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みやにじパレード2022実行委員代表挨拶


今日、この雨で足元も悪い中、
みやぎにじいろパレード2022に参加してくださり
ありがとうございます。

実行委員を代表して、
挨拶させていただきます。



今、皆さんはどんな気持ちで
ここに集まってくれたのでしょうか?


もしかすると、、


何か生きづらさを
感じていて変えたい、

そのために声をあげたい!

そんな強い気持ちを
持ってくださっている方..


誰もが自分らしく
生きられる社会になったらいいよね..

自分もアライとして
何かしたい..

こういう場に
参加するのは初めてだし、


知り合いにあったら
どうしよう..

でも、
参加してみたい..!!

と、
勇気を振り絞ってきてくれた方も
いるかもしれません。


ここに集う一人一人に
それぞれのストーリや思いがあり、


その思いに重なる部分があり
今日ここで集えた。


同じ眼差しを
持っている人が
こんなにもいてくれることが..

嬉しくて
ありがたくて
胸がいっぱいです。

本当にありがとうございます。


実は..


私も勇気を出して
今日この場にきた一人です。

少し、
私の話をさせてください。


私は、
ほんの1年ちょっと前まで、



お隣の県、山形県で
公務員として働いていました。



人生を一緒に
歩んでいきたいと思う
大切な人がいたのですが、

その人は
同性の女性の方でした。


今考えると
たったそれだけのことなのですが..

公務員時代は
同性の人とお付き合いしていることが

バレたら終わる、
もう生きていけなくなると 

本気で思っていました。


『彼氏はいないのか?』

『早くいい男、見つけろな』



という..

上司にとっては
気にかけてくれてるだけの言葉。


でも、
私にとってはナイフのような言葉。


ある日、


職場の先輩が
同性愛者だという噂が立つと

あっという間に職場中に広まり、

面白おかしく話したり、

年が近いということで、


興味本位で

「あいつ、レズなんだろう?」

そんな風に
私に聞いてくる人もいました。


それに対し
苦笑いしかできない私。


何も言えない..

傷ついていることを無視し、

耐えて
自分をごまかし続け、


いつか自分も
こんな風に言われるんだ。
 

そんな恐怖を
ずっと持っていました。



『本当のことは言えない自分』

『ありのままでは
   受け入れてもらえない自分』

いつの間にか
心は消耗し擦り切れていきました。

でも、


ずっと

そんなのおかしいだろ、
何がダメなんだよ


そんな気持ちがありました。


その後、
悲しい思いもしましたが、

よき理解者や先輩方、
仲間にも出会い..


私はそのままでいいし、

ありのままの自分で
人は受け入れてくれること


を経験していきました。


だから、
たくさんの人に
背中を押してもらい
今日ここに立てています。


ですが、

このような生きづらさは、
LGBTQ +当事者だけのものでしょうか?

私はそうではなく、
誰しもが少なからず
持っているものだと思います。

毎日ため息をついて
くったくたに
疲れるのはどうしてでしょう?


ただ肉体的に
疲れただけでしょうか?

部長だから、

新人だから、

母親だから、

役職についているのだから、



〇〇だから、、

こうしなければならない


人間関係でモヤモヤするのは?

自分の思っていることは
大したことない..

周りの空気に
合わせないいけない..


どうしようもなく苦しいのは?


気づかないうちに、



色んな型に自分を
押し込めているから..

ではないでしょうか?


もっと自分の本当の声を
聞いてあげて欲しいんです。


心の声を聞いて欲しい。


そんなに自分をいじめないで。


だから、私は

『私は、私のままがいい
 あなたは、あなたのままがいい』

これを伝えたくて歩きます。



頭の声や
社会の型に押し込まれず、



本当の自分を
生きる人が増えますように。


誰もが自分らしく
生きられるまちになっていきますように。


皆さんは、
どんな思いを持って歩きますか?


ぜひ、今日は
その思いを声にして
一緒に届けましょう。


実行委員共同代表
ひかるん

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