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64.うどん屋にてアンコンシャスバイアスを学ぶ

 自称麺好きです。一時期は、社食で迷うことなく麺類を食べていました。今では、健康の観点から意識的に色々なものを食べるようにしています。若い頃はラーメン中心でしたが、年齢とともに脂っこいものをそれほど欲することがなくなってきたので、そばやパスタの比率も高くなっています。

 最近ではうどんの比率も高くなってきました。うどんの場合、自分が住むエリアでは他の麺類と違って個人店舗が少ないため、選択肢が丸亀製麺かはなまるうどんの二択になっています。どちらも好きで、飽きることなく食べることができます。

 最近うどんを食べる機会が無かったので、久しぶりに近くのはなまるうどんで昼食を食べることにしました。時間は少し遅めの昼食で平日13時半くらい。それでも、座席は八割くらいうまっていました。

 空腹だったので、わかめうどんの大とカレーライスセットという、メタボまっしぐらなメニューを選んでしまいましたが、それでもお値段千円程度と、財布に優しい価格設定。最近の物価高騰で、ラーメン一杯でも千円超えてしまうことを考えると、なんとリーズナブルでありがたいことか。

 会計を済ませ席に着き、いざうどんを食することに。あっさりしたスープと、薬味のおろし生姜が、身体にしみわたります。麺も少しやらかめで、どんどん食べれてしまう。合間にカレーを挟みながら夢中で食べ進め、10分もせず完食してしまいました。

 いつもながら、よく噛まず早食いしてしまった事を反省しながらふと周りを見てみると、思った以上に女性客が多い。近隣には、おしゃれなコーヒーショップやパン屋などがあるにもかかわらず。しかも、男性客は複数人のグループが目立ちましたが、女性客は一人客が目立ちます。中には、女子高生と思われる制服を着た女性も。一人で黙々と食し、食後長居する事なく退店して行きました。

 その姿を見て「かっこいいな」と素直に思いました。女性のお昼といえば、3、4人のグループで小洒落た食事をし、コーヒーでも飲みながらトークを楽しむものとイメージしていましたので。昼は午後の活動に備え、一人で過ごす事を好む自分にとって、その姿にすごく好感を持ちました。

 と、思ったのですが、次の瞬間あるCMが頭をよぎります。  ACジャパンの「聞こえてきた声」というシリーズのCM。「聞こえてきたのは男性の声ですか?女性の声ですか?」というテレビCM。ラジオでも同様のシリーズが流れています。

 無意識の偏見、最近よく聞く「アンコンシャスバイアス」に関する喚起です。このCMは結構自分にささったCMでした。私生活や職場において、男女の違いで考えや態度を変える事をしないように意識していましたし、そのような事はしていないはずと自負していました。

 しかし、今回の一連の自分の考え方を振り返り大反省。めちゃくちゃ偏った古い考え方が明らかになってしまいました。「女性だから」「男性だから」「女子高生だから」といった属性だけで、勝手なイメージを持っていたのです。まさに、「無意識の偏ったモノの見方」をしてしまったていました。

 今年も終わりが近くなりましたが、自分自身注意していても、自分の根っこに差別的な考え方が隠れているという事を認識出来た良い機会となりました。職場だけでなく、私生活においても、自分自身が無意識のうちに差別的な考え方に基づいた、発言や態度をしていないか、気を付けていきたいと思います。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

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