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デザインへのこだわりは「時間のムダ」ではない(伝わるデザインの基本)

「伝わるデザインの基本 増補改訂3版 よい資料を作るためのレイアウトのルール 」を読みました。

PowerPointやWordなどの資料を作る際に、わかりやすく魅力的なデザインにする作業が好きなので、もっともっと上手になりたいなと思い、本書を手に取りました。

本書を読んで、学んだこと、特に実践してみたいと思ったことをまとめます!

デザインへのこだわりは「時間のムダ」ではない

「資料作成にこだわり過ぎるより、お客様と話す時間を作った方が良い」「社内資料のデザインはこだわり過ぎず、シンプルな資料を作るべき」

そんな意見を耳にしたことありませんか?

私は「資料へのこだわりは時間のムダ」という意見に納得する部分もあり、デザインにこだわるのは好きだけれど、過度にこだわり過ぎないようにしてきました。

しかし、本書を読んで、デザインにこだわることは、「時間のムダ」ではないと思いました。なぜかというと、適切なルールに沿って「伝わるデザイン」にすることで、よりわかりやすく、魅力的に伝えることが出来るからです。伝わるデザインのルールの理解・習得すれば、より生産性は高く、効果的なコミュニケーションが出来ると思いました。

メイリオの問題:行間の広がりを調整する

読みやすいフォントとして代表的なフォント「メイリオ」。

ただ、「メイリオ」を使用すると、必要以上に行間が広がってしまい困っていました。

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このように行間が広がってしまうのは、

「段落」の詳細設定「間隔」で「1ページの行数を指定時に文字を業グリッド線に合わせる」にデフォルトでチェックが入ってしまっていることが原因だとわかりました。

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このチェックを外すことで、適切な行間で、可読性の高い「メイリオ」を使用することが出来ると知りました。

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矢印の使い方:シンプルなデザインを選ぶ

これまで「矢印の使い方」をあまり意識したことがありませんでした。

しかし、矢印は、出来る限りシンプルに、目立たないように仕様した方が、読み手は資料の中身に意識を向けやすくなるとわかりました。

下図、左側のように「幅広」「立体」の使用は控えて、右側の「線」「三角形」を選択することで、よりシンプルな矢印になります。

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資料作成時、これから早速シンプルな矢印の活用をしていきたいです。