ビデオゲームアラフィフ昔話Vol.3
どうも。なんやかんやと40年以上ビデオゲームを嗜んでいる、アラフィフおっさん”ひきまは。”と申します。この書き出しも3度目ですね。そんなわけで、今までは1994年ぐらいまでのお話をしてまいりました。
Vol.1はスーファミあたりまで、Vol.2はネオジオとPC98とPCエンジンの話をしてきました。そうです!いよいよPC-FX……違う、3DO……違う、ピピンアットマーク……違う(もういいよ)、プレイステーションとセガサターンによる次世代戦争の頃から話が始まります。さぁ、蘇るがいい!セガールとアンソニー!!
比較広告で、色々と物議を醸したCM。んで、アンソニーって何のゲーム機で遊んでたんですかぇ……
Playstationを買ったんだよ!
この流れで言うなや!1994年11月。当時、ほぼ大多数のゲーマーは10日ほど早く発売されるセガサターンと、定価が5,000円安いプレイステーションの二択でした。ゲーム機で実績のあるセガと、新入りなソニーの二択。当時の一般人に、スーパーファミコンの周辺機器になるはずだったプレイステーションが、ソニーから発売された舞台裏なんて知らないし……あ、今でも知る必要はないか。前回も書きましたが、わたしはときめきメモリアルが移植されるという情報が最後の決め手となり、プレイステーションを購入。当時の少年だか青年だか微妙な18歳に5万円近いゲーム機を2台買うなんて至難の業だわ。ちなみに、サターンが44,480円で、プレステが39,800円です。スーファミの発売時価格は25,000円。一気に高くなりました。
財布が財布が大ピンチ!
財布を財布を守るんだ!
ファイヤー!ファイヤー!
ファイヤースティック手に持って……
まさに財布が火の車。誰が上手いこと言えと。
流石に大学受験真っ最中の94年末に新規ゲーム機を買うのは憚られ(そりゃそうじゃ)、ちょうど高校卒業のタイミングで買いました。進路は専門学校。高校って、卒業式から空白期があるじゃないですか?結構な期間。その間に、わたしは友人からガンダムのゼータとダブルゼータを収めたVHSテープを渡され、必死に観ました(Z:50話、ZZ:47話)。合計97話なので48時間半。暇じゃなきゃ出来ない所業。で、同時に入手したプレステでプレイしたのが最初の3本。あと、その後のゲーム記録をつらつらと書きます。
1994年~1995年(平成6~7年)発売の作品
リッジレーサー
1994年12月3日発売。ローンチソフトだった初代リッジ。「アーケードのレースゲームが自宅で出来る!」がウリ。メディアがディスクの初期だから、ロード時間に飽きないようにギャラクシアンで遊べる遊びゴコロ。さすがナムコです。逆走モードのデビルカーに勝つまでやり込むと、後はBGM変更で楽しみました。リッジは曲が良い。なので、BGMはCD音源でした。勘が良いはわかりますね。CDそのものを入れ替えます。『超兄貴-兄貴のすべて-』に変えると……カオスです。そりゃそうだ。
ツインビー対戦ぱずるだま
1994年12月9日発売。アーケードで稼働していた対戦ぱずるだまの移植作にして、当時ラジオでやっていたツインビーPARADISEのキャラクターで遊べる、ぷよぷよっぽい何か(禁句)。攻撃パターンがキャラごとに固定なので、対応法を知っていると延々と返し合いになります。高レベルのCPU戦とか、特にキツい。ラジオのツインビーPARADISEは東京の文化放送でしかやっていなかったので、聴くのが大変でした。関西だと、何故か韓国語っぽい言葉が聴こえるんですよ……。ツイパラといえば、Twin memoriesに僕らのステキ。時代は國府田マリ子と椎名へきる。アニメはママレード・ボーイと魔法騎士レイアース。カバンにはベル。駅の伝言板には、いつもの言葉。そう、合言葉はBee!
