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性同一性障害 私が外科的手術を受けない理由(前半)

ども、Hikaruです。
今回は前置き長めです。。
noteを書くときに 誰に向けて書くか ということを とても意識しています。ただ 意識しているとは言え、結局自分語りに終始してしまうクセが治りません笑
私は若者のGID当事者(狭義には FtMの方)と、性同一性障害に 関心を持って 当事者の考えを知りたいと 私のnoteにたどり着いた非当事者に向けて書いています。正直 トランスヘイターだか、反対意見を言う GID当事者に向けては 書いていませんので 読んでいただかなくて結構ですよ(唐突な煽り)。

note始めた当初は、単に自分語りしたいがために書いている ところがありましたので、だから続かず辞めたんだと思います。正直 読んでほしくないのですが、読んでいただければ 文章のイタさが分かるかと思います笑
現在は noteを書くことが 私の さだめ だから書かねばならない、と何故だか思って書いています。それもまたイタい。。 しかし何の虫の知らせか分かりませんが、書くことを急かされているような気がしています。

2023年10月25日に、 戸籍上の性別を変更するにあたって 生殖腺に関する外科的手術を不要とし 性別変更許可を出そう という歴史的 司法判断がなされました。実際、既に 外科的手術無しに戸籍上の性別を変更することを許可された GID当事者が続々出てきています。
なぜ手術しないで 戸籍上の性別変更を求めるのか、なぜ手術を望まないのか、純粋に不思議に思った方が多いのではないでしょうか。身体的性別違和によって 手術を望むから性同一性障害なのであって、望まないなら それは性同一性障害ではないのではないか?

このnoteのタイトルは「性同一性障害 私が外科的手術を受けない理由」ですが、何故 わざわざ「私が」と入れたのか 理由を述べますと、このnoteを読んだ方に 書かれている内容が総意であると 誤解してほしくなかったからです。あくまでも サンプル1、私の理由です。

私自身 私の他に 同じように手術しない選択をしている当事者の話を聞きたいです。そして若い世代の当事者の方には色々なサンプルを基に、ご自身にとって本当に手術が必要か考えて欲しいですし、考えを理解したいと思う非当事者の方には サンプル1、被験体 程度の私を 知っていただいて こんな考えもあると知って欲しいです。
そうやって 皆さんと考えを共有したり 私自身 発信していくことが 求められている ような気がします。

手術無しに戸籍上の性別変更許可が出た事例について知りたい方へ
過去のnoteにて取り挙げていますので、ご一読ください。

注意

下記述べます内容は、手術する派の当事者や 最高裁 違憲判決前に背に腹はかえられない思いで 手術をご決断された方にとって 非常に辛い内容となる場合があり、侮辱された と捉えられても仕方がないと 私は考えます。
しかし 勝手ながら、それは私の本意ではありません。これから 手術をしようか悩んでいる 当事者に このnoteが何か足しになったらいいと考えて書くと、また 考えを理解したいと思う 非当事者の方に対して ストレートに伝えようとすると、読む人によっては傷つく内容となってしまいます。すみません。

そして 先に述べますが 私自身 外科的手術を 頭ごなしに否定する気が全くありません。外科的手術を必要とされる方が一定層いらっしゃること、手術をしなくても 健康上のリスクがあることや、場合によっては手術を受けなければ 生死に関わる場合が 人によっては生じることを理解しています。そして 胸オペすれば 半裸でプール等に行けて、陰茎形成等を行なって、男性に近い形で 排尿したり 男性に近い形で女性と性交することができるようになるなど、できることを増やす 選択をすることで人生は彩り豊かになります。手術を選択することは正しいことなんです。そのように 外科的手術に 一定の治療成果があることを 手術を受けた方には到底及びませんが、ある程度 理解しています。たまたま 私自身で考えれば 治療としてみたときに 手術を要さなかった と私自身は考える それだけの話なんです。

上記を理解された上で お読みいただけましたら 幸いです。

私が外科的手術を受けない理由

最初に 理由を列挙します。

①手術しても「男」にはなれないから
②身体的性別違和が 軽度であり、生活上 不便することが あまりないから
③手術による 後遺症によっては 働いたり生活したり することが むしろ困難となる場合があるから

