Re:きらめき高校同窓会がとんでもなかった件
どうも。きらめき高校へ初めて入学したのは、1994年8月だったひきまはです。それから、何度入学と卒業を繰り返したのか、留年したのかはわかりませんが、好きとか嫌いとか言っているうちに30年近く経ちました。今は2024年5月19日14時。場所は東京都立川市の立川ガーデンシアター。30年目の”きらめき高校同窓会(2日目)”が始まろうとしています。2日目ということは、1日目もある。それは↓から……
今日も、会場周辺は盛り上がっております。見かけるのは、当時からのファン……だけでなく、若い方や女性など、まさに老若男女。1日目アフターのオフ会で、何名かに「ときメモとの出会い」を聞いたのですが、
兄妹が好きだったから
別のギャルゲーから
お父さんが好きだったから
等など。発売当時の熱狂を知らない方にも、コンテンツが届いていて嬉しい限りです。
本日も私は3階のB席。しかしながら、座席は2列目ほぼセンター。勝確の表情で開演を待っておりました。
1日目と同じように、オルゴールからの全員ナレーションで始まる。そこからの『もっと!モット!ときめき』。一気にココロを30年前に戻してくれます。はじめて参加した『ときめきメモリアル』イベントは、『もっと!ときめきメモリアル全国イベントキャラバン'95夏 兵庫』でした。開催は1995年7月23日(日)、場所は尼崎と伊丹の境目にあるショッピングセンター『つかしん』の、今は亡き野外イベントスペース。出演は、金月真美さんと菅原祥子さん。真夏の野外イベントだというのに、異常な盛り上がり。日曜午後のショッピングセンターに響き渡る『もっとき』と『二人の時』のコール。イベントに参加してても、色々と心配しちゃうレベルでした。祥子さんも歌ったはずだけど、曲がどちらか思い出せない。もしかしたら両方かもしれない。ちなみになんですが、この時点でラジオ番組『もっと!ときめきメモリアル』は関西地区で放送されていませんでした。皆、文化放送を雑音の中で聴いていたのだよ……。確か、秋からラジオ大阪での放送が始まるのです。ラジオ大阪といえば、プロ野球中継のエンディング曲が『ペガサス幻想』でやな……(絶対長い話になるので省略)
スタッフからの「巻きで」カンペを完全無視する、見事な金月裁きで最初から長めなMCが終わり、ムービーが流れる。昨日と同じ流れなら、最初は詩織ソロ曲。ステージ上が暗転し……、暗転し……。アレ?何も起きない。ざわつく会場をなだめるかのように登場したのは菊池志穂さんと中友子さん。1日目の幕間ムービーで
「音響トラブルが起きて大変」→「『ゆうことゆかり』で場繋ぎ」
というのがあり、それの再来かと思ったら、ガチの何かが起こったらしく、急遽登場した2人。アクシデントのようです。「ア、アクシデント!」といえば1983年6月2日の蔵前国技館。蔵前に国技館があったことを知らない人が多いのに、いきなりぶっ込む私。しかもプロレスネタです。煽りが大好きな菊池志穂さんによる声出し訓練、そしてジャンプ訓練。訓練というか、「昔を思い出せよ、お前ら!」的な。中さんにも加わり、「ロボ、行きなさい!」でジャンプ五連発。完全に対戦ぱずるだま案件である。最後に「邪魔者は消すのみよ」があれば完璧。
諸々の準備が出来たのかお二人が下がり、金月さんが登場。始まった曲は『だからっ!』。これには、このためだけにサントリーの飲料「DAKARA」を持ち込むシオリストたちもニッコリでございます。懐かしいな、◯◯リスト。誰からなのかしら?シオリストとミハリストは印象が強かったなぁ……。ドレスだというのにステージ上を動き回る金月さん。3階席から「ヒールある靴だろうに、凄いな……」と、ハワイの特殊店舗で買ってきたらしい28cmのハイヒール着用で夏コミの会場を駆け回った私も驚いたのですが、後で違う衣装の靴であることが判明します。い、一体何が……。
次の曲は、なんと朝日奈さんの『Hero』。「なんと!」は失礼なのですが、それは朝日奈担な私が『アンテナ・ライフ』を欲していたからですね。1994年当時、片桐さん推しだった私ですが、30年の年月というのは女性の好みすら変えてしまう。別コンテンツですが、保科智子推しだったのに、再プレイしたら長岡志保になっていた……。「文化系女子が好き」だったのに、「ギャル味のある女子」が好きになったんですね。
うっ!『Hero』話をしないといけないのに、性癖大公開コーナーをしていた。何をしている。曲中、華麗なダンスを披露する鉄炮塚葉子さん。「すげー!」と沸く会場。そこへ登場してきたのは綾子先生。お二人でダンスコーナーでございます。え?いま、2024年やぞ!1999年とかじゃないねん!我々は、とてつもなく凄いものを目にしている……ッッ!!
