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遠距離恋愛

私には遠距離恋愛中のパートナーがいる。

お互い国内に住んでいるが、1500kmほど離れているため、遠距離恋愛と言って差し支えないだろう。

付き合い始めたのは2年ほど前だが、知り合ってからは4年ほど経つ。

会える頻度は年に数回。
私の体調のこともあり、基本的には彼が私の地元の方まで来てくれるので、私の体調が回復しない限りは、なかなか回数は増やせない。

正直、私は彼と付き合うまで遠距離恋愛をナメていたと思う。

今まで遠距離恋愛の経験は無かったし、近距離で元彼と付き合っていた時の感覚で、「私は意外と会わなくても大丈夫なタイプだし。」などと吐かしていた。

しかし、遠距離恋愛の辛さというのはそんなもんでは無かった。


私は、遠距離恋愛のメリットなんてものは無いと思う。

頻繁に会わなくても大丈夫、などというのは、頻繁に会えることが前提になっているわけで。

「会えた時の嬉しさは何倍にもなる♪」みたいなことを言われているのを見たことがあるが、だったらその嬉しさはいらないから何回も会いたい。

何せ別れが辛い。毎回子どもみたいに号泣してしまう。

駅の改札を挟んで手を振り合い、何度も後ろを振り向きながらホームに向かう辛さは体験してみないと分からない。

駅のホームで声を殺して酸欠になるほど涙を流す。
苦しい事この上ない。

でも私は今のパートナーと付き合ったことを後悔したことは一度もない。

もし会いたい時に会える距離だったら、と思うことは今まで数え切れないほどあるが、距離を理由に別れるという選択肢は私には無い。

それを含めてもパートナーは私にとって掛け替えのない存在なのである。

いつか、会いたい時に会えるようにする。
その時までの辛抱。

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