④有事の際に 医療を受けることが困難となった場合において、手術していると 健康上のリスクを伴うから
⑤投薬等の治療とは 異なる、不可逆的な内臓の切除等を 戸籍上の性別の変更にあたって 治療の一つであるのに、選択の余地なく 不本意に強制されることは おかしいと思うから

⑥そもそも 治療しない方向へ 心と身体を折り合わせていく ことが正しいと考えるから
⑦個人的な 人生理念で考えたときに、自分に嘘をつく生き方を選択する気がないから

※列挙した 理由の中に「(外科的手術を)治療として捉えるのであれば」という言葉が出てきます。この趣旨の言葉は 以後 何度も登場しますが何故このような前提に立つか述べると、これは私個人の見解であるだけに とどまりません。
何度か 改訂されています「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」という、性別違和(性同一性障害)の診断にあたって 日本精神神経医学会が出しているガイドライン内の「4. 治療のガイドライン」において、治療を全て受ける必要はなく また、治療を受ける順番も自己決定することができる 旨 明記されているほか、本ガイドラインの改訂や 社会的許容状況を鑑みて 2023年10月25日の最高裁判決の主文でも同様のことが述べられています。私より上の世代の方ですと「外科的手術が治療の1つだなんて聞いてないぞ!」とおっしゃる方がいらっしゃいます。当時は その認識で正しかったのですが、性同一性障害にかかる 治療や捉え方も 時代が経るごとに変わっていくことを理解する必要があります。

「性同一性障害に関する診断と治療のガイドライン」について知りたい方へ
性同一性障害にかかる治療の捉え方や 世論の変遷については いずれのときか別のnoteで書きますので これ以上は述べません。

理由① 手術しても「男」に なれないから「男とは何か」という問題

理由を7つ列挙しました。
反対に どうしたら私自身が 外科的手術を受ける気になるのか 考えてみましたが 外科的手術を受けることで「男」になれるのであれば 手術を受けます。それが実現するのであれば こんな、やらない理由を つらつら書いて述べる時間が 明らかに無駄であって、不健康になろうが 何であろうが 手術を受けよう と私も考えるからです。

「男」という定義は、定義すること自体 非常に難しく、たとえば 「あなたは何故 自分自身を 男だと思いますか」という質問を 投げかけられた場合に、GID当事者であれ 非当事者であれ 誰もが納得のいく回答をすることは 難しいでしょう。むしろ 答えに窮して 何も言えない方も いらっしゃると 思います。

よくある回答例に「染色体がXYなら男だ」というものがありますが、染色体に非典型発達が認められるDSD(性分化疾患)の方を例に取ると「男は何か」を説明する回答としては 不十分であることがわかります。DSDの1つである クラインフェルター症候群を例に取ると、染色体はXXYとなり、多くの場合 男性の生殖器が付き、戸籍上の性別が男性 と出生時決められる場合が多く、また 男性と自認する方傾向にあり、成長期のある時を境に 身体が女性化する等の症状があります。 染色体配列が XYでない とすると、このようなDSDの方は 男ではなく 女なのでしょうか。よく考えてみると 非常に難しい問題です。

DSD(性分化疾患)の1つである クラインフェルター症候群について知りたい方へ
当事者自身が 解説された動画があり、大変分かりやすかったため 一例として参照ください。


話は戻り、私が 私自身を 身体が女性であれ 内面が男性であると 考える理由は このnoteの最後に書きます。

理由①について 私が考える「男になれない」とは何か

「性別適合手術を受けて 性別を男に変えたんだから 俺は男だ」と 言うGID当事者の方がいます。私は そのような 考えを否定する気がなく、そうあって欲しいと思います。そして そう思えたら良いのに と自分を責めてしまいます。羨ましい と思ってしまいます。これは私の本心の思いであって、他者への皮肉の言葉ではありません。

私は 外科的手術を 治療の1つとして 捉えており、
「男」であるために必要であると 私自身は思いませんし、その手術をしたら「男」になれる とも思いません。そして これらの考えを あまねく他者に理解してもらうことも できない ことを理解しています。

