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ことばは、たべもの。
noteを見る、Twitterを見る、歌を聴く、人と話す、本を読む。
日常生活はことばとの触れ合いに満ちている。
ことばが好きな人も、そうじゃない人も、別に興味ない人もいると思うけど、
ことばと関わらずに生きてる人って多分ほとんどいない。
ことばが大好き。
私はことばが好き。
難しい学問を難しく伝える堅苦しいことばも、子供向けに丁寧すぎるくらいに噛み砕かれ、すり潰されたことばも、乱暴でぶっきらぼうだけど優しいことばも。
全部人間らしくて愛おしい。
共働きの両親、一人っ子。
田舎すぎて学童保育もない所に住んでた私の家での友達は、もっぱら本だった。
夕方に友達とバイバイして、親が帰ってくるまでひとりぼっちの家の中。
でも、本を開けば、ことばの向こう側には広ーい世界が広がっていて、たくさんの人々がいた。
本を読んで、新しい世界を見て、自分しか知らない刺激と心の動きに感性を傾ける時間が心地よかった。
本こそ昔みたいにたくさんは読まなくなってしまったけど、私は今でもことばが好き。
言葉って、食べ物みたい。
昔から漠然と考えていたこと。
毎日いろんな人のことばを食べて、自分なりに噛み砕いて、飲み込む。
身体中をめぐって養分として吸収され、血肉になる。身についていく。
なんでも噛まずに丸呑みしちゃいけない。
たまに毒がある。
栄養があるものは苦いかもしれない。
忘れられない味もある。
だから、
心を込めて料理するみたいに、丁寧にアクを抜いて、じっくりことばを選びたい。
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