第八話 良い友達・悪い友達
どうすべきか考えながら保健室登校は続けていた。ある日の放課後、T君が数人の友達を引き連れて、保健室に入ってきた。「一緒に帰って、その後遊ぼうぜ」嬉しかった。「うん。いいよ」と答えた私を見て、おばさん先生も喜んでいるような表情を見せた。
五人で帰ることになった。学校から近い順に周り、家に着いたらランドセルを置いて自転車を押しながら次の子の家へと向かう。祖母はとても嬉しそうにお小遣いをくれて、「気を付けてね」と言って送り出してくれた。
全員が自転車に乗り換えてから近所の駄菓子