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【05】13歳の脳ミソよ、戻ってこい/30歳の女は海外で暮らしたい

さて、英語を勉強して話せるようになるぞ!と意気込んだはいいが、実際のところ、何をどうやったらいいのかサッパリわからない。

そこで簡単な目標を立てる。
こんな感じだ。
1.日常会話ができるようになる(独学で)
2.Bエージェントのじいさんに英語ができることを証明するため、TOEICテストを受ける(結果は良い方がいい)

よし!
とりあえず目標ができた。(単純)
あとはこの目標を達成するための具体的なやり方を考えるのだ。

まず勉強方法としては独学で行うことに決めた。
別に何が何でもってわけではないが、ただ単に英会話教室にかけるお金がないのである、、、。貯めたお金は全て留学関係にあてたい。となると、必然的に英語の勉強は自力でするしかないのだ。

独学で英会話を習得するのが大変なことはわかっていたが、同時に無理ではないこともわかっていた。なぜかというと、私には「日本人だが英語がペラペラ」な友達がいた。彼女は英会話教室に通っていないし、海外へは旅行ですら行ったことがない。しかし彼女は独学とアメリカ人の彼氏とのやり取りの中で、英会話をマスターしたのである。

もちろんネイティブ並みとはいかないだろう。しかしTOEICは900点以上、仕事においても英語を使うくらいだから、結構なレベルだと思うのだ。

そんな彼女の存在があったから、英語嫌いではあるものの、私は割と楽観的だった。自分に合う勉強方法さえ見つければ、私にだって日常英会話くらいはできるだろう、、、。


ではここからは、実際に私が行った勉強方法をご紹介しよう。

学生時代の苦い経験はあるにせよ、さすがに社会人にもなると簡単な英語は読めるし、どこからか何かしらの知識は得ているものである。だから私はまず自分の本当の英語レベルを知ることから始めた。

そこで購入したのが以下の本である。
(ん?これは…アフィリエイトリンクを張りたい衝動にかられる)

「Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル」
この本を使えば、30日間で中学3年間の英語が学べるらしい。
本当か?今思えば上手いコピーにつられたと気付くが、当時は本気である。

中学英語といえば、まさに文法も単語も基礎中の基礎である。このレベルがわからなければ、もうその先はないのだ。事実、中学時代にこのレベルでつまづいた私は、高校に入ってからも苦しんだ。そして、実際にこの本で勉強をしてみると前半の3分の1ほどしか自力では解けなかった。私はどうやら、いや、案の定、中学英語すらまともに理解していなかったようだ。笑

中学基礎英語を勉強しつつ、簡単な英語を自然に話せるようになる練習もした。購入したのは子供が話すレベルの簡単な日常英会話本である。

「ネイティブなら子どものときに身につける英会話なるほどフレーズ100」
買った当時は気にしていなかったが、この本はバリッバリのアメリカ英語である。(私が行くのはイギリス笑)でも、この子供レベルの会話が当時の私には必要だったのだ。過去の経験から、自分のレベルに合わない教材では上手く勉強できないことがわかっていたからである。

子供レベルの会話に満足した私が次に手に入れたのは、以下の本である。

「どんどん話すための瞬間英作文トレーニング」
この本、実は私にはすごく相性が良かった。この本をやり込むことで「英語脳」が作られるらしいのだ。「英語脳」…怪しいだろ?、、、結果、私の脳ミソは英語脳にはならなかったが(もちろん)、間違いなく「自分の力で話すことの基礎」ができたのはこの本のお陰である。賛否両論あるだろう、ウンウン。でも他人がする本の評価など、どうでもいいのだ。重要なのは、私はこの本で英語を話すためのコツを掴めたことだ。

実際、この本には大変お世話になった。
仕事の昼休みは、ひたすらこの本を使って英文を発する練習をした。この時点では発音なんて大体合っていればいい。とにかく思ったことを英語ですぐに口から出す「瞬発力」を身につけたかった。

私はここまでの3冊で、日常英会話の基礎を身につけたと言ってほぼ間違いない。
よく聞くでしょ?「中学レベルの英語が話せれば会話は成り立つ」って。
本当にそうなのだ。特に文法。中学英語の文法ができていれば、何気ない日常会話には困らない。しかし単語についてはどんどん増やしていく必要があるだろう。単語をたくさん知れば、それだけ話せる話題は増えていく。

最後にTOEICテスト対策で購入した本が2冊ある。

「DUO3.0(復習用CD付き)」
「TOEICテスト公式問題集」

この2冊を使ってTOEICテストに向けて勉強した。
そして人生初にして最後であろうTOEICテストの結果は655点。
そこまで悪くはないだろう。ドヤッ。
TOEICについては、英会話の勉強とは切り離して考えていた。正直、TOEICはスコアさえ取れればそれでいいのである。もとよりこのTOEICテストは、Bエージェントのじいさんに私の英語レベルを証明するためのもの。200点とかでない限り、そこまでガッツリ勉強する必要はなかったのだ。

とは言っても「DUO3.0」とそのCDは大変役に立った。本に収録されている語彙は中学英語レベルでは使わないものが多い。でも実生活ではいずれは使うだろう単語だ。自分では使わなくても、ニュースを見ていたりするとよく耳にする単語もある。基礎を理解した英語学習者にはおすすめしたい1冊なのは間違いない。

と、ダラダラと私の英語学習について書いたが、果たして最後まで読んでくれた読者はいたのだろうか?、、、実は、肝心なある学習方法の説明がまだ残っているのだ。笑

その学習方法とは「ネイティブとの会話を通して英語を学ぶ」ことである。もちろん英会話教室には行っていない。あくまでも独学だ。

要するに、私は英語を教えてくれるネイティブを、自分で探したのである。