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側でだんだん落ちていく人を見てきたのかもしれない・・・。

私は正直強いらしいのです。
いえ、柔らかいとか温かいとか言われます。優しいとかも。
でも、たくさんの人を崖から突き落とすようなこともしてきたのも事実です。

またまたしいたけさんの記事に共感して、引用させていただきます。

私は、母にも、

あんたほど強くて嘘のない人見たことない。

と言われます。かなり粘り強いのです。
というかあきらめが悪い。
というより諦める気がない。
しぶといとか言うよりも、むしろ諦めて努力しないという状態がわからないのです。
状況が良いから努力しなくてもいい、なんてとんでもないことだし、努力を加速させてくれるという面では、もしかしたら状況が悪いくらいの方が乗り越えるべきハードルがあってはっきりわかっているから、どっちみち努力する自分には都合がいいのかもしれません。

私は、私の人生、もうこれで終わりになるのだろうか?と思ったことは数知れずあります。
それはわりに思いつめる質なので、小さいときからありました。
変に哲学的にものを考える質だったので、自分を追い込むことは大得意。
でも、なぜか立ち上がるのです。
だから最近では慣れっこになって、

どうせまた立ち上がるし、立ち直っているから・・・。

とそのときを乗り切る心構えもできてきました。

それはいいのです。それは。自分のことだから・・・。

だけど、変に真っ直ぐしていると言われる私は、例えばこの度めでたく高校教諭になることに決まった国語が大好きな卒業生の女子大生は、

先生は曲解しないから・・・。

と言ってくれましたが、それはいいことなのか悪いことなのかわからないのです。
自分も意地悪なら人の意地悪もわかるし、自分が嘘つくなら人の嘘もわかるのです。
でも、変に曲解しないから、結局嘘ついていたり意地悪している人の立場を脅かしてしまったり、あるいは私がいなければ、誰にもバレずにいい人で終わっただろうなあ・・・、という人の本性を暴いてしまったことは数知れません。
酷いときには、結構会社の幹部にあたるひとを退職にまで追いつめるところだったという話も聞きました。
他の人が気付かないことに気付くという面もあれば、そういう裏表の激しい、言はば生き方が上手な人が、さっき言ったようにぼわーんとした風情の私をぼんやりしているとみなしてか、それとも立ち位置的に自分がそんなことは言わないだろうと舐めてかかってか、私には容易にその姿を見せるのです。
真っ直ぐしているからか、長い間気付かなかったりします。
でも、そのうちなんか変だな?と気付くころには、そこはまっすぐしている私なので、それはもう総攻撃?というより確認に走ります。
最初こそ、上手に隠して何とかごまかしてくれるけれど、そのうちとうとうバレて、その人も窮地に陥るけれど、私は、しいたけさんのおっしゃるように、相当にショックを受け、傷つきます・・・。

ということが私の人生の中で、相当な数ありました。(笑)。

そのうち、自分が別に悪気なく、その相手を徐々に徐々に背中の方にある掛けまで追い込んで、最後にはツイッと、人差し指一本で相手を崖に突き落とす場面まで容易にイメージできるようになりました。

私はたくさんの人の地獄を見てきました。

なんであなただけ・・・。

と言ってそういう策略めいた人たちは言います。
でも、それは行いが違うから、ただその結果です。

私にはあまりウソがないと思います。
それは身近な人がおっしゃるから相当に真実だと思います。
正直に生きて、正直に努力してきた人間は一種のアホかもしれませんが、そうとしか生きて来れなかったのです。いえこれほんと。

でもそれが、はた迷惑であったとしても。

だから、そういう一見うまく生きている人たちの地獄に落ちる姿を見てきて、ずいぶん寂しい思いをしてきました。

それに、本当に日常の些細なことの積み重なりだと思います。

本当に目の前の日常でのちょっとした場面で、勝ちを譲れない(認められない?)から、相手より勝ちたくて、一瞬ウソを言ったり話を盛ってしまったりする・・・。それが常態になっている人は、確かにいらっしゃいます。
いえ、私だって、人に心配をお掛けしたり、誰かにご迷惑が掛かりそうなときには、きっと徹底的にでも嘘をつくと思います。そして徹底的に責任を取ります。

でも、誰のせいでもなく、自分のために嘘をつくのは良くない。
それが積み重なったとしたら、信用はなくすし、信頼がなくなるので、結局誰にも協力してもらえなくなります。孤独という絶望だってあります。

そういうことだったのか・・・。
私が嘘を付けない理由。
怖いのです。
噓をつくと、いずれ自分に返ってくるということを知っているから。
誰かを傷つけると、まだ自分にならいい。
自分の最も大事な人に返って行っては困るから、私は嘘がつけません。

窮地に陥ったときのその人の処し方って、本当にその人の真の姿を表すのだと思います。その乗り越え方がその人を表すと思います。
仕方なく嘘をつくこともあるでしょう。
自分を守っているうちに誰かを相当に傷つけることもあるのかもしれません。

私に爽やかさがあるかどうかはわかりませんが、ただ、たった一つの真実を知ったことーそれは私なりの真実かもしれませんが、自分の言動は基本的に全部自分に返ってくるということを実感と知っているということは、大きな財産だと思っているのです。

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