【イギリス旅2日目】ロンドンのいわゆる王道の観光
この一連の記事は2019年11月に行った旅行を思い出して書いている。つまり今から半年以上前。まさかこの旅行の半年後には全員がマスクを付けて生活するような事態になっているとは想像していなかった。普通なら今頃ちょうどオリンピックが開催され、僕は1年半も前からアナウンスされていた従兄弟の結婚式に出席しているはずだった。
Noteではいきなりこの記事から「2日目」となっているが、「1日目」は前のブログに書いていた。実は「1日目」の記事を書いたのは1月で、そこからもまた半年以上経っている。1月に書いたのはおそらく正月休みで暇だったからで、そこから2日目を書かなくなったのはおそらく正月休みでダルくなったからだ。一応「1日目」のリンクを貼っておく。
http://himanande.blog.jp/archives/81037139.html
今回書こうと思ったのはおそらく暇だからで(昔から暇だったが)、あとまったく更新していなかったにも関わらず前のブログに一定のアクセスがあったためだ。ちょうど旅行に行けないご時世なので、バーチャルで旅行に行った気分になってくれる人もいるんじゃないかと思ってる。たぶんいないと思うが。では早速思い出し旅行を再開する。
1日目はリンクに貼った通り、上海経由でイギリスに乗り込み、最近ロンドンに留学した大学時代の後輩とロンドンの夜の街をうろうろしただけの1日だ。
2日目は1人で行動した。海外で1人で散歩するのは大好きで、全ての物事を自分で解決しなければならないという謎のマッチョ思考を自分に課せるのがいい。といっても海外「旅行」に来たのは今回が初めてで、最近仕事でサンフランシスコに行って海外デビューしたばかりなのだが。一応その時のリンクを貼っておく。過去作の押し売りみたいになってきた。
http://himanande.blog.jp/archives/77134925.html
2日目にまず行ったのはOasisのアルバム「(What's the Story)Morning Glory?」のジャケットのロケ地。
見ての通りなんの変哲もない街の一角で、Oasisファンである僕でさえどこかわからずに地図を見ながら4回ぐらい前を通り過ぎた。もちろん僕の他にファンの姿など見当たらない。それでも興奮した。もうこれだけでロンドンに来た甲斐があったなと思った。
次に行ったのはトラガルファー広場。ロンドンの中心部的な場所。
噴水の水は意外に綺麗だった。塔の根元に鎮座しているライオンの像は銀座三越のライオン像のモデルになったらしい。知らんよ。
広場の目の前にはナショナルギャラリーが。
美術品など見てる暇などないとこの時は思っていたが、後で行くことになる。
ちょっと移動してテムズ川の橋の上。
左がロンドンアイと呼ばれる観覧車。日本のと違って一つのカプセルに25人ぐらい乗れる。当たり前だが今回は乗らなかった。男1人で観覧車に乗って楽しいわけがない。右に小さく見えているのがウェストミンスター宮殿。
橋の上にはこんな自殺予防の看板もあった。「話してください、私たちが聞きます」
あまり高くない橋なので飛び込んで死ねるものなのかと思ったが、こういう看板があるということは自殺の名所なのだろう。
また少し歩いてウォータールー駅へ。
これまた何の変哲もないターミナル駅なのだが、マッド・デイモン主演の映画「ボーン・アルティメイタム」のロケ地。
映画では人混みに紛れて主人公のボーンがCIAから逃れたが、確かに身を隠すには好都合な場所だなと思った。
誰に追われているわけでもないのに監視カメラなどチラチラと周りを見ながら早歩きで駅構内を横断するジェイソン・ボーンごっこを1人でした。
少し移動してロンドンといえばの観光地へ。
このカモメっぽい鳥は人に慣れてるし、こんな風にいいポーズもとってくれるまさに観光地の動物だ。
こちらがガイドブックで何度も見てきたであろうイギリスの国会議事堂であるウェストミンスター宮殿。やっぱなんだかんだでカッコいい。
こちらが絶賛工事中の時計台、ビッグベン。
逆にこんな姿を見れるのは長い歴史の中で今だけかもしれないと嬉しくなった。
バッキンガム宮殿へ移動。緑がたくさんあっていい散歩道。謎の鳥がめちゃくちゃ休んでた。もちろんリスもいた。
自転車専用道で観光客が横になって歩いてたので、自転車に乗ったいかついおじさんが「Cycling roaaaaaaaaad !!!」と叫びながら猛スピードで走り去っていった。あんな気概で生きたいなと思った。
そしてこちらがイギリス王室の宮殿であるバッキンガム宮殿。2日に1回ある衛兵の交替式をちょうど見ることができた。
演奏隊が演奏しながら衛兵が行進するのだが、小中学校の時の運動会の吹奏楽部を思い出した。あと馬に乗った警察がカッコいい。
めちゃくちゃ人が多いので背が高くないと衛兵の姿はあまり見えないかもしれない。
