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Amy's Case 備忘録

経緯/前提

オーディオドラマを撮るという授業があり、グループに分かれ5分程度のシナリオ用意することになりました。

ジャンル、キャラクター、小道具がリストの中からそれぞれ選び、登場人物も生徒それぞれが演じるという条件付きです。

自分のチームは、
キャラクター: Evil genius = 悪の天才
ジャンル: Crime = 犯罪 
小道具: Bobby pin = ヘアピン
自分を含めて男性3名、女性2名。

授業の一貫なので、シーンの一部でもいいと言われましたが、ある程度話にしないと演じにくいと思い、考え抜きました。

本文はこちら。

思考開始

最初、悪の天才、ジャンルが犯罪ということで、羊たちの沈黙が浮かび、女性が二人いるので、エアポートでの女性政治家とレクターの会話のシーンを思い浮かべました。

ハンニバル

登場人物を、女性の主人公。犯人。政治家。上司、部下には厳しく、上には弱い。同僚。という感じにまずは設定しました。

エアポートに運ばれてくるところなどのシーンを参考に何かできないかと考えましたが、ヘアピンの使い道が難しかったです。

そもそも犯人は掴まっているのか?天才なのに?

状況が二転三転して決まらず。

ヘアピンのアイデアとして、ヘアピンを使って手錠を外す、しか思い浮かばず悪戦苦闘しました。

なんで牢屋にいるんだ?仮に手錠を外しても、牢屋にいるから何もできない。羊たちの沈黙も似たシーンはあるが、牢屋を出てる特殊な状況。手錠を外すのいいのか疑問に思いながら考えました。

どうやってヘアピンを手に入れるのか?

主人公がヘアピンで髪を止めてて、尋問をするシーンが浮かびました。そこで、どうにかにして奪う、というのを考えたけど、なかなか無理がありました。

音からも探れないかと、BGMを探しながらピントくるものはないかと探すも見つからず。

掴まった後の話なのか、その前の話なのかと考えはじめました。思い切って、全員キャストを変えて逮捕前の話にしようかと悩みました。

例えば、どこかの山小屋で殺される話とか。

あれこれ考えていくうちに、捕まえるシーンが浮かびました。

「彼は笑っていた。私を見て笑っていたと思う。」

そこから尋問シーンへと繋がるのが見えてくる。

上司の見せ所として、主人公を尋問から外すのが展開として面白いので採用してみる。

主人公と対になるキャラクターを作り、彼が仕事を奪う。

そして、その主人公を慰める役として友人が出てくる。

で、犯人からの要求で、犯人と対峙する。

という一連のストーリーラインと5人分の役が一応できました。

しかし、肝心のヘアピン問題が残りました。

なんで彼女を犯人が呼んだのかを考える。

なんで彼女はヘアピンをしてるのか。

ここで浮かんだのが、スパイファミリーのフィオナ・フロスト。

フィオナ

髪の半分をヘアピンで止め、半分を下ろす。それは怪我を隠すため、とざっくりと決めました。

なぜか犯人が手にしてるヘアピン。

手錠を外すためじゃなくて、渡すため。と考えを変える。

そこで浮かんでくるのが彼女のバックストーリー

彼女に行方不明の姉妹がいて、実は彼女がその事件に関係していた。

ラスト、犯人が姉妹の遺品のヘアピンを渡す、というのを思いつく。

オチが決まりつつあったので、伏線を考えてみる。

ある程度できたので、後は一気に終わりまで書き始めました。

まとめ

決められた条件、時間でなんとか書き上げることができたのでよかったです。
振り返ってみると、断片的にストーリーの一部がいろんな条件下で現れ、最終的にそれが繋ぎ合わさってます。
WHYが重要だと思いました。主人公、登場人物に疑問を投げかけ、バックグランドを考えると、話が浮かびやすいと感じがしました。

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