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リハ塾マガジン

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2020年8月の記事一覧

腹筋を鍛えるにはまず頸部屈曲位を作る

リハ塾の松井です! 体幹の安定は四肢の動きにおいて必要、体幹の動きは各種動作において必要になります。 なので、体幹筋の活動が重要になりますが、臨床では難しい場合もありますよね。 脳卒中による低緊張や過緊張、骨折後の痛みなどなど、適切な筋収縮を得たくても得られない場合の方が多く、そのような状態だと運動療法を指導しようとしても難渋することもあると思います。 そんな場合、体幹筋の収縮を少しでも上手く得るための工夫が必要です。 今日はそのための工夫を紹介します!

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起立・歩行における大腿四頭筋の診方

リハ塾の松井です! 立ち上がりや歩行周期における立脚初期では、大腿四頭筋の短縮や過緊張が動作を邪魔してしまう場合があります。 臨床ではよく大腿四頭筋に対する運動療法として、座位で膝を伸展させるような運動を見ますが、かえって逆効果になる場合があります。 大腿四頭筋はある程度の長さが作れて、かつ、機能的に作用するが求められます。 今日は大腿四頭筋と下肢のアライメントに着目して、起立や歩行動作について考えてみました。

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前庭感覚と体性感覚の組み合わせ方

リハ塾の松井です! 以前、前庭感覚についての記事を書きました。 今日はもう少し臨床的な視点でどういう風に介入しているかを解説します! 体性感覚、視覚、前庭感覚が重要ですが、それぞれは独立しているわけではありません。 なので、この辺を考慮した介入がポイントです。 以前の記事はこちら↓

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大臀筋の活動を高めるには腹圧も高める

リハ塾の松井です! 股関節において、殿筋群は股関節伸展可動域を作るために重要です。 高齢者が多い臨床場面では、退行性の変化や個人が持つ様々な既往歴によって、股関節は屈曲し伸展制限を呈している場合が多いです。 これは皆さんよく経験されているはず。 特に股関節の術後や腰痛を持つ症例では股関節伸展可動域を作るために、殿筋群の活動は重要で、中でも面積が大きい大殿筋の活動は重要となります。 今日は大殿筋に焦点を当て、大殿筋の活動を高めるにはどうしたらいいのか、運動療法中を指導す

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アキレス腱炎と足関節の関係性

火曜日ライターの松井です! 昨日は24時間テレビの高橋尚子の走る姿に影響され、朝から10km走ろうと意気込んで走ったはいいですが、7時代で既に30度もあり暑さでダウンして8kmまでで断念しました…。 高橋尚子さんはじめ、よく暑い中100kmも走れるなーと改めて凄さを身を持って実感しました。 また、1500m走では田中希実選手が日本新記録を14年ぶりに更新したり、100m走の桐生選手も調子が良さそうで、陸上競技は楽しみになってきましたね! さて、僕の周りにもマラソンをし

筋肉を機能的に4つに分けて考える

リハ塾の松井です! 身体には多くの筋肉があり、それぞれにそれぞれに適した役割、機能があります。 大きく分けると、インナーマッスルとアウターマッスルに分けることができますが、アウターマッスルをさらに安定性としてのスタビライザーと動きを出すためのモビライザーの2つに分けることができます。 さらに、それに加えて、ロードトランスファーという概念もあります(参考文献①)。 インナーマッスル、アウターマッスル(スタビライザー、モビライザー、ロードトランスファー)の4つに機能的に分

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前庭機能を深掘りしてみた

リハ塾の松井です! よく言われていることですが、人は体性感覚・視覚・前庭感覚の3つで外部から情報を取り入れ、その感覚情報をもとに筋力を発揮したり、各種動作を発現します。 3つの中で体性感覚が最も割合が多く、約70%をもの感覚を占めており重要なのは一目瞭然ですが、今日は前庭感覚に着目して深掘りしてみます。 特に脳卒中後の症例では、頚部と体幹の分離が難しかったり、抗重力筋活動の不活性化により、起居動作や起立動作時に勢いをつけて動作を実行するため、前庭系へ過剰な入力となった結

