければならないことはわかっています。

しかし、
「本業が不振だから新規で何とか」
という淡い期待で新事業を始めても大抵はうまくいきません。


ときに、社長が自分自身を納得させるために
「やらないよりは「チャレンジ」するほうがいい」
というように挑戦やチャレンジという言葉を使っているのであれば要注意です。

稲盛さんが言うように、本当にチャレンジという言葉を口にする資格があるのかどうかを常に自問自答し続けたいものです。

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