次の曲は『ゆかりとランチ』。楽しい楽しい古式さん楽曲でございます。初日のレポートでも書いたけど、古式さんがホントに古式さんで、黒崎彩子さんありがとうございますっっ!!となる。くろあやさーん!好きー!!そして、ステージ上にはエプロン着用でお玉とか小物を持った妖精さん達が登場。金月さん、菊池さん、よしきさん、関根さん、菅原さん、そして片桐さん。え?凄い並び!!ちなみに、私はくろあやさんを凝視しすぎて、誰が出ていたかを黒崎彩子さん提供のオフショットで知ることとなります。
どうしても、左側へ乱雑に脱ぎ捨てられた、金月さんの物であろう白パニエが気になるwwwこの後のMCで、
「金月さんが『だからっ!』の着替えを完っ全に忘れて、『ゆかりとランチ』の準備をしていた」
「マネージャーさんが凍っていた」
「他の出演者も固まった」
など、怖い証言が出たのですが。結果的に何とかなったので、ヨシ!
ステージ上は、レイ様の『薔薇の吐息』へ。津野田さん生き生きしてる!今までの!隠さざるを得なかったエナジーを、大放出するかのように!!あのとき、間違いなくレイ様はレイ様だった……。
曲が終わり、モニターには「やたらとぶつかって来る髪型のクセが強い『謎の女』エンカウント」ムービーが流れ、MCへ。前述の楽屋裏怖い話を披露。私、その場に居たら絶対固まるわ……。飛び出してくれた中さんと菊池さんには感謝……なに「菊池さん」とかよそいきの呼び方してるんだろ?「志穂ちゃん」だよ。私は当時、関西圏での志穂ちゃん登場イベントには、大体行けていたはず。電脳戦隊ヴギィ'ズ★エンジェルのイベントも行ってたから、主題歌の『もっともっとRadical Fight!』は今でもカラオケで歌える。キャラソンの『ときめきRevolution』はうろ憶えで完走できませんでした!すみません!!
次の振りムービーは美樹原さん。あがり症設定がある美樹原さん。「恥ずかしい」という彼女に対し「客席全員が(愛犬の)ムクだと思えばいい」と相変わらず毒のある返しをする主人公。客席からは早くも犬の鳴き声が……。私も、最近よく聴く「BULLET CLUB WAR DOGS」風で吠える。それでいいのか?アラフィフ達よ……。曲は『雨のちまた雨』でした。良き。実に良き。可愛い。今回のライブ前後にやたらとファンが増えたとされる美樹原さん。SNSやMCでやりたい放題(褒めてます)な、栗原みきこさんの影響もあるでしょう。まさかの酒好きだったとは……。キャラが立ちすぎている。
次は会場を混乱に陥れる早乙女優美登場!うおーうおー!曲は『初詣 LOVE MOTION』です。初披露です。元々がお正月ソングなので、歌う機会が無かったそうですが、30周年という節目は全てを無視していくのだ!バックコーラスのダンスも良き良き。素晴らしき演出。
昨日と違って、優美ちゃんからクール系ゾーン。紐緒さんの『Lunatic emotion』、鏡さんの『水の都へ…』と、カッコよく決めてくれる。中さん良かった!かっこいい!!そして、五十嵐さんが「高校生らしいお衣装」で歌い上げる『水の都へ…』。個人的に大好きな曲でして、生で聴けて大感動でございます。
MCパートが終わりムービーは「古式ゆかり&伊集院レイ」という、パッと見は繋がりがない2人。主人公も「珍しいね」と言ってますが、客席は気付いてます。この2人によるデュエット曲があることを!確定!確定ガチャや!!で、『Double Bubble時代』です。SPやら、追っかけの皆さんやら、愉快演出でした。まぁ、バブルの残り香が強い時期だからね。90年代末。そして!お衣装が!お二人のお衣装が!!素敵すぎる!!古式さんっ!くろあやさんっ!!か、可愛すぎる……。くろあやさーん!好きー!!(既視感)
次に登場されたのは、うえだゆうじさん!今回、男性陣はうえださんだけだし、ソロ楽曲というと限られてくるのですが、ここで歌われたのは『ヒヤシンス』!うえださん自ら作詞された楽曲でございます。うえださんがマイクを向けるから、サビはみんなで合唱。30年近く前の楽曲をみんなで合唱。素晴らしい。最高の空間です。
続いて『Fiesta ~赤と黒~』。紐緒さん曲です。赤いコートで歌う中さん、本当にかっこいい!楽曲もかっこいいので、心地よくなる。ライティングも良いなぁ……
その雰囲気が変わるのは、もちろんメモラーのガチ恋勢第一位(体感)、虹野さんです。曲は『over the rainbow』。虹野沙希名義の楽曲でございます。キング・オブ・青春ソング!私も、高校生の気持ちでブレードを振ります!虹野さーん!!
