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苦しい時期は、「心の貯蓄をする時間」

世界で認知されている東洋運勢学

AI(人工知能)時代が目前に迫っていますが、東洋運勢学の代表ともいえる易経や九星気学は、世界的に認知度が高まっています。

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易は中国語読みそのままに、「I-Ching  book of changes」(変化の書)、九星気学は、「Kigaku  horoscope」「Kigaku  japanise  astrology」と表示され、世界のどこでもインターネットでヒットします。

日本に大陸から占いの書「奇門遁甲」が渡来したのは、推古10年(602)で喉から手が出るほど欲しかった、暦法(太陰太陽暦)も同時に、中国からプレゼントされたのです。仏教が伝来したのは欽明天皇7年(538)ですが、594年には推古天皇が「仏教興隆のみことのり」を発布して、各地で寺院建設がはじまりました。

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アングロサクソンにキリスト教が伝来したのと、ほぼ同じ時期(597)ですが、日本人の各家庭に仏壇をつくる勅語を発したのは、天武天皇(685)でした。「古事記」が編纂された712年に、天皇直轄の「陰陽寮」が設けられ、暦法や天文、占いのオーソリティ「陰陽師」が登場しました。

(詳しくはすでに投稿した「占い師は国家公務員だった」を、ご覧ください)

中世では魔除けとして用いられた「五芒星」

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先祖崇拝が宗教の源ですが、死後の世界があることを期待する「霊魂不滅」は、プラトンやソクラテスなど、古代ギリシア人も認めていました。東洋運勢学のシンボルでもある、「五芒星」は旧約聖書の「ソロモンの星」(知恵の象徴)として記述されています。

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五芒星が黄金比(黄金分割)で構成されているのを発見したのは、古代ギリシアの数学者で哲学者・ピタゴラスでした。一筆書きで終点がなく、それぞれの線が他の線を黄金分割で横切っている五芒星は、悪魔が閉じこめられて外に出られないため、魔除けとして用いられました。

ピタゴラスは科学者であると同時に、霊魂の救いを目的とする、新宗教のカリスマでもありましたが、彼は五芒星を「ペンタグラム」と呼んで、学派のシンボルマークにしていました。ピタゴラスは中学で習った「ピタゴラスの定理」でも、馴染みがありますね。

元気の出ることば、ア・ラ・カルト

間もなく解除される、緊急事態宣言には賛否両論があるようですが、2年にまたがるコロナ禍で、人の心も経済も傷んでいます。先進国の中では周回遅れのワクチン接種も加速度を増していますが、国民の多くが抗体をもてば、長いトンネルの先に光がさしてきます。

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コロナ禍で旅行やグルメ、ファッション、コンサートやスポーツ観戦など、消費を抑制された日本人がため込んだお金は20兆円に達しています。(「強制預金」というそうです) コロナ終息の気配が見えれば、一気に消費が回復し、GDP(国民総生産)は二ケタに回復することが期待できます。

あと一息の忍耐を強いられている人たちのために、運勢学上で元気の出ることばを拾って、エールを贈ります。

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苦しい時期は、心の貯蓄をする時間。(頑張らないけど、あきらめない。不安をバネにして楽しむ)
・悲観的に準備して、楽観的に対処する。(期待はしてもアテにしない。危機管理の基本です)
・幸運とは、準備がチャンスに間に合うこと。(チャンスは誰にも巡ってきますが、不断の努力がなければ見逃してしまいます)
・人事を尽くして天命をまつ。天命に安んじて人事を尽くす。(人それぞれの運気の波に合わせて、目標達成のロードマップを作成することが肝要です)
・窮ずれば通ず、通ずれば変ず、変ずれば久し。(徹底的に追い込まれたときには、解決策が浮かび、その策は長く活用できます)
・諦観。ものごとを見通して、本質をはっきりと見極める。その結果、腹がすわり覚悟ができる。(ユング心理学でも同じことを述べています)
・小人は縁に気づかず、中人は縁を活かせず、大人は袖すり合う縁も縁とする。(ひとは社会性をもつ動物です。一期一会も大切に)
・今が面白くない人からは、運もお金も逃げていく。(神道の「中今」(なかいま)も、同じことを説いています。今この瞬間は、人生で二度と戻ってきません。)
・変化は突然でなく、小さな努力の積み重ねで生まれる。(ひとがもっている最大の特徴は、動機づけ・ワークモチベーションがなければ、機能しません)
・個性は不変ではない、毎日変わる。自ら変える勇気を持つこと。人間はつくられるものであって、生まれるものではない。(「脱皮しない蛇は死ぬ」のです。失敗は人生の免疫をつくるもとです)

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