マゼラン大久保、涙の復活

長い道のりだった……。

悪夢のような恥骨骨折から685日…

ついにあの男が戻って来た。

復帰戦は20世紀最強の癒し系、ムーンライト木内。
決して容易に勝てる相手ではない。




しかし、この日のマゼランに迷いはなかった。






第１Ｒ、得意の乾布摩擦から一気に骨盤体操へと移行。
ムーンライトも足ツボを刺激し応戦するも、そのまま押し切り２ポイント獲得。



第２Ｒ、クロワッサンをこねるムーンライトを横目に半身浴でリラックス。
途中ムダ毛を処理する余裕も見せ、終始マゼランペースに。

そして第２Ｒ後半
介護用オムツに履き換えたマゼランは、スキップで陽気に振る舞い３ポイント獲得。

終了間際にもバリカタで茹で上げた細麺をマンホールにぶち込み２ポイント獲得したところで試合終了。



試合終了後にはロシアの潜水艦を二隻沈めるパフォーマンスも見せ、まさに会場はマゼランコール一色に染まった。

以下は試合終了後の記者会見。

記者　685日ぶりの復帰、長い道のりでした。



マゼラン　そうですね。長かったです。



記　どんな思いでこの日を迎えましたか？



マ　やっぱり２週間前からずっと軟便だったんで、その辺の心配はありました。



記　リハビリの期間中はどんな事を考えてましたか？



マ　そうですね、手島優や愛川ゆず季が昔やっていた爆乳戦隊パイレンジャーって結局なんだったのか、それしか考えてなかったですね。



記　これで世界ランキング５位、再び頂点も見えてきました。



マ　いや、もう本当に今は世界タイトルとか、そんな事よりも、爆乳戦隊パイレンジャーの事しか考えられないです。



記　ファンの皆様に一言。



マ　お断りします。



記　最後に、これいったい何の競技なんですか？



マ　それが僕にもよくわからないんです。



記　有難う御座いました。

見事な復活を遂げたマゼラン大久保。
この男からますます目が離せない。