闘神伝
1995年1月1日発売。対抗馬のセガサターンが、3D対戦格闘ゲームのバーチャファイターをメインタイトルにしていたので、「プレステにも3D対戦格闘ゲームはあるんや~で~(月亭可朝)」と目玉になった3D対戦格闘ゲーム。つか、元日発売ってなんやねん(実際には12月27日ぐらいに売ってた)。バーチャみたいなリアル路線じゃなくて、派手な必殺技があります。キャラもアニメ寄りで、SNKっぽい。ゲーム性も踏襲してて大味です……って、おい!既にプレステ互換基盤で開発されたナムコの鉄拳がアーケードで稼働してて3月末にはプレステへ移植、他にもソウルキャリバーとか、ブシドーブレードとか、トバル2とか、ストリートファイターEXとか、色々と出てくるので3D対戦格闘ゲームとして、キャラクター性だけでは……となり、プレステ1終焉と運命を共にしてシリーズ終了。当時、人気キャラだったエリスの声はときめきメモリアル朝日奈夕子役の鉄炮塚葉子さんです。前回と話が繋がった!ですが、アニメになると愛天使伝説ウェディングピーチでお馴染みの氷上恭子さんになります。テコ入れぇぇ……。とか言ってますが、ラムネ&40のリブートが発表された時に「このビジュアルだとキャストは氷上恭子と宮村優子。当たってたらLD全巻買うわ」と同級生たちに謎の宣言。その後、本当に当たっていたので、某家電量販店のアニメディアコーナーでLDの全巻予約を行っていたわたしが居ました……。あと、ウェディングピーチのLD-BOXリリースイベントとか、ソロアルバムリリースイベントとか行ったよ、氷上恭子。
ときめきメモリアル~forever with you~
1995年10月13日発売。ここから、リアルタイムで買ってますね。人生が狂ったゲームの移植作なので、当然のようにやり込みます。マウスでプレイしようと思って、限定版買いました。開封したらマウス自体が詩織のイラスト入りだったので、そっと箱に戻しました。内容については、前回のPCエンジン編でクソ熱く語ったので省略。
1996年(平成8年)発売の作品
第4次スーパーロボット大戦S
1996年1月26日発売。スーパーファミコンで1995年3月17日に発売されたシリーズ完結編の移植作。プレステ版の特徴はシリーズで初めて、戦闘時に原作準拠のキャストによる声で喋るようになりました。もちろん戦闘時なので、技名とかを叫ぶ人もいます。君は完璧で究極のゲッター。なんで令和の世にもなって、ゲッターロボが大人気やねん。
最高じゃねぇか!
たまには、ゲッターロボ號の事も思い出してください……(ゲッター関連作何本あるねん問題)
NOëL NOT DiGITAL
1996年7月26日発売。結果的にナンバリングが3本発売される、NOëLシリーズの1作目。テレビ電話風の画面で、キャラクターがフルアニメ・フルボイスで動くなかなかに画期的な作品。ただ時代が早かったのか、遅かったのか、そこまでは人気作にならず。アニオタなので、好きなキャストさんが揃っていたのが購入理由。当時、桜井智さんのファンクラブに入っていて、公演を観に東京へ行ったり、レモンエンジェル昔とある名義で出していたCDを求めてアキバの石丸電気へ買いに行ったり……ガチですね。岩男潤子さんもコンサートに行った記憶が。飯塚雅弓さんは、まだポケモンのカスミを演じる前なので、知名度的にはまだまだだったのですが、自分と生まれたのが同世代の声優さんはまだまだ珍しかったので、発売記念イベントに喜び勇んで参戦しました。まーちゃんはアーティストとしての曲が最高で、ずっと聴いてました。サブスクとは言わんけど、パイオニアLDC時代の曲を配信してくれないかのぉ……。
ときめきメモリアル対戦ぱずるだま
1996年9月27日発売。前述のツインビー対戦ぱずるだまとほぼ同じだけど、キャラクターがときメモ!舞台もきらめき高校!ヒレを上げろ!うぉー!最高だぜーっ!……ああ、興奮しすぎて、ついついクラッシュさん(声が小山力也)になってしまった。友人の家にディスク持ち込んで、よく対戦してたわ。
トゥルー・ラブストーリー
1996年12月13日発売。ギャルゲー戦国時代真っ只中に、ひっそりと発売された恋愛ゲーム。通称TLS。特徴は女子高生と一緒に下校でき、会話を楽しみつつ、話題を探して好感度を上げたり、デートへ繋げたりする下校会話システム。何故か会話の選択肢にエロ系ワードがある。高校2年で転校することになった主人公は、転校までの1ヶ月という限られた時間で彼女を作るべく奔走します。主題歌を担当して、テレビCMに制服を着て出ていたロングヘアの女性が、後の大河主演女優になるなんて、知る由もなく。あ、ロックマンX4の主題歌をやった時にインストアライブ行きました。業が深い。お前のやったことは、するっとまるっとお見通しだ!
