正庁公開イベントへ〜神奈川県庁本庁舎〜前編
愛してやまない横浜。
何度行ったかわからない、横浜よ。
中でも大好きなエリアに密集している建物たち。
『横浜三塔』…この愛称は、昭和初期に外国船員がトランプのカードに見立てて呼んだことが由来と言われている。
■キングの塔〜神奈川県庁本庁舎〜(1928)
■クイーンの塔〜横浜税関〜(1934)
■ジャックの塔〜横浜市開港記念会館〜(1917)
由来までおしゃれだなあ、まったく。
更に『エース』も存在するらしい。
「神奈川県立歴史博物館」旧館(1904明治37年・横浜正金銀行として開業・国の重要文化財)を加えて「横浜四塔」とする場合もある(ジョーカーでなくエースなのは、三塔より古く荘厳かつドームがエースのように見えるからだという)Wikipedia より

今回私が横浜三塔のキングの塔へ訪れた理由は平成31年3月に修復・復元が完了し4月21日に先行公開されるという事で、これは行くしかないと思い応募をしてみた。
現役の庁舎としては、大阪府庁本館に次いで全国で2番目に古い神奈川県庁本庁舎。
下部はベージュの大理石の上部はオレンジ色のスクラッチタイル。
シンメトリーで美しく、大好物である幾何学模様もふんだんに使われていて、ライト様式を彷彿とさせる。好き。
1920年代〜1930年代頃に流行したアール・デコ様式の装飾に、五重塔をモチーフにした塔屋。
この五重塔モチーフが和風意匠を用いた「帝冠様式」(他には…名古屋市庁舎・東京国立博物館本館・高島屋日本橋店など)建築の先駆的事例とも言われていて、当時の最先端デザイン詰まっている。
県庁の中をいつか見学してみたいと思っていていたので、今回の正庁公開イベントで行けるという事に興奮してしまった。
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日本大通り・山下公園付近の建物巡りをする際には必ずと言って良いほど行く場所がある。
旧・横浜商工奨励館を利用した横浜情報文化センター2階にある【Café de la Presse】だ。
ランチ・休憩にはぴったりの場所で、窓から県庁を眺めてぼーっとするのが大変おススメだ。
(ランチのハンバーグ。パンの硬さ絶妙)
県庁が工事をしている姿もこの場所から見ていた。
(キモいのは承知の助)
窓辺から眺めてうっとりする位恋焦がれていた県庁に遂に…私は行くのである。
続く
◼︎〒231-8588 神奈川県横浜市中区日本大通1
◼︎小尾嘉郎神奈川県内務部、建築顧問 佐野利器
◼︎竣工 1928年(昭和3年)10月31日
◼︎地上5階、地下1階
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