こうやって娘を木に押し付けて見させる斬新な家族も発見した。この発想はなかった。可愛い。
二階建てバスに少し乗って移動。このバスでクソでかい声で電話してる中東系のお兄さんが乗ってたんだが、あまりにクソでかい声なので一緒に乗ってたヨーロッパ系のお兄さんがブチギレてめちゃくちゃ文句言ってた。しかし中東系のお兄さんはまったく意に介さず電話で笑い話を続けてた。どんなメンタルしてんだよ。僕含めてこの3人しか2階には乗ってなかったので、もしケンカが起きれば僕が止めなきゃとハラハラした。
そして着いたのがアビーロードスタジオ。The Beatlesがレコーディングしてたスタジオ。
普通の住宅地にポツンとあるので、ガードマンが立ってないとたぶん気づかない。普通に綺麗な家って感じだったが、周りの柵とかにはいろんなメッセージが書かれていた。
こちらがスタジオ前の横断歩道。The Beatlesの4人が写っているジャケット写真であまりにも有名。
こんな風に常に観光客がメンバーと同じポーズで写真を撮ろうとしているのだが、普通に交通量が多いので普通にクラクションを鳴らされてた。でもわざわざ止まってくれる車も多かった。
そしてロンドンの中心部に戻り、日本でいう渋谷的な場所のピカデリーサーカスへ。滞在中は勝手に「ピカサー」と呼んでいた。
ピカサー近くのマーケットで買った昼食のサンドイッチ。わかりづらいと思うがクソでかいしクソ厚い。中にはステーキが挟まっている。食べるのに15分ぐらいかかった。これで800円ぐらいだった気がする。
ロンドンの街並みに突如現れた日本語。これはイギリス発のファッションブランドのSuper Dry。
なんか安っぽいブランドに見えるが実は大人気らしく、ピカサーの広場近くの一等地に3階建の店舗を持っていた。服はカジュアルな感じで日本でいうRight-on的な感じがした。
記念にパックTシャツを買ってみた。たぶん2000円ぐらいだった気がする。
生地はよく伸び縮みして着心地はいいのだがあんまシルエットが好みじゃなかったので最近はほとんど着ていない。ごめんなさい。
電車で移動してロンドンの郊外にあるグリニッジ天文台へ。中学の時とかに地理で習った気がする本初子午線を見に来た。
この銀色の線が本初子午線。経度0度の線。ここから世界が始まってるかと思うと興奮した。ちなみに入場料が2000円くらいかかる。
本初子午線をまたいでみた。股間がムズムズする。
右の真ん中あたりに「Tokyo」と書かれていて、東京の経度も書かれている。はるばるやってきた感がある。
ついでにグリニッジ天文台は眺めもいい。
奥に見えている高層ビル群はおそらく金融の中心地であるシティ。たぶん。知らんけど。
ここいらで1か月前からロンドンに留学してた後輩と合流し、晩飯を食べることにした。せっかくだからロンドンの日本食ってどんな感じやねんとラーメン屋に行ってみた。SHORYUというラーメン屋。
面白かったのが客層。日本のラーメン屋と違ってカップルが多く、しかもオシャレな感じの人が多かった。ラーメンだけを食べるというよりはオシャレな飲み屋として利用している感じ。
今回頼んだのは博多風の豚骨ラーメン。
紅生姜とあの謎のキクラゲみたいなやつが乗っててなかなか本格的だなと思った。本場の豚骨ラーメンに比べるとスープは薄いが、全然おいしい。
餃子も頼んだ。鉄板で来たのでちゃんとしてるなあとこれまた感心した。
味はまあ普通の餃子って感じだった。でもラーメンと餃子とビールでたしか4000円近くした。やっぱロンドンは物価が高い。日本で仕事帰りのおぢさんが家に帰る前の最後の休息場所として気軽に利用できるような値段ではない。
そして近くにあるビアパブ「ミッケラー 」に行った。ミッケラーはデンマーク発のビール屋で、渋谷のラブホ街にもあって僕もたまに行く。
ロンドンのミッケラーは渋谷店より全然広く、大賑わいだった。店員さんは2人ぐらいいて、ビールを注いでくれた兄ちゃんは優しくてめちゃカッコよかった。腕にはタトゥーが入ってて容姿はSex Pistolsのシド・ヴィシャスみたいな感じなんだけど、ぴっちりした白Tをジーンズにインしててストリートスマートな感じがあった。
ビールはテラス席で飲んだ。テラス席と言っても道に勝手にテーブルを置いたような感じ。ロンドンっ子は外でビールを飲むのが大好きらしく、雨が降ってても誰も気にせずに外で飲み続けていた。最高だった。
途中で現地の男3人組に話しかけられ、サッカーの話をしたり(1人はトッテナムサポだった)、マジな顔で「日本人は体調が悪くても会社に行くんだろ?クレイジーだよな」とか言われて「だよね」とか言ったりした。彼らはこのあとクラブに行くようで30分ぐらい話して別れた。僕らもビール5杯ぐらい飲んで眠たくなったので帰った。ロンドンを1日で満喫できたようないい日だった。
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