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長男と次男がバドミントンをはじめまして。34

年が明け、2024年になりました。
息子達がバドミントンを始めてから2年半が過ぎたところです。
今年の夏で丸3年。
まさかこんな熱い時間を過ごすことになるなんて思いもしませんでした。

進学先を選ぶにあたって

長男は小学6年生。この春中学生になります。
進学先は私立の中学校に決まりました。
少し話を遡りながら書くことにします。

先輩方の様子を見ていると
どうやらバドミントンを本格的に続けたい子は
市外へ進んでいる子が多い様子でした。

じつは所沢市の中学校はバドミントン部がありません。
バドミントン部に所属してジュニアに残る、という選択肢はないんですね。

公立の中学校へ進学してバドミントンを続ける場合には
何かの部活に入ってジュニアに通い続ける形になります。
部活に入るということは、その競技の大会にも参加することになるのでなかなか両立は大変なんじゃないかな、という印象です。

で、意外とそういった突っ込んだ話を先輩母達に相談できないでいたのですが、長男が6年生になる時には早めに動こう、というのだけはありました。

なんせ私たち親2人ともバドミントンに関しては全く無知。
野球とソフトボールなら、何県が強いとか強豪校はどこだ、とかわかるんですけどね。

そんなわけで、めっちゃ顔の広い(兄弟もいて詳しい&子どもが強いので全国区で色々知っている!)同学年の母に相談をしていました。


我が家の選び方はこうでした

学校を決めるにあたり、色々考えることがあると思います。
当然お金のこともあるし、環境もありますね。
自宅から通うのか、どれくらいかかるのか、親の送迎があるのか、とかね。

候補に上がっていたのは3校。
1:都内の中堅
→高校生と一緒に練習ができる
→指導者がすごく熱心
→家から通える
▶︎コート数が少ない

2:県外の強豪校
→高校が強豪で有名
→コートがすごく多いので練習がめっちゃできる
▶︎中学生の寮生活は高校生と一緒なので生活面が心配

3:県外の新設校
→指導者に実績がある
→文武両道を推進
→寮は中学生高校生別で食事もしっかり提供される
▶︎高い!!笑

ここで「?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんが
我が家は中学生から寮生活も可、を前提に学校を探していました。

寂しくないの?
と何度も聞かれましたが
寂しくないわけないですよね。当たり前じゃないですか。
じゃぁ、やりたいことをやる!と決めている本人に
お母さん寂しいからだめ、って言えます?
わたしは言えません。
心配だからだめ、なんて親のエゴだし
わたしはそれをやられてすごく窮屈だったし
本人がやるって言うのなら、そうか、じゃぁやってごらん!ってことです。

もうひとつ。
わたしが高校生の時、通学に片道2時間かかっていたんですね。
叶えたいことがあって目標持って高校へ行ったわけですが
とにかく2時間の通学は大変さ極まりなかったです。
朝練の日は始発(ほぼ毎日)、練習終わって帰ってくるのは22:00、23:00なんて時もざら。
寝過ごしたことも何度もあったし。夜の電車で痴漢にもあったしw

しかも駅まで迎えにきてもらえなかったんですよね、わたし女の子だったのに。真っ暗な道一人で歩いたのは心細かったなぁ、、、ま、バット持ってたから平気か、って思ってはいましたけど。
それに22:00に迎えに行くのが面倒だったのも理解はできます。(だからやらないはわたしはないけど)

いずれにせよ、通学ってよく考えないと結構負荷がかかるわけですよ、親子共々。
しかも今ってiPhoneがあって、ゲームとかに走りかねないじゃないですか。
(ちなみにわたしは寝てるか教科書読んでるか、どっちかでしたw)

なのでぶっちゃけ、通学時間無駄!というのがわたしの考えでもありました。
だからそんなにやりたいのなら寮の方がいいんじゃないの?と。

ただ、そこまでしてやりたいのか?というのがあるわけですね。
そこまでしてバドミントンやりたいの?続けたいの?強くなりたいの?と。

練習会に参加して

条件で選ぶのも大事ですが、結局行って感じて見るのが一番いいと思っていたので、どの学校も何度か練習会に参加させていただきました。
とは言っても、そんなに目立つ実績もない長男なので(埼玉県は強いのでまぁまぁできるレベルに成長はしていますが)どこもかしこも快いお返事をくださるわけではなく・・・お返事がなかったり、練習体験へ参加できなかったところもあります。
それがジュニアアスリートの現実です。
そんな早くから振るいにかけられるんですよ。悲しいような当然のような。

