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最底辺人間の自伝

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70年代生まれ。生活保護を受給している最底辺の人間です。現在父子家庭で中学生の息子を育てるうつ病患者の、今までの半生を記した自伝的小説、自伝的エッセイになります。
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#家族

最底辺人間の自伝

まえがき体調に変化を感じ通院 うつ病と診断され、その後離婚、子供を引き取り辛い状態での育…

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第二十三話 私と家族について思う事

祖母は18歳の時にお見合いで祖父と結婚。19歳で母を産み、母が20歳になったときに離婚した。田…

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第六話 不登校からその後①

不登校のまま五年生に進級して数日が過ぎたころ、新しい担任の先生が家にやって来た。四年生の…

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第五話 転校

転校初日、期待と不安を抱えながら祖母と学校に向かった。職員室で担任になる先生から学校の説…

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第四話 母の話②

 私は関東地方の片田舎でうまれた。その当時の遊びは今とは全然違い、川で泳いだり、トンボや…

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第三話 母の話①

前話から遡って実家で暮らしていた9年間と、母と私の親子関係等について少し話していこうと思…

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第二話 母親がいなくなった②

母の持ってきた大きなバッグには私の着替えなどが入っていた。学校を休んで堂々と遊んでいられることに喜んでいる私とは対照的に、それから数日間祖母は忙しそうにしていた。 後から知ったことだが、その間祖母は父と話し合いを進め、長距離ドライバーの父は小学生の私の世話は出来ない、姉は中学生だったためそのまま実家に残る、私は転校させて祖母の家で引き取るという事になったらしい。 母は蒸発してしまったのだ。 家を出ることは父も姉も知らなかったようだ。祖母でさえあの日私が駄菓子屋で遊んでい

第一話 母親がいなくなった①

 「おばあちゃん家に行くよ」母にそう言われ、私は喜んで車に乗り込んだ。母が持っていた大きめ…

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