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都合の悪いことを歳のせいにしない。 後期高齢者宣言

 自己紹介にも書いていますが、コロナの後遺症で心筋梗塞を患い、現在自宅でリハビリ中です。暇なので、素人なりに心筋梗塞の原因を考え
ることがあります。
 実は、数年前、仕事中に胸苦しさを感じて受信し、動脈にステントを入れる手術をしました。この手術はとても楽で、入院も半日程度、経過も良好で自覚的には手術前よりも快調でした。
しかし、コロナにかかり、そのウイルスが影響したのか、ステントに再びコレステロールが詰まり、酸素不足で心筋梗塞を再発しました。2カ月ほど入院して、幸い3月末には退院しました。
今のところ経過は良好ですが、入院の期間が長かったので、筋力と体力の衰えが激しく、そのリカバリーに頑張っている状況です。
今更考えても仕方がないことですが、ついつい愚痴っぽく、その原因を考えてしまうことがあります。
真っ先に考えるのが、歳のことです。加齢による機能の低下を病気の
原因にしてしまいます。残念ながらこれは真実です。人は生まれた瞬間から最後の時に突っ走っています。

原因を年のせいにしてしまうことは簡単です。確かにそれも一理あります。老いを避けることできません。しかし、もう年だからと言い出したら、大概の問題は解決してします。改善する余地も対策もありません。
 私は、落語が好きです。落語の中に「手遅れ医者」というのがあります。
自分技量不足を棚に上げて、直せない患者をみんな「残念ながらこりゃ
手遅れだ」としてしまう。
 ある日、木から落ちて大けがをした人が担ぎ込まれると、一目見て
「残念ながらこりゃ手遅れだ。助からない」という。担ぎ込んだ人が「たった今、松の木から落ちたところで、急いで運んできたんですが」というと{落ちる前に連れて来れば、何とかなったかもしれない。」と言ったというのがあります。
 世の中には似たような話がたくさんありますが、再発防止のため原因を追求ことは大事なことですが、起きてしまったことにくよくよせず、改善のための努力が重要であると実感させられました。

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