1997年(平成9年)発売の作品
ファイナルファンタジーⅦ
1997年1月31日発売。今も新作やリマスターが世に出る、JRPGの金字塔。FFはⅣにハマりすぎた為か、Ⅴは途中リタイア。Ⅵはタイミングもあって未プレイだったのですが、Ⅶは発売直前になってからプレイしたくなり、発売日の昼休みに日本橋電気街へ買いに走りました。ご飯食べられなかったけどね。そこまでして購入したⅦは、説明不要ですが凄かった。今まで体験した事の無いグラフィックに演出。夢中でやりました。あ、わたしはティファが好き!(25年後でも戦争を引き起こす一言)
ときめきメモリアル ドラマシリーズVol.1虹色の青春
1997年7月10日発売。ときめきメモリアルのスピンオフで、製作はなんとびっくり、小島秀夫監督率いる小島組。サッカー部が舞台のADVなので、メインヒロインは虹野沙希。サッカーの練習がキックターゲットで激アツ。就職してから、朝4時台に家を出て、帰宅が22時ぐらいの生活を送っていたので、ゲームする時間がありませんでした!記憶も曖昧!そりゃそうだ。
1998年(平成10年)発売の作品
みつめてナイト
1998年3月19日発売。ストレートに言って西洋ファンタジー世界版ときメモ。当然バトル要素多めで、かなり楽しい。運動や勉強より、剣術とか魔術よね。運動会より戦い!そして、キャラクターも魅力的!かなりやってたんだけど、当時のわたし、どこにそんな余裕が(時間的な意)……
ときめきメモリアル ドラマシリーズVol.2彩のラブソング
1998年3月26日発売。今度はアマチュアバンドの一員になる"あなた"。片桐彩子の一言が曲作りを加速させます。”曲を創るあなた”なので、実質、高咲侑(絶対違う)。作品のキモなので、曲作りパートが音ゲーで、よく出来てるよ!この辺りから、本当に仕事と睡眠以外の時間が取れなくなる。若い人は、ホントに気をつけてね!プライベートに支障が出始めたら、転職を考えよう!
