杉井光

小説家。 『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』『生徒会探偵キリカ』『楽園ノイズ』『黒竜女王の婚活』など。

杉井光

小説家。 『神様のメモ帳』『さよならピアノソナタ』『生徒会探偵キリカ』『楽園ノイズ』『黒竜女王の婚活』など。

    最近の記事

    『神様のメモ帳』についてあれこれ

    『神様のメモ帳』1巻の発売年を藤島鳴海高校一年生の年だとすると、今日は彼の30歳の誕生日ということになる。ついでにアニメ放映からちょうど10年が経ったし、なんとなく節目の年だ。なにか書いておこうかな、と思い立ち、(おそらく最後の)短編一本と、備忘録の意味も込めてそれぞれの巻を書いたときのあれこれを思い出せる限りここに書き記した。 短編の方はカクヨムにアップしてある。 以下、全巻解説。当然だがネタバレの嵐であり、『神様のメモ帳』未読の方は絶対に読んではいけない。 第1巻す

      • "ライトノベル"は"ASMR"と同じ種類の言葉ですよ

         こないだの記事は幸いにしてたくさんの人に読んでもらいました。  が、自分ではめっちゃわかりやすく書いたつもりが、文章が硬かったせいなのか、無意識に衒学的になってたせいか(マジすみません癖なんです)、わかってもらえなかった人も多いみたいです。  だからもうちょっとわかりやすく補足説明します。文体も変えます。  その前にですね。  大前提として、「ライトノベルの定義」なんてものを求めている人は以下の三種類しかいないわけです。 1)ライトノベルを求めている読者のニーズに応えた

        • ラノベの定義がどうとかより『黒竜女王』を宣伝させてください

           前回の記事の最後の節を読んで、「ああ杉井は柄にもなく真面目なことを書いてしまったから最後ギャグで締めて照れ隠ししたんだな」と思った人、いるでしょう?  ちがうんです。あれはマジで宣伝目的の釣り記事なんです。  モバイルアプリで小説を出すなんてはじめてのことだから、一体だれが読んでくれるのかと不安でしょうがないんです。  しかし冷静になって前回の記事を読み直してみると、『黒竜女王の婚活』がどんな話なのか全然書いてないし宣伝になってねえなと反省しました。なので、真面目な紹介

          • 『ライトノベルの定義』に対する最終回答

            はじめに  ライトノベルの定義、という話題はとにかく荒れる。荒れまくる。これまで万人が納得する統一見解が出た試しがないし、「持ち出すと荒れるので話し合うのはやめよう」という風潮まで現れる始末だ。  でも、そんなに難しい話だろうか?  僕はライトノベル作家である。  昔は、自分がそうなのかどうかちょっと自信が持てずにいたが、今は自信を持ってはっきりと言える。ライトノベル作家である。明言できるということは自分の中で確固たる「ライトノベルの定義」ができているということでもある。