私がリモートワークに踏み切った上司の一言
私は15年前、仕事と家事育児の両立に行き詰まり、仕事を辞めようと思った。上司に伝えると、ありがたいことに時短勤務を提案されたが、それでもやっぱりうまく行かなそうな気がして辞めると伝えた。
2〜3日後、バンコクにいる上司の上司にあたるアメリカ人から連絡があった。
彼女曰く、「ちょうど私の下で日本で働く社員を探していたの。私はあなたがどこでいつ働こうと仕事さえしてくれれば構わない。だから在宅勤務を利用して働かない?」
それでもうまくいくか思案している私に、彼女は「もし半年試してみてダメだったら辞めればいいんじゃない?」と提案してくれた。
「ダメなら辞めればいい」
目からウロコだった。
とかくルールや前例やリスクに目が行って何が大事なのか忘れがちな日本人に対して、アメリカ人は概して合理的だ。大事なのは、どこで働こうが仕事の成果を出すこと、そしてそれは試してみないとわからない。
こうして私の週2日のリモートワークは始まった。
続く
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