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同業者と話す喜びみたいなものーオンライングループのお誘い

ただいま、女性心理職のオンライングループ「とまりぎ」に参加いただける方を募集しております。
詳しくはひこばえ心の相談室専門家向けグループのページをご覧ください。

今回はグループを立ち上げようと思った背景について書いてみたいと思います。

私は大学院を卒業して、初めにした仕事の一つが電話相談でした。
同じ時間に3人ずつ入り、交代で電話を取っていくのです。
シフト制の非常勤職でしたので、私はスクールカウンセラー的な仕事も他にしていましたし、他の方もみんな、それぞれ別の仕事を持っていました。

ご相談の電話はひっきりなしにかかってくることもあれば、閑古鳥が鳴く日もあり、波がありました。

たまたま電話がかかって来ないとき、同じシフトになった方とよくおしゃべりしました。
その時たまたま持っていた本から雑談したり、お互いの別の職場のことを教えてもらったり、疑問に思っていることや困っていることについて相談したり。
心理職というのは医療、福祉、産業、教育(と開業)といろいろな職場があり、働き方も、行う業務も様々です。
そんな様々な職種の人がひと時集まる電話相談の合間のおしゃべりは、新たな視点を得たり、自分の知っていることが誰かの役に立ったりして、とても刺激的でした。

また、スクールカウンセラーを始めたばかりの頃、心理学にとても詳しい教員の方が赴任してこられました。
その時の私は、いかに自分が持っている心理学の考え方を、先生方にうまく説明したらいいのだろう、どういえば伝わりやすいのだろうと頭をひねっていました。
それが、心理学に詳しい先生とは、一瞬で話が通じたのです。
これは衝撃でした。
知らないうちに、うまく伝えられない無力感や、伝わらない孤独感があったようです。
もちろん、専門用語をわかりやすく伝えるのは心理職の職務の一つです。
でもその時の私は、スクールカウンセラーになりたてで心細かったこともあり、無人島に助けが来た! というような喜びを感じたのでした。

その時の良い経験が、今回、オンライングループを作ろうと思った動機の一つです。
私はそういう場を人工的にでも作れたらと思っています。

異業種の方と話すと刺激になりますし、そういう経験も必要ですが、同業者と「話が通じる喜び」を味わうのもよい経験なのではないかなと思います。

一人職場の方だけでなく、知らない同業者と話してみたい、職場では言えないもやもやを共有できる場が欲しい、といった方も大歓迎です。
ご参加をお待ちしております。

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