5/8 短歌って、面白！

今日、そう思いました。自分はこれまで、短歌や詩といった諸々には一切触れてきていません。ではなぜ突然の短歌ブームなのか。

Twitterで偶然、歌人の木下龍也さんが書いた「シャニマスのキャラクター「七草にちか」についての短歌」が回ってきたことがきっかけでした。

おぉ！すごい。なんか良い。シャニマスもこのキャラも知らないけど、なにより短歌は全然だけど。これはなんだかすごく良い。

というわけで、(本日限定かもしれませんが)短歌ブームが来ている自分が、良いと思った短歌を紹介します。

射してくれ　ひかりのようにこれまでのすべてが必要だったと言って
╱初谷むい『花は泡、そこにいたって会いたいよ』

— あたらしい短歌bot (@tankabot_1980) April 26, 2023

「射してくれ」がカッコ良すぎ。

守備力の低そうな服ばかり着て攻撃力の高い女め
╱谷じゃこ

— あたらしい短歌bot (@tankabot_1980) April 21, 2023

守備力の低そうな服、はよくわからないけどなんか性格悪そうで好き。

膝蹴りを暗い野原で受けている世界で一番すばらしい俺╱工藤吉生#短歌の時

— 工藤吉生(くどうよしお) (@mk7911) May 7, 2023

情景が浮かぶ。もうすぐ日登りそう。

犯罪者予備軍のまま死ねたなら善人だったことにしてくれ╱三田三郎

— 死の短歌bot (@shi_no_tanka) May 6, 2023

座右の銘とかにしたさがあるが、それは厨二過ぎるだろうか。

理不尽に屈して頭を下げるたび心のチワワが何匹も死ぬ #短歌 #tanka

— 宇野なずき (@unonazuki) April 28, 2023

チワワを大事に生活したい、と思う。

ひかりってひらがなで書くひとがいてそれに照らされたいと思った/宇野なずき

光が出てくると問答無用に良いな〜となってしまう。

それで、自分も短歌やってみて〜！ってなったので、作りました。読んでみて欲しいです。

自分も短歌を詠んでみた

あの充電用のデカすぎる箱「家」って呼ぶ人たまにいるけど

「この顔がマジなら良いな」くらいなら
高望みではないでしょ鏡

アルバムのかわいい私消したら殺す
サンキューフィルター、悔しがれば良い

すまんやで仲間に入れてクレメンス
クールジャパンと呼ばれたいンゴ

「君たちも花束みたいな恋してる〜？w」馬鹿にしましたはいすみません

ほらやっぱ嫌いなんだと言いたくなって
嫌われることをし続ける馬鹿

目を覚ませその中華屋は別にエモくない

目の前のきみの話が聞こえないのにスマホの音量上げてしまった

眩しくて閉じた瞼の裏にある世界で一番小さな空よ

「あぁあれね」言いながら過ぎる棚の下
手の届かないAKIRA、ナウシカ

「寿退学おめでとう」って、初めて聞いたよ
言わないだろう

なぜ君が僕と別れることを決めたか
ホワイトボートで図解してみた

怒りの炎は燃えたままだよ
適温だから喋ってやるけど

エモいかつての「彼女」と「ぼく」を
noteに書くやつ全員私文

タイムカプセル開けたら紙が
「前を向いて」と子供の私　
それが辛くて会いに来たのに

市も県も国も認めた私などより
黒板に上手くミクを描く矢野

以上です！みんなもぜひ短歌作りましょう。