海の素人が船上でおむすびをむすべるのか

下田でこんなイベントが行われているのをご存知でしょうか。

高知の知人が
このイベントに参加することになっていて

「乗るか？」と声をかけて頂き
行ってきました！

「えええええ。こんな素人が行って大丈夫なんですか？！」
「キャプテンがいいって言ってんだからいいわ」
ええええええ。
そんな・・大丈夫？！
船って、船でしょ？

「おむすび、むすべ！」

えーーーーーーーっ？！
むすべるんかいな。

ってか、そんな理由で行っていいの？
こんな素人が？

隠岐島に行くフェリーくらいしか乗ってないけど？
昔沖縄に行くのに乗ったくらいだけど？
大丈夫か、わたし？！
むすべるのか？！
っていうか、酔わないでいられるのか・・・？

船ってスケールがヤバい。

3日間行われる大会なのですが
ブラザーズ（息子達）のバドミントン の都合で
前夜祭と初日のみ参加することになっておりました。

その前夜祭の前時間に合流し
船の調整とか諸々準備を見せてもらいましたが・・・

ヤバい。

1回に入れる燃料の量とか。
その金額とか。
本体の価格とか。
来ている方々の雰囲氣とか。
スケール感ヤバい。

・・・わたしどれだけ一般人なんだ(笑)

船持ってるって・・・・すごいことなんだろうと思います。

多分、漁船とかでもすごいと思うんですよ。
維持費とか諸々、船って大変なんだろうな、と。

だけど今回下田に集っている方々の船のレベルは
かなり・・・すごいww

そこでおむすびってww
え？いいの？

ま、いっか。

楽しもう！
笑

いよいよスタートフィッシング

10 ・9・とカウントが始まり
「1！スターーーートぉ！！！！」の無線で
一斉に100の船がアクセル全開で船上を走ります。

これ見たかった！
これ！！
すごいんだよ、本当にすごいの！！

アドレナリン出まくるからね。

だけど安全第一だから
緊張感もすごい。

ヘリも出る

早さと揺れで
船が海の上を跳ねるのよ。
つかまってないと落ちそうになるくらい。
命がけ！

そしてこの時わたしは
GUCCIのサングラスが海へトポン、とはねていきました。。。。

胸に下げていたのに
跳ねるから外れちゃって。

「ぬおぉぉぉ・・・・泣
今日絶対釣れるわ！！！」
と決まりましたよね、この時。

そしてポイントへついた頃
海を見ると真っ青。
私たちが海水浴できるような場所とは全く違う青。
写真撮ればよかった。。。。

これでもまだ薄い青

というのも
カジキ釣りは
ルアーをカツオに見立てて
常に走っていて揺れているので
当然立っていられるわけもなく
慣れるまでずっとゴロンと寝転んでいるんだけど

寝ていても
ソファーから落ちるくらい揺れるんです。

何度も落ちそうになって
1回落ちたからねw

カツオ(笑)
海の中ではキラキラ光ってカツオのように見えるそう

そんな中でも
炊飯器でお米は炊けて！

船内電気通っています

炊けたからにはむすぼう、と
起きるけど
「やべ」と寝転ぶ。（うぷっ、ってなる）

・・・を何度か繰り返していました(笑)

とにかく
揺れる、揺れる、揺れる。

この揺れに
8時間耐える×3日間って、どれだけタフなんですか！！

海の男ってすごいなぁ・・・・

わたしは
船酔いはしていたけれど
戻すほどではなく。（そのレベルで褒められた！）

寝転びながら
ふと、波がおだやかになりそうな瞬間と
ふと、カラダが大丈夫な瞬間を感じて

すっと起きて

さっとむすんで

「うわ、やべ、、、」と即効寝転ぶ

というのを3回繰り返しました(笑)

むすんでいるところを
動画撮ってくださったんですが
むすび終わった瞬間の顔がやばくてウケるw

海苔すらまともに切れない揺れって
すごくないですか？？？

8時間近く乗船していて
6時間は横になっていたんじゃなかろうか

それでもミッションはクリアできて（むすべて）
食べて頂けてよろこんでいただけて
（あの揺れで食べられるみんながすごい）

初日は釣れたし（2日目・3日目は釣れず）
しかも表彰式に参加しちゃったし、で
モッテる認定受けました(笑)

宿の女将さんが「あれ？！泊まってる人たち！」って
テレビを録画してくださっていました

ファイト、というんですよ

あの環境で
お米炊いたことも
むすべたことも
そして船の上で食べていただけたことも

奇跡みたいな体験でした。

ちなみに
URL先の
ベストセーフティー賞（下田海上保安部長賞）
を受賞されたのが
わたしが乗せて頂いた船です！（鼻高々！笑）

もう、こうなってくると
どこでもむすべる氣がします！

海っていいですよね〜

キャプテン！貴重な経験をありがとうございました！！