続いてはムービー。「古式ゆかり&伊集院レイ」の続きです。流石のレイ様も古式さんにはタジタジです。ゆかりしか勝たん。そして、MC。やっぱりFiestaは初披露。なんだ、この貴重感。昨日と同じく、グッズの売り込みタイムです。さぁ、みんなで買おう!
MCが終わり、再びムービー。また音響トラブルが……と始まり、つい1時間半前のガチトラブルを思い出し笑ってしまう客席。本日の場繋ぎは、まさかの『九伊豆戦隊カルトマン』!演劇部の2年生文化祭での演目じゃねーか!まさかの!令和の世で!カルトマン!!洗脳されたこともあり、客席からも『ナゾー!』の掛け声。おい!令和!しっかりしろよ!!
カルトマンの余韻冷めやらぬ中、続いての曲は如月さんの『風よ』。本当に心地良い。関根さんの歌声には、何かしらヒーリング効果があるに違いない。曲の途中には、傘を使ったパフォーマンスも。くるくるくるくる。可愛い……。特に可愛いのは、どうしても動きが合わなかった黒崎彩(ry
関根さんに続いて登場したのは、僕らの綾子先生。『Sincerely〜素直になりたい〜』。もちろん清川望楽曲です。ステージいっぱいを使った素敵なダンス。振り付け監修、綾子先生の魅力全開!良いものを観た。観てしまった……。この感想、2日間で何度目だろう。ええねん。最高のライブだったってこと!
続いてステージには移動式ベッドが。「昨日、『乙女想夢』で見たやつだ!」と、進研ゼミみたいな事を言いつつ曲が始まるのを待つ。登場されたのは栗原さん。美樹原愛楽曲『内気な眠り姫』でございます。まだ立っているメモラーが多いアリーナへ「座って大丈夫ですよー」と声掛け。優しい。可愛い。でも素顔は……んがググッ!
このコーナー最後は、うえだゆうじさん再び。「まさかの……」「いや、ワンチャン『君への100センチメートル』の可能性も?」と心がざわつく中、始まった曲は『女々しい野郎どもの詩』!昨日以上の大合唱!会場が好雄愛に満ちている!!発売から30年経って、『めめやろ』を2,000人以上と合唱する機会があるとは思わなかった。後日談ですが、帰宅後に学生時代のLINEグループに「ときメモライブ行ってきた」と報告したら、「『めめやろ』歌ったん?」と返事がきたので、影響力に驚いてる。流石は国歌。オタク界の国歌、いくつあるねん説。
曲終わりのムービーでは、『カルトマン』の声割をなんとなく説明。オッケー、わかったわ。曲の感想を述べるMCを経て、ライブは最終パートへ。この時点で、次の曲は予想がついていた。「アレが来るから、その後に3パターン中の1曲。そして、アレとアレ……。」そうA.R.E.。とりあえず、ブレードの色を水色へ変える。判ってる!そう、判ってるッッ!
曲が始まり、口上が始まる。そして、会場を包むガチ恋感とライトブルーな光の海。曲はもちろん!『ときめきメモリアル ドラマシリーズ Vol.1 虹色の青春』エンディングテーマ!虹野さんの『出会えて良かった』ですっ!!心の中で「ホントにドラマシリーズパートが来てしまった!」「あかん!泣きそう!!」と叫ぶ。心が叫ぶ。そして、大サビ前の間奏。虹野さんは『虹色の青春』をプレイしていたら、涙腺崩壊確定の台詞を叫ぶのです……!あ、あかんやつ……。あかんやつを喰らってしまった……。
虹野さんの衝撃が抜けきれぬまま、会場には軽快なギターサウンドが。今度は『彩のラブソング』エンディングテーマ『Tomorrow ~Beside You~』です。かっ!片桐さん!!今日の出番が少なかったのは、この瞬間のため!!「ああ、片桐さんの生歌を聴いている……」幸せすぎて、心がどこかへ飛んでいきそうになる。もちろん、俺達全員の「妹」美咲鈴音ちゃんの事も思い出す。音ゲーで曲を作ったのも忘れない。
