140文字の勘違い

Twitterを使い始めて10余年。
140文字で伝えるということにだいぶ慣れたと思っていた。

今日、同じようにシンプルなほど気が利いているというイメージのラインメッセージで、「なんのこと?」と返されてびっくりした。青天の霹靂だった。

なんのこと。

その5文字は、かなり深くわたしの心に刺さった。
ネタでもなく、真面目に伝えようと思って打ったメッセージが1ミリも届いていなかったのだ。メッセージの相手は、たぶん真剣に想像して、それでも解らなかったから訊いてきたのだと思う。

なんでこんなことになったのか、考えてみた。
動揺しながら思案して思い至ったのは、たぶんシンプルにそぎ落としたメッセージって、発信者と同じ知識と情報を共有していないと伝わらないのではないか。ってことだった。
つまり140文字に収めるために省略したアレコレは無意識のうちに受け手の想像で補わせる手法で書かれていて、その根幹が崩れると全く意味不明の文章になってしまうのだということだ。

うん。思い当たりすぎて反省しかない。

Twitterは仲間内のコミュツールにあらず、通りがかった見知らぬ人とのセッションが楽しいって言っているけど、こんな文章では顔見知りにも理解されないんだなあって思った。

テキストって難しい。



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