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リハ塾マガジン

臨床で感じるなぜ?を解決し結果を出したい人のためのWebマガジン。 機能解剖、生理学、病態やメカニズムの理解、そこから考えられるアプローチを学び、より臨床で使える形で知識を提供し…
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2021年6月の記事一覧

問題点が見つけられない人は○○ができていない

リハ塾の松井です! 臨床で、痛みとか筋出力の低下とか、ADLを獲得していく上でそういった問題点がありますよね。 でも、問題だとは分かっていても、中々改善できない…こんな悩みありますよね。 ・痛いのは分かるがどうしていいか分からない ・筋力運動を続けても全然筋力が上がらない ・何やっても良くならないから結局マッサージしかできない この悩みの原因は「評価を丁寧にしていない」からです。 してるよ!って声も上がるかもしれません。 僕も以前はそう思っていましたが、改めてちゃ

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圧迫骨折後も長引く疼痛の考え方

火曜日ライターの松井です! 圧迫骨折は、臨床でもとても多く担当する機会のある疾患です。 骨折直後の痛みは、骨折による急性痛ですが、治癒した後も長く痛みを訴える方おられませんか? 圧迫骨折による問題は、何と言っても疼痛による機能障害、ADL障害なので、何とか疼痛を軽減したいところですよね。 そこで、今回は圧迫骨折後の痛みに関して、長引く痛みは何が考えられるのか、セラピストとしてどう関わっていけば良いか、僕の考えも踏まえて解説します! 圧迫骨折後の痛みの原因

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神経可塑性を促すための3つのポイント

脊髄損傷や脳卒中の症例を担当すると、こんな悩みありませんか? ・どんなプログラムを立てていいのか分からない ・神経可塑性には量が大事とは言うが、どれくらいの量をこなせばいいのか分からない ・どのように神経可塑性の質を求めていけば良いのか分からない 脊髄損傷や脳卒中のリハビリでは、筋力の強化というよりは、神経結合の強化・神経可塑性を促すことがポイントになります。 なので、一般的な骨折などの運動器疾患と同じように筋力運動や関節運動を行っているだけでは不十分な側面があります。

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筋力を基準にしてはいけない理由

リハ塾の松井です! 歩行や階段昇降、起居動作、各種ADL動作など、我々セラピストが一つのゴールとする動作において、関節がどの肢位でも適切な筋力を発揮できることが動作パフォーマンスにおいて重要です。 MMTは筋力の評価ですが、決まった肢位で評価しているので、例えその肢位でMMT5と判定されても、どんな場面でもその筋力を発揮できるとは限りません。

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肩関節前方の痛みを評価する方法

リハ塾の松井です! 肩関節の痛みと言っても色々ありますが、肩の前面に痛みを訴える方多いですよね。 よくあるのは、屈曲・外転90°で骨頭と肩峰下でインピンジメントが起こる場合。 ただ、インピンジメントが起こるのも原因は様々なので、そこをきっちり評価しないといけないわけです。 今回はその辺りを考えてみましょう。

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背筋を伸ばして!と言っていませんか?

火曜日ライターの松井です! 臨床でこのような悩みありませんか? ・円背が強くて前方へのバランス機能が低い ・背筋へ運動療法するがあまり効果を実感できない ・とりあえず、背筋を伸ばして!と言っている 正直、背中や腰が曲がってる方に対して、背筋を伸ばして!と言うのはセラピストじゃなくても言えます。 円背が関節の変形など、構造的にそうなっている場合は改善するのは難しいです。 ですが、そうでない場合は改善することも可能ですし、構造的な問題が強かったとしても、背筋の収縮を入れ

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肩の夜間痛に対して何をすべきか

リハ塾の松井です! 肩関節の痛みにおいて夜間痛を訴える方おられると思います。 そんな方のリハビリでこんな悩みありませんか? ・夜に痛むと言われても再現性がないから困る ・就寝時のポジショニングを指導するが、あまり痛みが変わらない ・何をしていいか分からないので、結局マッサージして終わってしまう 確かに、夜間痛の訴えがあってもリハビリに来た時にその痛みを再現できるかと言うと難しいので、何をしていいか分からなくなりますよね。 ですが、分からない理由としては、夜間痛が発生