私が 男とは何か を説明するとすれば「生物学的 性別が男であって、戸籍上性別表記も男であって、自身を男だと 認識する人」と説明するでしょう。

このように考える場合に 性別適合手術を受けたところで 生物学的 性別は 男になりません。この時点で私は 男になれない と考えてしまいます。私にとって みれば 意味をなさない手術を 受ける意味がありませんから、受けません という回答になります。

いわゆる「性別適合手術」とは GID当事者のうち 女→男へ移行することを望む FtMで考えると、その手術内容として 乳房切除、子宮・卵巣摘出手術、膣閉鎖、陰茎形成術膣閉鎖、陰茎形成術が挙げられます。特に 戸籍上の性別の取扱いの変更にあたっては、FtMについては 外科的手術について 子宮卵巣摘出術 のみ求められており、他の手術を受けていなくても 実は戸籍上の性別表記を 変えることができます。

いずれにせよ 全ての手術を やり尽くした自分を 想像してみて 自己評価すると、ただ内性器を取って 外性器を 男性っぽく整形手術を行なった、生物学的性別が 女性の人 という評価しかできません。私はこのように自己評価するから「男にはなれない」と考えてしまいます。

理由①について 戸籍上の性別の取扱いの変更にあたって 求められる「性別適合」に 私自身が考えること

戸籍上の性別の取扱いの変更にあたって求められる 身体的 性別適合とは、これは私の妄想ですが、戸籍上の性別の変更にあたって求められる 条件の1つ に過ぎず、ただ それだけのために 手術が求められている と考えています。

理由①について 私が考える 手術しても 性別適合しないこと

先述の通り 私に とってみれば 外科的手術は 戸籍上の性別の取扱いの変更にあたって求められていた 条件でしかありません。生殖腺を切除する手術の他に 現代医療が成せる あらゆる手術を受けたとしても、男性と全く同じ 射精含めた性交を 行うことはできませんし、女性を妊娠させ 子をもうける こともできませんし、私の染色体配列がXXであるところ XYに置き換わる筈もありません。私が考える 性別適合は1つも実現しません。このような理由から 私は 外科的手術を受けません。

理由②身体的性別違和が 軽度であり、生活上 不便することが あまりないから

手術を受けない理由として、手術の内容が 私にとっては満足いくものでないことを 先ほど述べましたが、同様に 服を脱がなければ 生活上 不便したり 他者に迷惑をかける場面もなく、 交際相手を除く 人前で 服を脱ぐ場面も、健康診断等 医療を受ける場面を除くと ここ10年ほど 全くありませんでしたし、服を着ていれば 外見上 女性に見える場面が 現在 全くありませんので、大して不便でないのに 大変な手術を受けたくないです。

以前世話になった上司に
「ああ、お前 温泉とか入れないよな。サウナの良さが分からんとは もったいないなぁ」
と言われたことがありますが 私自身 特にサウナも温泉も入りたいと思わないので 「別に…(沢○ エ○カ風)」としか、飾らない言葉で述べるなら その程度の感想しか出てきません。
加えて どうしても入りたいのであれば 温泉は貸切にすればよく、個室サウナを選択すれば 施設の利用はできます。複数人で入ることが 醍醐味なのに、と言われたら それに対して私は何も言い返せませんが、そもそも 子どもの頃の記憶に遡るほか ないのですが、サウナが好きでは なかったですし、温泉は 交際相手と入れれば十分です。私自身の性格として それ以外の人と一緒に入りたくないです笑

公衆浴場の他に 更衣室等の着替えの問題もありますが、たとえば 私は 営業職であるために 接待のために ゴルフに行くことがあります。私は そこにプレーする服装のまま行き、貴重品のみ 常時携帯し その他の荷物は車に載せておきます。このため更衣室やロッカールームに入りません。ホールを回り切った後 多くの人はシャワー等に行きますが、シャワーを浴びない人も 少なからずいて 私も同じように、物陰にひっそりと隠れて シャワーに行った人が帰ってくるのを待ちます。あまりに不自然だといけませんので、洗面所で びしゃびしゃに頭と顔を濡らして  シャワーを浴びた風に なってみたり、トイレで着替えるなど 工夫をします。私の場合は それでなんとかなってしまうし、このような状況が 手術を受けたいと思うほど 不便だと私自身は思っていませんので手術を受けたくありません。

