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海女という仕事から気づくこと


こんにちは。まのいいガールズの、のんこです。
私は鳥取に移住して7年になります。
ただ、自然のそばで生活したいと、山と海があるこの町に移住しました。

住んでる場所は海がすぐ見える漁村。
4年前に引退する漁師さんから、「船いらんか?」と声をかけてもらったのがきっかけで、船舶免許をとり、今は漁師を生業のひとつとしています。

漁師と言っても、小さい小船をひとりで運転してひとりで漁をして帰ってきます。
捕るのは主に春先の海藻類と、夏は素潜りで貝類を捕っています。

またとったものを加工して、「うみのもり」という屋号で商品を販売しています。

ただ海が好きで、成り行きで今にいたるのですが、自然に近い場所で、自然から糧を得て生活するというのは、自分にとってとても貴重な体験で、日々そこで感じ、学ぶことがたくさんあります。

今、海の環境は大変深刻な状況にあります。
しかし、あまり知られていないことが多いのが現状です。

昔捕れていた魚やなまこ、海藻が捕れなくなった。
磯焼けが見られ、海藻が育たず、ムラサキウニの大量発生が起きている。
潮の流れが変化し、海岸の砂地が浸食、湾内に砂が堆積する。
など他にも沢山、、、

私が漁師になってまだ数年ですが、その毎年の変化は明らかです。
私の他の漁師はみんな、50年近く漁師をしているベテランのおっちゃん達。
海と共に生きてきた人たちが、昔に比べて全然変わってしまった。
特にここ数年の変化は激しいと、悲しそうに呟きます。

原因は様々。しかし、その多くの原因が人間の手によるものだということは明らかです。

海のことを考えれば考えるほど、山や森のことに繋がっていきます。
「うみのもり」という屋号をつけたことにも関係しますが、漁師として海から恵みを頂き、守る活動をしていくには、森や山、川、地球全体の事を知り、学んでいきたい。でも考えれば考えるほど絶望的で、私が考えたところでと、憤りを感じていました。

そんな時に、まのいいりょうしのメンバー、りょうこさんから、環境再生医である矢野智徳さんの「大地の呼吸」や、高田宏臣さんの「土中環境」を教えてもらい、今一緒に勉強させてもらっています。

りょうこさんも、元々庭のお仕事をする上で感じていた憤りや違和感が、このお二人の考え方で、とてもしっくりきた!と、キラキラした目で楽しそうに教えてくれました。

「誰でも、スコップひとつで環境を変えられる。」

最初は、正直何だか胡散臭いなぁと思った。だって私達がどれだけ頑張っても、追いつかないスピードでどんどん環境は悪くなっている。意味ないんとちゃうんか。

だけど、絶望して悲観的になって過ごしているよりは全然良いなと思った。

何だかよくわからないけど、面白そうだし、楽しそう。
それにりょうこさんの熱がすごい!!

そんなこんなで始まったのですが、これがきっかけで色んな事に繋がっていって、自分の中で、海と森、自然の循環だけに留まらず、様々な思考を広げて豊かにしてくれるきっかけになったので、本当に驚きと感謝しかありません。

そんなこんなの気づきを少しづつまとめていけたらなぁと思っています。
つたない文章だし、書くのとても苦手なんですが、、、
ぼちぼち頑張ります!!

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