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笑いは"誰にでも"作り出せる!!

あるお笑いのワークショップに参加してみて、ワークショップに繋がる理解。

アナタは人を笑顔にするのが得意ですか?それともあまり得意ではありませんか?

私は、今までの21年間のいずれのタイミングにおいても場の全体を言葉で笑わせたことがないような気がします。

現在もその苦手意識は根強く私に結びついて"いました"。


”おかしい”と”面白い”の違いは?

今回参加したイベントのテーマである「想像力を見える化する」を説明するにあたって、初めにこの言葉の定義を見直すことからスタートしました。

”おかしい”の語源は、”趣き”からきています。現代の使い方では、”滑稽”や”普通ではない”などを表現する場合に用いられています。

例えば、野性爆弾のクッキーやハリウッドザコシショウがこの考えに該当するでしょう。全くの知見がまかり通らない、未知との遭遇です。

一方で、

”おもしろい”は書いて文字のごとく”面白い”からきている。ここでの”面”とは各々の視座のことであり、”白い”はその視座の中で光が射す”白む”を意味しています。現代では、”興味が惹かれる”や”気がつく”という意味で使われており、イメージでは、”新たな発見”となるでしょう。

これに該当する芸人は、アンジャッシュのコントやサンドウィッチマンのボケとツッコミが該当すると考えられます。「そこに目をつけるか!」という気付きです。


”おもしろい”は2つの要素できている

”共感性””意外性”の2つの要素でおもしろいは説明できるといいます。

ベタベタなダジャレを使って説明すると、

”布団が吹っ飛んだ” 

これにおける”共感性”は”布団”であり、また、吹っ飛ぶはずのない布団が飛ぶという状況が”意外性”に該当します。

一方で、

”アーカンソーはあかんそうだ”

これは、なぜだか先ほどのより魅力が感じられない気がしませんか。(そうではない方もいるだろう)

これはアーカンソーに対しての”共感性”が欠乏してるからです。もはや詳しくないのオンパレード、まさに”意外性”の塊である。

ここで、”共感性”と”意外性”について考えてみると二律背反、反比例の関係にあると気がつきます。



さらに、”理解度”の軸が加わることで”おもしろさ”を以下の図のように二次平面状で分類分けすることができます。



いかに、多くの人が共感でき”意外性”を導入できるかが鍵になっているのです。


ファーストインプレッションに蓋をするな!

初心者は、ファーストインプレッションに蓋をしたがるそうです。

なぜなら、TVの中のプロのボケは、自分には思いつかない捻ったものだという思い込みからだそうです。

初心者であればあるほど、突拍子もない意外性を目指して考えを巡らせ、

その結果として、スベる

意外性が強すぎて、前提が伝わってなさすぎて、おもしろくなくなるのだ。


では、どうしたら良いのか?

ファーストインプレッションに蓋をするな!

なぜなら、真っ先に思い浮かぶものは”共感性”が高いからである。

”イヌ”というワードを聞いて真っ先に”ゾウ”を連想する人は少ないでしょう。

この場合、”イヌ”といえば”鳴き声”、”泣き声”といえば”ゾウ”の様に連想をしていった結果であれば不自然ではないでしょう。

仮に、お題が「こんなイヌは嫌だ」であったとします。

1.「もはやゾウ」意味がわかりません。

2.「鳴き声がゾウ」これなら、おもしろいかは置いても意味は通でしょう。

このように、ファーストインプレッションを大切にするだけで共感性の高いボケへ繋げることができるのです(かもしれない)。

この、2連発想を瞬時に且つ、膨大に行えるのがプロです。

これは一般に、”マッキンゼー式ロジカルシンキング”や”ゼロ秒思考”と呼ばれるものと同じでだそうです。

つまり、噺家や芸人と呼ばれる人達は超一流のクリエイティブなアイデアマンであるということです。

彼等が、お題の発表と共にフリップに書き始められるのはファーストインプレッションに蓋をせずにいるからです。

”おもしろさ”の真髄はファーストインプレッションにあると言っても過言はないかもしれないでしょう。


まとめ

私は、”おもしろさ”のロジックを知った途端に笑いを創造することができました。

参加中に笑いの神様が降臨したわけでも、ヨシ◯トを飛び級卒業したわけでもないのです(まず入ってない)。

ファーストインプレッションもとにフリップにボケを書いただけです。

ただ一つ気を付けたことは、「ボケは笑いの提案であり、スベったからと言ってそれは、提案がいまいちだったというだけである。」といったアドバイスでした。

1分で、プレゼンとフィードバックができる機会は探しても多くないでしょう。

是非、フリップを持って座布団に座った時には、ファーストインプレッションを頼りにボケてみましょう!

以上、初noteでした。