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休むことの効用

もちろん、仕事をすることは大好きだし、こと仕事に関わることでやりたくないことなど一つもない。
まあ、ちょっと会計はやり始めるまではあれこれ思うけど、これとてやり始めると大抵夢中になる。その繰り返し・・・。

この年でそんな経験するとも思っていなかったけれど、教室に近いところにある自宅で(これも仕事場。ただ、もう少し書斎を整えようね、状態。)、あれこれおっしゃるご近所の方がいらして(ほかの人にもあれこれ言ってる。)、昨日はさすがにブチ切れた。
ある会費を振り込んでくださいとのことだったけど、月末が締め切りだったので、割とあれこれあった私は、次に銀行に行ったときに・・・、と思っていた。昨日外出から戻ってみたら、郵便受け(置いてあるポストではない。素敵なポストはいつも無視される。)に、

未入金なのは、あなただけだから、事務を早く片付けたいから、早く入れてください。

とのこと。
これが対面で、

ああ、ごめんねー。書面に月末って書いてあったけど、みんな早くに入金してくれて、あんたんとこだけやから、早めに入れてくれると助かるんやけど?

位なら、別に、

ああ、そうですか!?

ってことになる。
この人の失礼な態度はずーっとである。
今年班長をした私の出す回覧板を添削されて、書き換えられる。
そして、とんでもなく汚い字を乱雑に書き、私への手書きの書面も、誤字脱字状態。
よくも何十年も国語の先生してきた人間の書いたものに添削できるものだし、しかも全く必要のない添削で、こじつけとしか言いようがない。

この方は、なんでもこの地に本社のある大きな会社の取締役だったらしい(本人の言。)。

何かあると、

僕が役員だったときには・・・。

とおっしゃる。

○○さん、取締役しておられたそうで・・・。

と話すと、皆さん、

そうなん?

とおっしゃる。
おかしい。

それに、なぜか、京都の名門私立大学にお知り合いが多い。
小学校の先生してる友達・・・、とおっしゃるが、確かその大学では小学校の免許は取れないと思うのだが・・・?

ご自分の大学や学部をあれこれおっしゃり、これはおそらく褒めてもらいたかったものと思われる。それでもダメなら、私の母校のある京都で、まあまあ素敵な大学名を出しておられるのだろうと、バカな私でも推察できる。

いったい何人その大学の知り合いがおられるのだろうか?

そんな月末までの入金のお金を、しかも一週間ほど前に通知が来た連絡に、誰が全員入金が終わることだろうか?
しかも、かつて払わない人が多いとぼやいておられた。
一軒一軒回っても払ってくれない人もいるのに、なぜ自らさっさと入金してくれるだろうか?
締め切りがあって、それから未入金者をチェックして、あれこれ采配して、なんとか揃えて終わり、ということの方が多いはずである。

昨日、一応お詫びの電話、みたいな形で電話した。

遅くなって、大変申し訳ございませんでした(慇懃無礼を狙う。)。

いやあ、謝らんでいいよー。僕がもっと早く期限切ればよかったんやから。

それで、みんなで何人くらいいらっしゃるんでしょうか?

○○、○人くらい・・・。

その、○○、○人の中で、家が最後だったわけですね?それはもう、大変に申し訳ないことをしたしました。

いやあ、ここの人早いんやわ。なんでかって言うと、前は僕が集金に行ってたから。去年も○○さんが最後やったんやわ・・・。

いやいやいやいや、払わない人がいるってぼやいてたって。
なんだかんだ意地悪する。

教室の後継者はどうするのか?
いつまで働くの?

もう、人が忙しいときにあれこれあれこれ。

仕事をしているから余裕がないと決めつけて、人の中庭に勝手に入り、草抜きをして、ご満悦。その草も、考え方もあろうけれど、そうそう育っていない。苔に毛が生えた程度。
それに中庭なので、誰も見ない。見えない。
かつては沖縄出張に行っているその行きの那覇空港に到着した途端、電話があり、許可を得た、というわけで、帰ってきたら、中庭の木(とはいえ、まあ、名木ではないが。)がすべて伐採。○○万円取られた。
まだ来て間もないところだったし、たかが仕事場であれこれもめ事も起こしたくなかったし、それをやってくれた人も、

これは放って置いたらまずい・・・。

とのことで格安でしてくださったことはわかっていたので、それにそうそう大きな額でもなかったので、これは庭の用途を変えることでまあ、我慢した。

それから、もう細かい指摘が続いた。
昨日電話で、本当に直接言い返したわけではないが、暗にわかるだろう程度に言ってみて、ちょっと肩の荷が下りた。
我慢ばっかりしていた。言われっぱなしだった。
小さいことを気にしていては、そういうことで無駄な対立をしていては神経がもたないだろうと思っていた。でも言ってみて気付いた。

結構ストレスだった。
細かい。
それに、現役の私たちへの思いがあり、

若いものは何もしない。
若いものは・・・。

となんとか若い世代ができない構図を作ろうとする。
私もできないと何とか言いたくて、無駄な添削をされ、細かいことを言われてきたし、指摘もされた。

もういいやん。
もう言ってもいいやん。

言ってみてスッキリした。
これからどうされるかわからない。

でも、このまま言わないで、いつもいつも言いがかりを付けられるようなことはもう嫌だと思った。

一番嫌なのは、家のことではない。
ご近所の、そろそろ高齢に当たるお家のことを、

あそこは国民年金やから、奥さんも旦那さんも働きに行ってるんやよ。
あんたら現役世代も金貯めとかなダメやよ・・・。

最近はちょっとましになったが、私が実う自動車に乗っていることも、私の服装もチェックされ、どれほどあれこれあれこれ言われてきたことだろう。

確かに忙しい。
あっちこっちで歩きもすれば、仕事もしている。
仕事だってそうそう休める仕事ではない。

でも顔を見れば、

余裕がないから・・・。

余裕がないから・・・。

と言われるといくら何でもストレスが溜まる。
いったい何を迷惑かけたのだろうか?

私は思う。
自分のことに一生懸命になっていたら、人のことに気付いている暇はないのではないだろうか?
私など、お隣がどんな車に乗っておられるかもチェックできない。

あれ?車替えられました?前あったのと、色違います?

と聞いて、

ええ?おんなじのやよ。

と笑われたこともある。
私があんまりにぼんやりなのかもしれない。

でも、今を必死に生きていたら、そうそう必要でない人のことなど気にならないと思う。
必要なことは耳に入ってくる。
そういうものだと思う。

よく言われるのだけれど、きっとお時間がたくさんおありになるのだろう。



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