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腱板断裂の手術方法から考える肩関節リハビリ

リハ塾の松井です! 肩関節疾患の代表的なものとして、腱板断裂・損傷があります。 保存例もおられますが、手術する症例も少なくありません。 そんな腱板断裂の手術後において、手術の方法をよく知らずにリハビリしていませんか? 例えば、棘上筋を断裂して棘上筋を縫合しているのなら、棘上筋に負担をかけないようにするのは当たり前です。 ですが、手術におけるその他の組織の侵襲があるのかどうかも理解しておくことが術後のリハビリでは重要です。 なので、今回は腱板断裂に対する手術の方法と

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肩関節自動運動を獲得するための3つのポイント

火曜日ライターの松井です! 僕は現在はデイケア勤務ですが、以前は病院で急性期と外来で整形疾患を中心に担当しており、外来では特に肩関節疾患の方を担当する機会が多くありました。 肩関節脱臼後、腱板損傷・断裂の保存や術後、上腕骨骨折など、多くの肩関節疾患を担当してきて思うことがあります。 皆さんもきっとこんな悩みあるではないでしょうか? ・リハ開始からけっこう日が経つのに、全然自動運動ができない ・他動可動域は改善していっているのに、自動可動域が獲得できない ・自動運動をリハ

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急性期で働くセラピストこそ知っておくべき慢性疼痛のこと

リハ塾の松井です! 2010年に理学療法士協会によって調査された、治療した患者において最も問題になった障害として第2位になっています(参考文献①)。 過去の同様の調査を見ても、毎回上位5位以内に入っており、それだけ問題と感じられていることが分かります。 では、疼痛の何を問題と感じているのでしょうか。 臨床でこのような悩みありませんか? ・受傷してから経過が長いが中々痛みが引かない ・その場では痛みが軽快するが、次回のリハビリ時には元に戻っている ・ADLを拡大したい

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感覚障害への介入で意識すべき5つの原則とは?

リハ塾の松井です! 前回、感覚障害への介入で大事なポイントとして以下の5つを解説しました。 ・特定刺激の反復 ・探索的注意 ・視覚遮断 ・動機付け/意味を帯びた課題 ・予測的施行 前回の記事はこちら↓ 今回はさらに以下の5つを解説します。 ・探索の方法や正確性に対するフィードバック ・感覚の調節:感覚モダリティ内とモダリティ間 ・差異の区別と難易度:やさしいものから難しいものへと段階づける ・集中的な練習 ・多様性のある刺激の設定:適宜フィードバック

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【外側腋窩隙(QLS)】肩挙上時の痛みを3つの筋肉から考える

火曜日ライターの松井です! 肩関節の挙上時、肩の後方や外側に痛みを訴える方おられますよね。 そんな方のリハビリでこんな悩みありませんか? ・痛い部位をマッサージやストレッチするがあまり良くならない ・痛みを訴える部位に圧痛はないのに痛がる ・可動域に問題はない、あるいは改善してきているのに痛みは変わらない これらの痛みは、腋窩神経の障害が原因かもしれません。 肩の後外側には外側腋窩隙(以下、QLS)と呼ばれる空間があり、そこを通る腋窩神経が何らかの問題で障害されること

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感覚障害への介入で大事な5つのポイントを紹介!

リハ塾の松井です! 感覚障害に対して何をしていいか分からない…。 こんな悩みありませんか? 感覚障害は脳卒中患者のかなりの割り合いで合併しますが、明確な介入方法が確立されているわけはないですし、色々考えて介入したとしても即時的な効果は出にくいですし、臨床ではとても難渋する症状の1つかと思います。 そこで今回は、エビデンス自体は強いわけではないですが、現状言われている感覚障害への介入のポイントを10紹介します。 数が多いので、2回に分けて5つずつ紹介しますね! 今日

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股関節屈曲時の痛みは小臀筋がポイント

リハ塾の松井です! 臨床では股関節伸展制限が着目されることが多い印象ですが、屈曲制限もかなり多く、屈曲できないことで様々な弊害があります。 こんな訴え聞いたことありませんか? ・股関節屈曲時に股関節の前方や外側が痛くなる ・歩いていると股関節の前側が痛くなる ・しゃがみ込みができない、しゃがむと股関節が痛くなる ・起立時や靴を履く時など前屈すると腰部痛が出現する これらは股関節の屈曲制限を改善することで解決できる可能性があります。 屈曲制限を具体的に考えてみると、殿

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