9/16 大麻と高校球児の夏

ぼくの通っている大学は(どこもそうなのかな?)1年の間に取れる単位の数が決まっています。(どこもそうな気がするな)だから、前期にたくさん取ったら後期はあまり取れません。年度始めの春に「去年はぜんぜん頑張れなかったから今年は前期からやる気出していくぞ~~!!!」とか思って前期にたくさん授業を取りまくって万が一失敗すると、夏休みの間、「後期でカバーしようと思ってももう授業取れないんだよなぁ……」と悶々とするわけです。

そういう人は夏休みが終わって欲しくありません。だから、Instagramとかで「夏休み終わっちゃうから○○~」とか言って遊んでる投稿をみるとイライラします。勝手に夏終わらせてんじゃねぇよ!お前は夏謳歌したかもしれないけど俺はまだ何もしてないんだよ!とキレていたりする、らしいです。

そういう人は高校球児にも怒っています。負けて「夏が終わった……」みたいな顔していてムカつくらしいです。勝手に夏終わらせてんじゃねぇよ!ぼくも昔高校球児、というか甲子園について友達と喧嘩したことがあります。確か高校1年のときだったと思うけど、どこかの高校で「甲子園と吹奏楽部の大会日程が重なり、吸部が甲子園の応援に行かされた」という出来事があり、友達と「どちらを優先するべきか」で大いに喧嘩しました。高校に入って最初にキレたのはそのときだと思います。甲子園なんか行かなくていいだろ。高校野球は麻薬の温床なんだぞ。

高校野球は麻薬の温床なんだぞ。

嘘ではありません。当事者から聞いたからです。ぼくは高校時代、さっき話した甲子園云々で喧嘩した友人に誘われて塾に入ったんですが、そこで一つ上の元高校球児に会いました。元、というのは確か繁華街で他人ぶん殴って断念したそうです。たしかそんな理由でした。その塾に来たのも、それが理由だった気がします。塾の忘年会で酔いつぶれたその先輩を介抱しながら帰ったり、先輩が大学に入ってからレポートを代筆したり、色々可愛がってもらった(こう書くと子分みたいですが、子分ではなかったです……子分では、なかった!)そんなめっちゃマイルドヤンキーな先輩だったんですが、その人が大学に入って一年経ったときの塾の忘年会で(卒業生が結構集まります)、先輩が大麻をキメて部屋を徘徊している動画を見せてもらいました。

先輩「東京だと1g5000円で買える」

ぼく「は、はぁ……」

先輩「蛍光灯の光とかスゲェ美しく見えてさぁ……感動して俺泣いちゃったんだよね……」

ぼく「…………………」

しかし、ぼくは大して驚きませんでした。僕がその塾にいたころ、塾生に喫煙者が2人いて、定期的に塾の入っているビルにの近くにあるセブンの前に煙草を吸いにいっていたんですが………っていうか、なぜうちの塾では未成年の喫煙休憩が許容されていたのか。されていいわけないだろ!それはともかく、当然その喫煙者の一人は件の先輩だったわけで、ある日聞いてみたんですね。

ぼく「煙草っていつから吸い始めたんですか?」

先輩「野球部の寮入ってたとき、上級生に勧められた」

ぼく「へー」

先輩「吸う?」

ぼく「吸わない………」

このような不健康な環境が先輩を大麻に走らせる土壌をつくったわけです。直接的な原因ではありませんが、元を辿れば高校野球のせいです。よく考えたら麻薬で捕まる野球選手やたらいますしね。なんなんだまったく。野球は。野球やめろ。

夏は高校野球のクライマックスでもありますが、夏は受験の天王山ともいいますね。もう塾にも知っている生徒がいなくなって何年か経ちますが、今年の受験生も煙草を吸いながら頑張っているんでしょうか。まぁ、受験生には多少法を犯しても頑張ってほしいですね。あとですね…………今回のnoteには犯罪や未成年の飲酒・喫煙を助長する描写が含まれていますね。ということは………当然、このnoteはフィクションです。登場人物は全員、架空です。未成年の喫煙休憩が許容される塾がこの世に存在するわけないでしょう。まったく。

あー、先輩元気かな?


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