お嬢様特急
1998年7月30日発売。全国に大量の"お兄ちゃん"を発生させたシスタープリンセスと同じ、電撃G'sマガジン出身。今のラブライブ!シリーズ(これも最初はG'sマガジン)に連なる花田十輝との因縁の始まり……と思ったけど、ぶらざあのっぽ出身だから、スレイヤーズの頃から因縁あったわ。って、因縁ちゃうわ!いつも楽しませていただいております。ぽりりんといい、あの系統好きだね、わたし。
1999年(平成11年)発売の作品
To Heart
1999年3月25日発売。Windows95対応、18歳未満はやっちゃアレな、人気ノベルゲームの移植作。通称は東鳩。キャラメルコーンの会社と混乱するわ!そう!我が家、初のWindows95対応マシンは東鳩をする為だけにやって来たのです!あとインターネット。NIFTY-ServeやPC-VANなどのパソコン通信はやってたけど、インターネットはやってなかったのさ。その頃の記憶や知識無い人を置いてけぼりですね。ピーガラガラガラピッュンピュッン。1999年春にTVアニメが放映されたので、プレステ版発売。OPが TVアニメと同じアニメーションに!そしてキャラクターに声がついた!そのかわり、浩之ちゃんとあかりのアレはカット!コンシューマー版だから仕方ないね。PC版の主題歌も良かったけど、Feeling Heartが良い曲でねぇ……。
Dance Dance Revolution
1999年4月10日発売。ゲームセンターで一世を風靡したダンスゲーム、DDRことダンレボの家庭用移植作。古のゲーマーが十中八九”ファミリートレーナー”と言ってしまうマット状のコントローラーが登場するも、集合住宅だと騒音問題が、一戸建てでも踊った衝撃でプレステ本体のピックアップが止まりゲームが出来なくなったり……。いやぁ、頑張ってやったわ。どちらかと言えばゲームセンターで、ですが。当時、仕事は忙しいわ、家では父親を自宅看護になったり、バタバタやったので、合間合間で細々とやってました。
どこでもいっしょ
1999年7月22日発売。データ保存用のメモリーカードスロットに差し込む新しい携帯ゲーム機、ポケットステーション対応第一弾ソフト。操作性とか、ちゃちい液晶画面の表現力は正直言ってイマイチで、ドリームキャストのビジュアルメモリのほうが遊べたし、あっちはアーケードのゲームとデータ連動ができて面白かった。けど、ポケステのコンセプトとか、どこでもいっしょのシステムが良かった。もちろんポケピと呼ばれたトロを筆頭にしたキャラクター陣も。まさか、20年ぐらい引っ張るとは思わなんだけど。
トロンにコブン
1999年7月22日発売。どこしょと同じ日にひっそりと世に出た、ロックマンシリーズのスピンオフ作品のスピンオフ……って、ややこしいな。ロックマンDASHシリーズという、ロックマンの歴史の片隅で忘れられたゲームがありまして。その中の人気キャラだった怪盗のトロンが、なんでも言うことを聞く小型ロボットのコブンを使って冒険する体のアクションゲーム。特にロックマンもロックマンXシリーズも、それこそDASHを知らなくても遊べる親切設計。かなり楽しいぞ!
ときめきメモリアル2
1999年11月25日発売。5年以上の時を経て発売されたときメモのナンバリング第2弾。元気系幼馴染、先生とのアレ、お約束やら色々と詰め込んだ超大作。どれぐらい超大作かといえば、よもやよもやのディスク5枚組。しかも、プレイヤーの名前を自然に読んでくれるシステム(エモーショナルボイスシステム)が全キャラ分入り切らなくて、別売りのムック本に付録という形でアペンドディスクが付きました。実質8枚組。半端ないって!ゲームとしては、良くも悪くもときメモでした。限定版を日本橋で予約して買ったはいいものの、その日が会社の忘年会で、ずっと派遣で社長しか知らないのに、買いたての限定版(物理的にデカかった)を居酒屋に持ち込んで「早く終わんねぇかなぁ。野田順子の『勇気の神様』が聴きてぇんだよなぁ……」ってなってました。そう言えば、1の金月真美・2の野田順子という、ときメモ界のキャスト二大巨頭が、自宅から徒歩10分のボートレース尼崎でトークショーをするという訳のわからんイベントが起きるのは、ゲーム発売の6年ぐらい後の出来事。モンキーターンのアニメ関連イベントだったんですが、絶対関係者に組み合わせを判ってて呼んだ人がおるやろ!!
あ……れ……?
プレステの話だけで、7,000文字に迫る勢い。想像していた以上に思い入れのあったPS1。そして、18本中8本がコナミゲー……信者なのか、ズブズブなのか……。本数も結構削ってこれなんだってばよ!コノヤロー!というわけで、次回はセガですね。サターンとドリキャス。その次でPS2以降……を書いて完結の方向で。まさかの5本立て(多分)!
次回もよろしくお願いします。
続きです。予告通り、セガハードの話です。Vol.5からは2000年代。