色あつめ散歩〜水色編〜
『意味深な犬と風船』
風船で飛びながら、どこか含みのある笑みを浮かべる白い犬。自慢げなその表情にまんまと釣られて、向かいの歩道から目の前まで来てしまった。
この日は休日。お茶を入れたボトルを持ち、昔ながらの菓子パンがあるパン屋へ行き、大きな公園に向かう途中だった。
含み笑いの犬の隣のシャッターにも風船とアンニュイな少女が描かれていた。どうしてこんなに風船を推しているんだろう。そう思いながら公園のベンチへと向かった。
『荒川の矢印たち』
天気の良い日、友人と河川敷を散歩した。
ここはあの名作「金八先生」の舞台の街。中でも第5シリーズが大好きな私。「荒谷二中(ちょっと荒れてる設定)の生徒に絡まれたらどうしよう」と、ドラマの世界に入った気分でうはうはしていた。
でっかい川とマラソンコース。この矢印ゾーン、マリオカートのめちゃスピードがでる場所みたいだなあ、と思いながら友人とおしゃべりしながら川沿いを歩いた。
『日本海波タイル』
美容室の入り口にあった水色タイル。これを「波タイル」と名付けた。
でこぼこと立体感がある。きっと、全部が波の部分だけだとしつこいのかもしれない。ノーマルでフラットなタイルがあることによって、より波を引き立たせてる。
この日は、買い物へ行くのに少し遠回りをして目的地に向かっていた。小さな商店街の中には、青果店やクリーニング屋さん、イマドキっぽいカフェがあった。その向かいには背の高いマンションが建っていたり、なんとも色々なものがぎゅっと詰まったエリアだった。
『歌はハート』
歩いていていきなり「おんち」という文字に出会うなんて、そうそう無い。おんちとか、そんな細かい事は関係なく、楽しく歌っちゃおう!みたいなノリなのだろうか。
目が覚める水色シャッター。すごく目を引く。数十メートル先にもカラオケスナックがあり、このあたりは歌うのが好きな人が多いみたいだ。
『飛ぶクジラ』
宿泊するホテルの近くを散歩していたら出会った建物。数分歩くと白い砂浜と穏やかな海が広がっている。またシャッターかい、と思うかもしれない。けどこのスケールの大きい絵を見てほしい。
クジラが宇宙船と飛行機と一緒に空を飛んでいる。「クジラ 〇〇県」と調べたら−クジラの町−として知られてるのがわかった。車で1時間半の距離。海は繋がってるし、近いし、クジラに縁のある場所なのだろう。
おもしろい絵だなあ、と思っていたら意味を持っていた。上部の装飾も海って感じの雰囲気。
海水浴のシーズンではなかったので、とても静かで、少し風は強かったけど1時間ほどゆったり散歩をした。
〜ほかの色たち〜
いただいたサポートはタテモノ巡りの際に使わせていただきます!