そして最終的に決めたのが3:の学校です。

長男が行きたい!となった。
それが理由です。

練習を一緒にした先輩との関わりもですし
駅を降りた時の地の雰囲氣も彼は感じ取っていると思います。

親としてはひとつ返事を一応したものの(否定は一切ないので)
お金のこと、寮生活のこと、どうしたいと思うのか、どうしようと考えているのか、本人とかなりじっくり話をしました。
そして改めて父親にお金のことも含めお願いをして受験に臨みました。


中学受験

学校説明会へ参加して言われたのは「過去問解いただけでは合格しません」でした。
長男は勉強ができないわけではありませんが、脳味噌がバドミントンに偏っていたのでシナプスが働いていない、という感じ?(わかります?笑)
それをどうにか勉強部分を復活させないと!ということで、夏から塾に通い出しました。
練習・練習・トレーニング・練習・塾・練習・大会(遠征)
みたい1週間をずーーーーっと続けまして。
いや、もう、本当に、これ、お金・・・・・おーかーねー!!!って叫び続けておりましたww

1月7日が受験日だったので
お正月も浮かれているわけにいかず
淡々と日常を過ごしまして・・・・
氣が休まらずに大変でした。

大変ばっかりだな(笑)


おかげさまで無事合格しまして。
(本人は受かる氣満々でしたので受かって当然って様子でしたが)
こちらは受かったら受かったで今度はいよいよいなくなっちゃうのか・・・と妙に現実味が湧いてきて。
合格発表の日は泣けて泣けて仕方なかったです。

わたしも寂しいですけど
多分、次男の方が寂しいでしょうね。
10 年しか一緒にいない、って・・・ね。

一緒の学校に行くことはたぶんないと思うので(タイプが全然違うので)
これからどんな兄弟関係を築いていくんだろう。
ちょっと不思議だけど楽しみです。


まだ13歳。
正直言えば、手元に置いて成長をまだまだ見たいです。
成長を毎日毎日見ていたい。

それでも。
本人が「やりたい!」と選んだ道を応援しない事の方がわたしは嫌なんです。

わたしは母親になった時
やりたいを応援しよう、って決めました。
どんなことでも彼の応援者であろう、と。

決めたけれど、こんな早く自立していく日が来るなんて微塵も思っていませんでした。

でもね、一方でさすがわたしの子だな、とも思ったりもします。
仕方ないか、って。


ちなみにわたしの自立は反発からでした。
独り立ちをなかなか許してもらえませんでした。

早く家を出たい
こんな家嫌だ
誰もわかってくれない

そんな思いを持って実家を出たんですね。
だから頼ることも助けを求めることもできなかったし、すごく孤独でした。

息子は違います。
「やりたいことあるから行く!」

そういって希望を持って自立していきます。

行っておいで!
大丈夫!
いつでも戻っておいで!
好きなだけがんばってこい!
どんな時も見守っているから、やりたいだけやってきな!

そう見送ってもらえることがどれだけ幸せなことか
いつかわかるといいな。

やりたい!を正直に言える。
そのまま動ける。
そんな風に育ってくれたこと、育てることができたことが
本当に嬉しいし誇らしいです!

やりたい!を見つけ自立していくことは
本当によろこばしいこと。
寂しいけど、親としてよろこびでもあります。

あと2ヶ月でどこまで伝えられることができるかな。
おいしいごはんいっぱいつくって
いっぱい笑って
いっぱいハグして
愛情たっぷり注いで見送りたいと思います。



今のあなたのために。あなたの次世代のために。採種や栽培、堆肥づくりに必要な資材を買ったり、本当に心地よい環境にするために使わせて頂きます! 応援ありがとうございます♡感謝します☺︎