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Figmaファイルのサムネイル表示をハックする

この記事は、Figmaを使ったコラボレーションUPの方法(社内・チーム内等)by Figma Advent Calendar 2022の12/6の記事です。

FigmaファイルのThumbnail表示はどうつくるのがいい?

Figmaファイルのサムネイルというのは、ダッシュボードやプロジェクトに並べられるFigmaの各ファイルのサムネイル表示のことです。

Figmaの管理画面のトップページのキャプチャ。さまざまなファイルのサムネイルがグリッド上に並んでいる
自分のファイルやCommunityからコピーしたファイルたち

このサムネイルの表示はひと目みて「何のファイルか」を識別するのに重要なのですが、この表示部分を上手く利用する例がいくつかあります。

File Thumbnail Kit

これはFigma Communityに公開されているサムネイル作成キットです。公式のものではないですがよくできている例なので紹介します。
※公式じゃないけど、作者のJoeyさんは元々Figmaにいた人。今はWebflowらしい。

Figmaのファイルサムネイルの画像。開発ステータスの表示や、大きな文字で用意されたファイル名表示と、その下に説明文や人のアバター画像が並んでいる。
作成できるサムネイルの例

このサムネイル上に、ファイル名や説明文の他に、そのファイルが関連するプロジェクトやタスクのステータス(「作業中」「フィードバック待ち」など)の表示や、関係する人のアバター画像を並べたりという工夫をしています。

Figmaのキャンバス上にサムネイル画像のコンポーネントがあり、右側にそのコンポーネントの表示を切り替えるプロパティが用意されている。
サムネイル画像をコンポーネント化して使いやすくする

この公開されているファイルではFigmaのコンポーネントとして作成しており、利用者はコンポーネントのプロパティを切り替えることでステータスの変更や要素の表示・非表示をコントロールできます。

この手の工夫をすでにしている組織もあるとおもうのですが、今回はWidgetを使った工夫も簡単に紹介します。

FigmaのWidgetをサムネイルに含める

Figma Communityを検索すると、公式でタスクマネジメントツールのAsanaやJiraのWidgetが公開されています。

Asanaを例にしますが、このWidgetはAsanaの管理画面で設定したタスクやプロジェクトをimportして表示するものです。

左側にAsanaのFigma widget、右にそのWIdgetにタスク情報をimportした後の表示
WidgetにURLを入力すると情報を取得して表示する

このWidgetにはSyncボタンがついていて、自動的ではないものの、そのSyncボタンを押せば最新の情報を取得してくれる便利なWidgetです。
AsanaやJiraなどを使い、Figmaのファイルをタスクやプロジェクト単位で管理しているチームであれば使ってみてはどうでしょうか。

そしてこの記事の本題としては、これを「Fileのサムネイルにする」というものです。

具体的には下記のようなイメージ。Widgetそのものを直接サムネイル設定できないので、サムネイル相当のサイズのFrameに内包させて設定します。

AsanaのWidgetを内包したFileサムネイルの例。Figma開発というプロジェクトのAsana情報が中央に表示されている。
AsanaのWidgetをFrameに内包させてSet Thumbnailする

一覧表示でも情報が見られます。すこし文字は小さいかもですが…。

Figmaのファイル一覧のキャプチャ。先ほどの例にあげたサムネイルが表示されている。
ファイル一覧上での表示例

こういったドキュメント関連のアップデートはどうしてもおろそかになりがちなので、Widgetなどを駆使してちょっとでも楽をしちゃいましょう!

明日の元気の素になります。