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深筋膜の役割と機能🚆🚉💪



目次
1.深筋膜とは
2.役割と機能
3.まとめ





1.深筋膜とは

「深筋膜」は ,筋と相互作用し💪
筋の力伝達に関与する密度の高い線維層の組織です
エラスチン(弾性線維)がほとんど含まれないため
伸び縮みはなく、滑走することで機能を果たします


更に深筋膜は
腱膜筋膜と筋外膜に分けることができる

筋外膜は各筋を特異的に包み込んでいるため、下にある筋への緊密な付着がある
イメージは駅🚉

腱膜筋膜は複数の筋外膜に包まれた筋を
包むことで繋いでいる
イメージは線路🛤

この駅と線路があることで
筋の収縮が伝達されていきます😤




深筋膜は伸び縮みが苦手な組織となっているため滑走して役割を果たす必要があります。

ある1つの方向にしか滑走できない場合、動きに制限が生じてしまいます。


そのため、深筋膜は

多層構造になっています!



各層が独立して動くため、

各層の間にヒアルロン酸と脂肪が豊富な

疎性結合組織が存在しています(*`н´*)


この滑走システム

が深筋膜にとって重要な構造となります✏️



2.役割と機能


筋線維の張力の70%は直接 腱に伝達され
残りの30%は並列する結合組織に伝達されます!


この駅と線路の関係により
特定の配列が活性化することで、スムースな動作が
行われます

※アナトミートレイン参照



また、
深筋膜の中に多くの受容器が存在していることは
無視してはなりません!(ง ˙⍢˙)

自由神経終末や被包性神経終末、とくに
ルフィニ小体とパチニ小体が多く存在する┗|∵|┓

また、筋外膜下の層である筋周膜は密に接続があります。この筋周膜の中に筋紡錘が存在しており、筋の長さをモニターするための固有受容器となります!

中枢神経系には
筋緊張、運動、身体部位の位置、筋の長さの変化率など状態を知らせる役割があります。




3.まとめ

深筋膜には、筋の力伝達と固有受容器としての
役割があり、筋線維の収縮や関節の角度などの情報から即座に特定の配列を活性化させることにより
スムースな動作が遂行できる🚆🚉💪

この機能のために重要な構造が

疎性結合組織による滑走システム



次回は
この滑走システムに重要な
介在組織ヒアルロン酸についてと、滑走システムの機能障害が生じる原因について説明していきます!


#fascia #筋膜 #機能障害 #解剖学 #生理学
#滑走システム #固有受容器


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