【読書】清水由美『日本語びいき』(中公文庫)感想
2019/09/28
最近、日本語教育気になっているので手に取ってみた。ヨシタケシンスケさんのイラストがとっても可愛い!そして薄いから読みやすい。
19個くらいの章立てで、ひとつひとつがとても短い構成になっている。章の間には筆者コラムも載ってて「なるほど、日本語を専門的に学んだ方はこんな点にも気付くのか~」と発見が多かった。
個人的に好きな話は、「こそあ(ど)」は「ウチとソト」の意識から使い分けている、というもの。この、「ウチとソト」っていうのがなんとも日本的(というとちょっと語弊があるかもしれないが)で、民族性と言語の結び付きを改めて感じた。
また、後ろの方の章にあった、その時の流行が言語にも影響されるという話。私は美術を専門に勉強してて、美術も当時のファッションや流行などに影響を受けて描かれるから、言語も同じなんやなと思った。ガチ理論的?な言語学も良いけど、こういう世の中との関係から見る言語学…というのも面白そうだな~!!いや言語学のこと1ミリも知らんから適当なこと言ってしもてるけど
今度イギリス行く時に日本語教育?みたいなこと(もちろんもっとショボいやつ)もちょっとする予定やから、今回この本読んで良かった。海外の人がどういう風に日本語をとらえるのか、何に困難を感じているのかってことも、ちょっとだけでも分かった。出国前に復習したい。
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