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稲盛経営哲学ー受験指導が一段落して読みたくなった本

開業して、私も一応経営者になったのだからと本屋さんで手に取ったのは、稲盛和夫『生き方』だった。そして、ちょっと分厚くて、読み切れるか?と思ったけれど、次に呼んだのは『京セラフィロソフィ』だった。
大学時代、京セラは、ベンチャー企業として何となく知っていた。

開業して初めて、経営セミナーに参加したとき、それは政府系の金融機関でのセミナーだったのだけれど、「ベンチャーの定義は?」と質問して、スタッフの方々を慌てさせた。
最低な私。知らないことは知りたくなる。
スマホを片手に、

こう書いてありますけど・・・。

とどうもその場では結構偉い方のお手を煩わせてしまった。

そして、こともあろうに、別の金融機関とコラボのセミナーでは、そこで紹介された本を読みたいと言い出し、そちらの方に、

櫻井さん、そんなもん、読むんじゃないよ・・・。

と言ってもらったりした。アマゾンの中古の本を購入し、ちょっと勉強しようとした。そのときには、『老子』の本をセミナー会場に忘れてきて、送ってもらうという間抜けなことをしていた。
新人経営者、あちこちで訳が分かっていないのをいいことに、あれこれやっていた。

わかっていないのをいいことに、ある質問をしたら、女性経営者に、

あなた、勇気があるわ・・・。

と言われた。勇気があるのではなくて、正直、

「知りたい」のである。

女性経営者と書いてみて、今気づいた。
私は自分のことをどうも「女性」経営者とは思っていないし、「女性」教師だとは思えない。

とりあえず知りたい。知らないことは学びたい。

でも、稲盛経営哲学は、私がそれまで生きてきて習得してきたことともつながっていた。
だから、迷ったら『京セラフィロソフィ』を手に取った。そして『生き方』を読んだ。そのうち『働き方』や『考え方』や、文庫本になっている本なども購入して読んだ。どれもこれも愛読書になった。

でも最近、稲盛さんの本を読む余裕がなくなっていた。夜眠る前にいつも読んでいたのに。カフェにはいつも稲盛さんの本を持ち歩いていて、そして迷ったらいつも原点に返るように稲盛さんの本を開いた。

最近ショックなことがあった。
おそらくは、私が誠意を込めて対応し、親身になり、私が一生懸命改善してきた私の気持ちはどうしてくれる?と思う出来事があった。

裏であっかんべーしてた、とも言えるし、もっと言うなら裏切っていたとも言える。
意地悪なことを言い、相手が思い通りになるようにして自分だけ徳をしようとしていたのだ。
それがわかって、私は落ち込んだ。

そうさせてしまった自分にも苛立たしかった。
誰に話しても、その人怖い、と言う。

そう、もうあっち行ってしまっている。
自分のおかしさに気付かないというか、ダークサイドでの価値観があると思う。

怖い。正直怖い。
そういう精神性の人って怖い。


そういうときに稲盛経営学に戻りたくなった。
そして読んでみたらやはり稲盛さんの経営哲学は鉄壁だった。
なるほどと思わされるし、何よりしっかり身体の中に入ってくる。

原点。経営の原点。
私の経営の原点として稲盛経営哲学がある。

悩んだときには戻ろう。

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