あっという間に『Tomorrow』が終わってしまい、会場にはイントロの電子音。そして大熱狂!『旅立ちの詩』の館林見晴ルートエンディング曲『星空のパワー』です。ときメモのキャラクターソングCDはボーカル・ベスト・コレクションが6枚。それのベスト盤が1枚。ドラマシリーズ周辺の曲を収録した『また逢えるね』。10周年記念アルバムにキャラクター名義シングルやアルバムなど多岐に渡るのですが、『星空のパワー』は『旅立ちの詩オリジナル・サウンドトラック』にのみ収録されているレアトラック。ゲーム本編を2周して、初めて耳にすることとなります。それが超名曲!……おかしいやろ!おかしいやろ!ときメモ界隈!!こんな、ガチに恋愛ソングの頂点みたいな曲を隠すなんて……。アイドルソングとかが好きな方にも、ぜひ聴いてほしい名曲。むしろ地下アイドルの方とかが歌うバージョンも聴きたいので、コナミ様には可及的速やかに音源を配信していただければ……。
『星空のパワー』で、見晴ちゃんの想いを全身に受け止めた私達へ届けられるのは、『旅立ちの詩』藤崎詩織ルートエンディング曲『幸せのイメージ』です。こちらも、詩織の気持ちが丁寧に描かれた感動必至の名曲。ゲーム本編で、詩織をラスボスだの赤髪の悪魔だの言っている人が『旅立ちの詩』をプレイしたら、沼にハマるの確定だよ!きらめき高校の音楽祭が本当に終わりへ向かっていて、楽しさ、寂しさ、悲しさ……色んな感情が入り混じる。
ドラマシリーズ楽曲の振り返りを経て、キャストの皆さまが揃い感想トークコーナー。金月さんより
「まだまだライブをやりたい」
「みんなの応援も必要」
「偉い人を動かさないといけない」
「『圧』をかけて」
と、生々しい要求。我々は各所へ『圧』を掛ける必要があるのです。この一言も、ライブ後にときメモ界隈が異様な盛り上がりを見せている要因の一つです。
「最後の曲」として披露されたのは、初日と同じく『♡のスタートライン〜with you〜』。曲の途中でキャスト同士のハグが見られるなど、出演者の方々にとっても、本当に奇跡的で、楽しいライブだったんだと、改めて感動。曲が終わり、会場は暗転しライブロゴ。アンコールです。まだ観たい!まだ、みんなと一緒に居たい!その気持ちが、声を大きくさせます。
アンコール応えて登場され、一曲目に披露されたのは、昨日と同じ『10th SMILE(=じゅうねんスマイル)』。しかしながら、自分の中に「次はないのでは?」という不安も出てしまい、曲の途中から涙が止まらない。「だいすき!」の叫びも鳴き声になってしまった……。みんな、そうやろ?そうなんやろ……。
うえださんも登場し、順番に感謝のコメント。最後にも「鏡魅羅親衛隊」になれて良かった。あと、栗原さんはさすがの失言なので、きらめき高校の体育館裏へ呼出です(笑
壇上のキャストがはけ、再びムービーへ。無事に(?)終わった音楽祭。詩織に「家もお隣同士だし、一緒に帰ろうと思って…。」と声をかけられる主人公。その返答は、まさかの「一緒に帰って、友達に噂とかされると、恥ずかしいし…。」。しんみりしている会場が笑いに包まれる。エピローグが始まり、音楽祭の打ち上げパーティーへ向かう2人。そして、画面には「Fin.」の文字。「そこで終わりかーい!」とツッコんでしまいましたが、5日後にパーティーの様子が公開されまして……
優美に絡まれる好雄→ライブで観た
館林さんの持ってる花束→フラスタで持ってた花束
いやいやいやいや!!細かい!実はもっとあるのかも知れない……。細かい!コナミさん細かい!!
そして、画面には次のムービーが表示されました
新情報!?1年前も言ってたけど、ほんとに期待していいの?動くのなら、こちらも全力で受け止めるよ!だって、30年戦士だもの。ときメモは人生になってしまったんだ。
再び登場した出演者の皆様。とりあえず、勝手な妄想やら要望が出てくる。一出演者なのに、「制作陣よりも情報持ってそう」とコナミの社員さんにも聞かれるらしい金月さん。でも、無からでも何か起こしそうなんだよね。このメンバーなら、出来そうな気がする。もちろん、この場に集まった人たちもだし、各地にもいるみんなのチカラで。動くよ。ホントにときメモは、もう一度動き出す。
最後に、全員で『もっと!モット!ときめき』を歌い、幸せあふれる3時間以上にわたるライブは終わりました。会場を出ると、『幸せのイメージ』を聴いていた時に感じたような感情に襲われる。
そう。終わったわけじゃない。ここから、新しい想い出も生み出せる。少なくとも、当日からSNSのタイムラインはときメモ一色に染まってる。自分も含めて、皆のパワーが凄い。再会と、新しい出会いに感謝した2日間でした。また会いたい!!(本音!)