【凄く良いけど】正常進化。SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 4【高杉】
ᖳᖰまえがき
先代のMOMENTUM True Wireless 3(以下MTW3)から1年10ヶ月。
あの時点で完成度の高いワイヤレスイヤホンだったのに、更にパワーアップしてモデルチェンジしたようで。
今回ご紹介するのは、スイスに本社を置くSonovaのブランド、ゼンハイザー(※1)のハイエンドワイヤレスイヤホン、MOMENTUM True Wireless 4(以下本機)!
先日ファーストインプレッション記事を投稿しましたが、今回は詳細をレビューしてまいります!
それでは早速‼️
ᖳᖰ本機はこんな方におすすめ‼️
ᖳᖰ本機の同梱物!
ᖳᖰ本機のパワーアップポイント!
先代と比較した主なパワーアップポイントをピックアップ。
細かな仕様は公式サイトにて。
ᖳᖰ本機の使用方法!
ᖳᖰ基本的に先代と同じ。
操作方法はタイトル通り、先代と全く同じ。いちいち変わられても困りますからね。安心安心。
…一応軽く説明しておきます。
本機の操作はタッチパネル方式で、左右それぞれ1・2・3回タップで再生、停止、曲送り、曲戻し、ノイズキャンセリングON・OFFを切り替えられます。
ロングタップは左右で音量増減のコントロールが可能で、左右同時3秒ロングタップでBluetoothのペアリングモードになります。
イヤホン側で基本操作が完結できるのはやっぱり便利です☺️。
ᖳᖰ専用アプリでカスタマイズ!
コレに関しても先代とほぼ同じ。
アプリのアップデートで、UIが一部変更されたくらいかな🤔?
このゼンハイザーの専用アプリの地味にいい所は、BTD600などのBluetoothドングルをスマホに挿した状態でも、イコライザー設定などがカスタマイズ出来る点。
筆者のもう一つのメイン機、DENON PerL Proの専用アプリはコレが出来ないので、結構助かります。
ᖳᖰ本機の音質はどんな感じ?
👇ちなみに、コレが筆者が使用している変換アダプター。この変換アダプター経由でBTD600を挿すと、14以前のiPhoneでも電力不足で使用出来ない問題は発生しません。
👇BTD600はこちら。単品だけじゃなく、本機とのセットもあります!
👇iPhoneでもBTD600を用いてハイレゾ音質を体感出来ます!
ᖳᖰ音質の全体イメージ。例えて言うと…
人間に例えると「大人」。
大人って、どれくらいの大人じゃい!という話ですけど、大体40~50代くらいの大人かな🤔?
おヒゲが似合うダンディなオッサン、みたいな。
対して先代は20~30代の若者のイメージですね。元気ハツラツ、勢いがあるけど、ほんのちょっとギラついた部分があるみたいな。
若かりし頃の尖った部分が削れて丸くなったけど、カラダまでは丸くなってない、と言った感じでしょうか。
ᖳᖰ低音域
さあ、ここからは各音域に分けてレビューしていきます。
ちなみに低音域は先代の強みでした。あの地鳴りのようなバスの響き、なのに様々な音として聴き分けられる豊かな表現には、初視聴時に脱帽した記憶があります。
本機でもその豊かな低音域の表現力は健在、というか更にパワーアップ!
各楽器一つ一つの音をフォーカスして聴き取れるほどに解像感・分離感のある音づくりで、例えばドラムならヘッドの跳ねっ返りや振動まで感じ取れるほどに凄まじい!
近年のポップスで多用されている重低音の表現力も見事!エレキギターのベースラインは先代以上に追えるし、コントラバスなどの弦楽器は弦の振動を如実に感じ取る事が出来ます。
先代もコントラバスはもちろんのこと、アコースティックギターなどの生楽器との相性も抜群だったので、「コレ以上ってワイヤレスで体感出来るのかな?」と思っていましたが、軽く超えてきた印象です😳!
ᖳᖰ中音域
近すぎず、遠すぎずちょうどいい感じの聴こえ方です。
低音域や高音域に埋もれる事のない絶妙なラインをついているのは先代同様ですね。
良く言えば質実剛健、悪く言えば華やかさに欠けるものの、ボーカルの息遣い、ビブラートをかなり詳細に感じ取る事が出来ます。
ᖳᖰ大幅に改善された高音域!
先代の数少ないウィークポイントだった高音域は大幅に改善されました!
ファーストインプレッション記事でも述べましたが、先代は女性ボーカルのサ行、ハスキーボイスのボーカル(椎名林檎など)、トライアングルやシンバルなどの音は、刺さったり引っかかって聴こえがちでした。
そのため先代の場合、イコライザー設定は高音域を意図的に下げたプリセットにしておりましたが、今回はその必要は無し‼️
抜け感の良さは残しつつも、丸みを帯びて聴き疲れしにくい音質に変貌を遂げました☺️!
