はじめにお断り。
これからお見せさせていただく写真は、いわゆる古写真です。
人伝に手に入れたものなので、権利が曖昧になっています。
そのため、本来はそのままお見せしたいのですが、ネット上という場を鑑みて画像を加工いたしました。
以前はそのままアップしていましたが、ご指摘をいただき、著作権や肖像権に配慮したものを再アップさせていただきます。
前からご覧いただいていた方々には、こちらの勉強不足でこのような変更を施すことになってしまったことを申し訳なく思います。
どうかこれらの事項をご了解の上ご覧ください。
とても誇らしげに神社の回廊でポーズを撮る花嫁。
女性にしては立派な体躯で、姿勢もしゃんとしています。
実は私、100枚以上こんな写真を持ってます笑
京都市内の今も続く歴史ある写真屋さんが試し撮りしたものなんでしょうか。
旧蔵者様のお話では、日本髪を結う職の方が資料として持っていたそう。
ずっと私もしまったままでした(←コラっ)が、noteクリエイターのkumokichiさんが「江戸のウエディング衣装、どうでしょう」とご提案いただいたのを機に、存在を思い出しました。
是非皆さまにも見ていただきたいな、と思いシェアさせていただきます。
鑑賞のポイントとしては、
①表情と体格
②着付け
③文様と色合い
に絞って見ていきます。
長いので、お気軽にお付き合いを〜。
あ、あとパソコンやタブレットのほうが写真がきれいに見えるかも、推奨です。
お疲れ様でした!
この企画、最初はKumokichiさんのリクエストに応えて江戸の花嫁衣装をやりたかったんです。
でも、江戸時代結婚式というのはまるで派手ではなく、また秘匿される要素が強かったため、ほぼ絵画化はされませんでした(川原慶賀くらい)。
日本画でも、鏑木清方や上村松園がわずかに描いているくらいでした。
一方写真界では、お見合い写真や、花嫁衣装写真としての需要があり、「撮られるための花嫁衣装」が発展したのでは、と私は思っています。
撮られた花嫁たち、嬉々としたお顔の方もいれば、緊張した面持ちの方、色々といらっしゃいましたね。
その後どうされたのか、知る由はありませんが、私の手物に残された写真たちは、幸せに向かおうとする彼女たちの一瞬を捉えています。
最後までご覧いただきありがとうございました!