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初めてのナイトマーケット-マレーシア留学日記1

初めてのナイトマーケット

初めて、ナイトマーケットへ。

私は、韓国人の子2人、日本とネパールのダブルの子、私の4人でシェアハウスをしているのだが、誰かが近くでナイトマーケットをやっているという情報を入手したので、早速行ってみたのだった。

とても高い、日本でいう「タワマン」のような建物のすぐそばに、決して裕福とは言えない人たちが野菜や魚などを買いに集まっている。

日本では体感したことのない、目で見てはっきりとわかる経済的な格差を感じた。

マーケットに近づくにつれて、人々のガヤガヤとした声が大きくなる。

中に入るとすぐに、人の熱気を感じた。
蛍光灯の刺激的な光が眩しい。

喧騒の中で、私は日本で触れたことのない人の多さと得体の知れない力に圧倒されて、私は言葉を発することができなくなった。
(私は大勢の人がいると、情報の多さにいつも圧倒されてしまうのだ)

ネパールに滞在経験のあるルームメイトは頼もしく、上の空になっている私を前へ前へと導いてくれた。

売られている果物や魚、雑貨はどれも新鮮で、でも、とても安い。
ルームメイトとマンゴーの安さに歓喜した。

多くの人の目を引くために声を張り上げる商人、今日の晩御飯のことを考えながら子供の肩を強く握りしめる女性。
店と店の間で、物乞いをしている子供もいた。

そこに生きる人の目は、まっすぐ、明日を見ていた。
全ての人から出る力が強く、私はただ、圧倒された。


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