ᖳᖰ空間の広がり
筆者のもう一つのメイン機、DENON PerL Proほどではないにせよ、空間表現は広めで、コンサートホールやライブ会場の空気感を感じ取るのに十分な表現力があります。
(というかPerL Proの空間表現力は頭一つ抜けてるので致し方なし。ヘッドホン並ですからねアレは)
そのため、クラシック曲との相性も抜群!Apple MusicやAmazon Musicなどの空間オーディオ対応曲との相性も抜群!
ちなみに、iPhoneの場合「設定」→「Music」→「ドルビーアトモス 常にオン」にすると、AirPodsやBeats以外でも空間オーディオを体感可能です。お試しあれ。
ᖳᖰノイキャン、外音取り込み性能、風切り音はどんな感じ?
ᖳᖰノイキャン
イヤーピースの改良も手伝ってか、先代より強化された印象。先代が10点満点中7点だとすれば、8~8.5点位はいってるイメージです。
特に高音域は先代より明らかに抑えられ、かなりの静寂を体感する事ができるように!
また、ノイキャン使用により音質が劣化した印象はありませんでした。ノイキャンって調整がアレなモノは、効きは強力だけど音質が犠牲になるケースも少なくないので、コレは非常に好印象です☺️。
まあ、さすがにBOSEやソニーに比べたら…なものの、十分実用域にある事は間違いないですね!
ᖳᖰ外音取り込み
先代より更にクリアになったものの、まだイヤホンを着けていたことを忘れるレベル、とまでは言えませんね。
(その"イヤホンを着けていたことを忘れるレベル"のイヤホンはAirPods Proなんですけど、アレは異常なほど外音取り込み性能高いですからね。5年前の第1世代で既にそのレベルにありましたので。ホントAirPods Proの外音取り込みはオーパーツレベルの出来です。)
また、加湿器の作動音くらいしか聞こえないような静かな環境で使うと「サーッ」とか「ピーッ」というノイズ音が聞こえる事もあります。
う~ん…。弱点が先代と変わらないのは如何なものなのでしょうか🤔?ファームウェアアップデートで改善されるかな🤔?
ᖳᖰ風切り音
こちらも先代と似た傾向にあります。デフォルトだと風切り音が多めで、ほんの少し不快感がありますね🤔。
一応専用アプリで風切り音低減モードがあるので、それを使用すれば大幅に低減する事が可能となっております。
けども、風切り音低減モードとわざわざ切り分けないで、デフォルトで風切り音耐性を強化して欲しかったんだよなぁ、というのが正直な所。
ᖳᖰ懸念点も🤔
非常に完成度の高い本機ではありますが、懸念点もあります。
それは製品そのものの信頼性の問題。
先代ではバッテリーの故障により使用不能になり、何度も修理に出したという声をSNS上で散見しましたので、本機もその可能性があるのではないかというのが不安ポイントですね🤔。
(幸い筆者はそのようなトラブルは発生しませんでしたけど、それに当たった人にとってはたまったもんじゃないですからね…😥)
公式曰く、バッテリーに関しては新型を採用しているとの事なので、ひとまずは大丈夫なのかな🤔?
大丈夫ですよね😅?ゼンハイザーさん😅?
ᖳᖰ本機の良い所、気になる所。おすすめか否か?
☺️良い所
🤔気になる所
⭕️❌おすすめか否か?
筆者はニワカゼンハイザー信者なので速攻で購入しましたが、現時点ではSNS上の反応などの様子を見て、半年~1年後に買うでも問題無い、というのが筆者の結論です。
その頃にはファームウェアアップデートでより使いやすくなっているでしょうし、ね。
やはり信頼性問題が未知数なのと価格がね…。あと、全体的にパワーアップした事は間違いないものの、(フルモデルチェンジではなく)ビッグマイナーチェンジ感も否めないのもまた。
そのため、おすすめか否か?で言うとおすすめだけどハッキリとおすすめ!とは言えないのがなんとも😥。
音質や機能などが十全にはたらけば、価格に見合ったクオリティは十二分にあるので、財布に余裕がある方は是非‼️
ᖳᖰあとがき
如何でしたでしょうか?
やはり価格が価格だけあって、手放しにおすすめ‼️と言うとステマ感がハンパないので、冷静に綴ることにしました。
若干辛口に評価してしまったところはあるものの、個人的には大満足の逸品なので、今年1月に買い直した先代と併用しながら壊れるまで使い倒すつもりです!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇♂️‼️
それでは、今日はこの辺で🤗‼️
また会いましょう☺️!
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