私の胸は男性と同じレベルの ぺったんこ ではないのですが、女性として見えてしまう違和感を無くすよう補助する グッズとして 「ナベシャツ」を着れば、私の場合 本当に ぺったんこ に なります。
強いて不便を言えば この ナベシャツ を着ることが 色々な意味でキツいです。

ナベシャツについて知りたい方へ
下記の商品は実際に私が16歳から今まで定期的に購入している、大変お世話になっている商品です。

上記の商品は両脇ゴム式ですが、全体的にホック式の商品の方が普及しているようです。

果てしなく どうでもいい話をしますが
上記商品をレビューすると、両脇ゴム式は 胸を左右対称に 自然な形で つぶすことが できますが、脱ぎ着する際 非常にキツく、その点不便です。また 私のように胸が そもそも小さい人は 両脇ゴム式で十分ですが、胸が大きい人は 締め付けが足りない場合があります。ホック式は 胸が大きい人に特に有効で、何度も着て シャツが伸びて 緩くなっても締め付けの調整を何段階か行うことができます。ただし ホックの場所が左右片側に 多くの場合寄るため、着たときに不快感があったり、つぶした 際に胸に左右差が出たりする場合があります。

ナベシャツを着るようになって10年経ちますが、夏は 暑苦しく 汗をかいて ビショビショになり シャツが汗を吸って 臭くもなり、呼吸をするのもつまる ほどです。これでも慣れた方で、私にとっては 習慣というか 仕事に行くとき姿見で ネクタイが曲がっていないか確認するような、そんな あまりにも当たり前な ことなので、日々嫌だなと思う程ではないのですが、もし ナベシャツを着なくても良くなって シャツ一枚で 外に出られた時には 道端を歩きながら ぽろぽろ と泣くんだと思います。

先述の 女性と性交できたり とできることを増やすこともとても大切だと思っているのですが、ただ、後述します他の理由と比較した場合に、私にしてみれば たった これだけのために手術したくない という結論に至ります。

治療として見れば 私個人でみれば ホルモン治療や改名手続きによって、生活を問題なく送ることができ、また周囲から女性と気づかれることが全くなく、ストレスを感じない以上 私は外科的手術を受けません。

③手術による 後遺症によっては 働いたり生活したり することが むしろ困難となる場合があるから

①②に含まれます 手術することのメリットと比較した場合に 下記述べます③〜⑦にて述べられる デメリットが大きく、メリットとデメリットを比較した場合に 私にとって見ればデメリットが上回るために 外科的手術を受けたくありません。

後遺症の存在は GID当事者が外科的手術を受けない理由の1つに必ず挙がります。
後遺症も、程度が軽ければ良いのですが 例えば 子宮・卵巣摘出手術を受けた場合の後遺症に 挙げられる排尿障害の程度によっては、意図せず尿漏れし続けてしまうことがあります。可能性の話をし出したらキリがありませんが、手術を受けるということは このような後遺症を享受する覚悟が必要になります。
外科的手術を受けた後遺症ある自分と 今手術を受けていない自分、どちらが良いだろうと考えた場合に 先述の通り、私には 身体的性別違和も 不便に思うことも少ないために 手術しない自分の方が良いと考えますので、手術を受けたくない という回答になります。

胸オペについて 手術をうけない理由を 理由⑥にて説明しますが、胸オペによる後遺症も 様々考えられますが 後遺症だけで考えてみると 手術を受けたいかもしれない、と考えることがあります。
胸オペの後遺症として考えられるものは、例えば 切開した箇所が 運悪くケロイドになってしまったり、胸周りの汗の かき方が変わってしまったり、著しく低い可能性ですが 胸周りの神経を傷つけてしまい 腕が上がらなくなる ことなどです。
私が運悪く先述の全ての後遺症を患う羽目になったとしても、それでも 私は胸オペして良かったと 思うでしょう。何故なら 服を脱ぐ機会がほぼ無いため、ケロイドになった患部を 他人に晒すことは ほぼありませんし、たとえ腕が上がらなくなったとしても、接待ゴルフを断る理由になりますし それほどスポーツが得意でも好きでもないため、困りません。後遺症だけの点でみれば 手術する選択も良いと私個人は考えます。