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腹腔内圧の臨床でできる簡単な高め方

リハ塾の松井です! 今日は腹腔内圧と背筋群の過緊張、体幹機能との関係性について臨床的なアイディアを考えてみます。 臨床的には、座位が不安定、背筋群の過緊張による腰痛、円背など体幹が屈曲してしまうような症例は腹腔内圧が低いことが多いです。 また、体幹の機能は四肢の動きの連動には必須なので、ほとんどの症例において体幹機能を高めるために腹腔内圧を高めることは重要なポイントの一つなのです。 今日は腹腔内圧が高い状態、低い状態とはどんな状態か? 腹腔内圧を高めるにはどうしたらい

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ブリッジ運動において最も活動する体幹筋とは?

リハ塾の松井です! 今日はブリッジ運動における、体幹筋活動の違いを解説します。 ブリッジ運動は臨床でもよく指導される運動療法の1つで、主に殿筋群を鍛える目的というイメージが強いかもしれませんが、体幹筋活動も起こります。 ただ、体幹筋の中でもどこが働くのか、ブリッジ運動にもいくつかバリエーションがあるため、どれを選択するのが良いか。 この辺りについて解説します。

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膝蓋骨にとりあえずモビライゼーションはやめよう

火曜日ライターの松井です! 田舎ならではですが、毎年、嫁の実家に海に面した土地があるので、そこで皆でBBQをしたり海に入ったりしています。 それが昨日だったのですが、今年は風が強く海が荒れて入れず、暑さもすごかったので、軽い熱中症みたいな症状で昨日の夜は頭痛で辛かったです。 今日もまだ体がだるい中この記事を書いていますが、皆さんも暑さに気を付けてお過ごしください! さて、今日は膝関節習慣ということで、膝蓋骨周りの痛みについての記事です。 その痛みに診断はつきませんが、

体幹伸筋・インナーマッスルの活動を最も高める運動

リハ塾の松井です! 前回、腹直筋・内腹斜筋・外腹斜筋において、筋活動が高くなる運動療法を紹介しました。 今日はその続きで、脊柱起立筋・腰部多裂筋・腹横筋において、どんな運動で筋活動が高くなるのかを臨床でのポイントも踏まえて解説します!

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腹筋群を鍛えるために最も効果的な運動療法とは?

リハ塾の松井です! 体幹筋には、腹直筋・内腹斜筋・外腹斜筋・脊柱起立筋など、複数の筋肉が含まれます。 臨床では、体幹筋の弱化によって四肢の機能の低下や動作レベルでの問題がある方は多くいます。 なので、体幹筋に対して運動療法を指導することも多いと思います。 ですが、本当に選択した運動療法で狙った筋肉が働いているのか。 今日はそれをテーマに、どんな運動が各筋肉を活動させるのかについて解説します。 今回ピックアップしたのは、腹直筋、内腹斜筋、外腹斜筋、脊柱起立筋、腰部多裂筋

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腸脛靭帯が緊張するとどうなる?その結果と対策

リハ塾の松井です! 特に膝関節の疾患、膝に痛みを抱える方なんかで著明ですが、腸脛靭帯がパンパンに張っている症例を多々経験します。 痛みや機能障害が腸脛靭帯と関係しているかはさておき、そんな症例に対してどう対処しますか? 直接腸脛靭帯をマッサージ? 腸脛靭帯をストレッチ? そもそも、腸脛靭帯は靭帯なので、マッサージやストレッチが本当に効果的なのか疑問が残ります。 今日は腸脛靭帯に焦点を当て、腸脛靭帯の緊張と痛みや機能障害との関連について解説します!

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大腿四頭筋の二関節筋としての役割を考えよう

リハ塾の松井です! 下肢において、大腿四頭筋、腓腹筋、ハムストリングスは二関節筋として働きます。 これらはOKCとCKCでは作用が異なり、特にCKCでのそれぞれの作用を知っておくことは抗重力位での動作においてポイントの1つになります。 OKCで筋力が十分に働いたとしても、CKCで筋力を発揮できるとは限りません。 その辺りの理解を深めるには、CKCにおける各筋肉の作用を知っておく必要があります。 今回は大腿四頭筋に着目して、CKCにおける大腿骨、脛骨に対する作用を考えて

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