84.簿記2級(また)始めました!
タイトルの通り、簿記2級の勉強を「また」始めました。数年前に勉強していましたが、受験まで至らずやめてしまった事があります。
なぜやめてしまったか。簡単にいうと忙しかったから。今思うと言い訳でしかないですね。担当する仕事の内容が変わったばかりだったこともあり、勉強する余裕がないと感じて、途中でやめてしまいました。今思うと勿体なかった。結構いいペースで勉強できていたので、もう少し頑張って勉強して受験していれば、合格できていたかなと思っています。
以前noteでも書きましたが、今年度に入る時に、これからやりたい事や勉強・仕事の事を考えました。そして、再び簿記2級の合格を目指すことにしました。
簿記の勉強をするか、とても迷いました。その理由は「これからの時代に簿記の知識が必要なのか」という疑問が湧いたため。AI主流の現代において、経理業務は自動化してくるはず。そうすれば簿記の知識など必要なくなるのではないか?そのような考えがありました。
しかし、日々の仕事を通じて確信した事があります。それは、経営に簿記・財務知識が必須であること。「当たり前だろ」と言われるかもしれませんが、意外にしっかり認識している中小企業の経営者は少ないですね。「売上が上がっていればいいんだろ」みたいな人が多いです。
仕事柄、経営者の方と関わる事が多いのですが、経理業務を軽視する傾向が強くなっているように感じます。人件費の高騰、人手不足のなか、少しでも間接部門(売上に直結しない部門)に人手をかけないという企業が多くなっています。間接部門業務を受託する専門企業もいろいろあるようです。
確かに、人的資源の選択と集中という観点からそのような考え方も必要でしょう。しかし、企業経営において、経理部門・財務部門を疎かにすると、致命傷となる事もあります。
ヒト・モノ・カネ・情報という経営の四つの要素。企業規模の大小に関わらず、それぞれをバランスよくそろえなければならないと思います。しかし、中小企業では、カネの管理を疎かにしがち。
よくあるパターンとして、社長が財務に詳しくなく、古参の職員や税理士に任せっきり。古参職員の退職や税理士の変更によって業務が回らず困ってしまったり、気づいたら財務が火の車で、どこが問題か、何をどう改善したら良いかわからないというケース。資金繰りが破綻することもあります。
そんな時こそ、経営全般に通じている中小企業診断士の出番だと思います。その際、状況を把握し、改善しなければならない事が財務状況。その基礎となるのが、簿記の知識だと思います。
これまでに何度もそのようなケースに遭遇してきましたが、財務に明るくない経営者に説明するには、自分の知識が不足していると感じていました。なんとなくは分かっているのですが、分からない人に分かりやすく説明するには基礎力が足りないと。
なのでもう一度しっかりと簿記の基礎を学ぶことを決めました。合格目標は8月の下旬に設定し、5月の下旬に勉強を開始してます。進捗はともかく、結果は報告したいと思ってます。とりあえず今度こそは受験まで行き着きます!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪
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