ただ私は 特に生殖腺の切除手術について 後遺症のことを考えると 引き換えに得られるメリットが あまりにも少なく、排尿障害に陥った場合には 外回りを要する営業職の仕事は できなくなり、日常生活に支障をきたす おそれもある と考えますので 手術を受けたくありません。

③の理由について 外科的手術にも一定の治療成果があり、手術を受けた方がいい方がいらっしゃいます

先述の通り 私個人で考えると わざわざ外科的手術を受けるほどの必要がないことを 散々説明して参りましたが、単に私の場合であって、手術が必要な方が 一定層いらっしゃいます。

例えば 身体的性別違和が 著しく重度である場合においては 手術しないことで 自死してしまう等 健康どころか生命を脅かす場合があります。臓器が正常であっても 精神が安定でなく 自死をも選ぶ可能性が捨てきれないなら、総合評価してみれば 著しく不健康であるから、そのような場合 少しでも違和を緩和させるべく、治療として 生殖腺の切除手術を受けることは その人個人にとっては とても正しい選択に なります。たとえ日常生活が不自由になったとしても、命と換えることはできません。

また命に関わらない場合であっても、同様に 例えば、男性ホルモン注射を適切に行なっているにも関わらず、月経(不正出血を含む)が止まらない方が一定数いらっしゃいます。このような場合にも 手術を選択することは良いことだと考えます。著しく 社会生活に支障をきたす原因になると 私自身は考えますので、もし 私がそのような悩みを抱えているのであれば 手術を選択する可能性が高いと思います。

外科的手術を受けないこと によるリスク

そして 手術を受けなければ全く問題ないかと言うと、手術をしないことそれ自体が不健康となるリスクがあることも 理解する必要があります。
ホルモン治療を続けながら 外科的手術を受けないでいると たとえば 、私の場合 体内に子宮卵巣がある訳ですが、男性ホルモン剤の影響で 免疫が低下する等の生殖腺機能が低下し、生殖腺にかかる疾病に罹る恐れや、その人の体質により体調が優れないなどの健康被害が生じる おそれが あります。
このような疾病に罹った場合においては 病気となりますので、特に生死に関わる場合には 後遺症云々あれ 切除される決断をされる方が多いことでしょう。このような 生殖腺を残すリスクを考えて 生殖腺切除手術等に踏み切る決断をされるGID当事者の方がいらっしゃることも注意する必要があります。
健康上のリスクを何と比較して 外科的手術受けるか。人によって 比較する判断材料が異なることを知っていただけたら幸いです。

理由④有事の際に 医療を受けることが困難となった場合において、手術していると 健康上のリスクを伴うから

特に 生殖腺切除手術を受けた場合においては、手術を受けたあとは 性ホルモンを作り出すことができない身体となってしまうために、常にホルモン注射等の治療を要することになります。戸籍上の性別変更後に 10割負担であったホルモン注射が 3割負担に変更されるのは このような理由があるためです。
しかし 災害や 戦争などの天変地異が発生した場合には 医療をまともに受けられない状況となりますので ホルモン注射を受けられないことは それにより死ぬことはないでしょうが 健康被害があることは言うまでもありません。
2024年1月1日に発生しました 能登半島地震を例にとっても、紹介状が無いと 他のクリニックでホルモン注射を受けることが難しいところ、もし その地に私が住んでいて 医療崩壊して、紹介状を発行してもらえず 他県で医療を受けることに窮することがあったら と考えると、生殖腺切除手術を受けたいと私は思いません。むしろ 生殖腺切除手術を受けていなければ、ホルモン注射を打たなくとも 多少ホルモンバランスの乱れがあれ 生活できるのですから そっちの方が良いと 私は考えてしまいます。

日本の皆保険に伴う医療保証は 他国と比較してズバ抜けたものがあり しかしそのような国家ですら 震災が多く 適切な医療を受けられない可能性があるとすると、私の場合 結局 何処の国に行っても 不安で 手術を受けようと考えないでしょう。

前半終了、後半に続きます

こnoteで 全て書き切る予定でいましたが、10,000字を突破する見込みとなり、長いと これまた読みにくいとnoteになりますので。一旦お開きとします。


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