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人はいつも足りないものを求める!?

今回の記事は『欲』の話です。

人には必要な『欲』もあれば、要らない『欲』もあります。

その線引きは人によって大きく異なりますが、
どこまでが必要な『欲』で
どこからが要らない『欲』なのかを
きちんと理解しておかなければ、
ずっと『欲』に支配され、苦しむことになってしまいます。

そこで『欲』の真実を理解して貰えたらと思います。




まず結論から言うと、

『欲』をコントロールできるようになりましょう!

ということです。
これが出来なければ『欲』に支配されます。



人は常に足りないものを探し出して、求めています。
なんとなく分かると思います。
思い起こせば思い当たることがあると思うのです。


例えば「もっとお金があればなぁ〜」とか
「家庭が上手くいけばな」とか、
今の自分に足りないものを欲しているわけです。

これが人です。あれが欲しい、これがあればいいなと
『欲』を持つわけです。
しかし、これらの『欲』全てが要らないわけではありません。

「良い家に住みたい!」「ブランドの服が欲しい」と頑張ってお金を貯めて買う。

誰もがこのように考えて、行動をし欲しいものを手に入れます。
全く悪いことではありません。



『欲』と聞くと、
悪いように思って全てを否定しそうですが、
『欲』があるからこそ人は頑張れるし、
理想を求めることが出来ます。

逆に『欲』が無ければ人は理想を求めなくなるし、頑張ることも無くなってしまいます。
『欲』が人生ではある程度必要不可欠なのです。


しかし過ぎればそれは「毒」となり、
『欲』の魔力に支配されることになります。

過ぎれば及ばざるが如しです。

だから『欲』をコントロールしましょう
ということなのです。



どこからが要らない『欲』なのかを
把握するために、

まずは今の自分が満足しているものを思い浮かべてみてください。

例えば

「健康」「夫婦円満」「仕事が順調」などですふ。
思いつくかぎり全てを思い浮かべてください。
書き出すともっと分かりやすくなると思います。
これで今の自分の状態が分かります。


次に

今の自分にこれがあれば人生100点満点
というものを思い浮かべてください。
何個でも良いです。
自分の理想を全て思い浮かべてみましょう。



今の自分が欲しているものが明確になったと思います。
また、自分の人生に必要なものも把握できたのではないでしょうか。

もしかすると、現実と理想のギャップに落ち込んでしまったかもしれません。

逆にだからこそ頑張ろうと思ったかもしれません。

これが今の自分の『欲』です。



ここからが本題です。

あなたはこの理想の人生がどこまで叶ったら満足しますか?

100点満点中何点で満足するのでしょうか?

人によっては60点あればいいな、という人もいるでしょう。
また100点でしか満足しないという人もいると思います。

あなたが思う合格点で本当に満足するのでしょうか?


もっとリアルに想像してみてください。
理想が全て叶うとして、
その人生とはいったいどんなものなのか?


年収はいくらで毎月の出費がどのくらいあり、
家はどんな間取りでどんな外観をしているのか?
家族との関係、職場の環境、身体の状態、
全てを具体的に想像をするのです。

それが100%叶った時、
あなたにはもう『欲』は無いはずです。
人生が大満足で、言うことなしです。
まさに100点満点の人生になります。


想像してみてください。
その時の自分を。



その時、自信をもって
もう自分には『欲』は無く、100点満点のだ
と言える人はいるでしょうか?



ほとんどの人が
おそらく次の言葉を発すると思います。



「分からない」



そう!
分からないんです。

なぜなら、
その時にはまた別の理想が出来ているかもしれないからです。

当たり前のことです。
20代の理想と30代の理想は違います。
人生が進むにつれて理想も変化をしていきます。

では、このことを踏まえた上で
今の自分の人生は何点でしょうか?


理想はあるけれど、
これは合格点だなという部分があると思います。
また願わくばここが100点だけど、
これぐらいで本当は満足するな
という部分もあるのではないでしょうか。

理想は追い求めれば、どこまでも果てしなく、
1つ叶ってもまた次から次へと出てきます。
限りというものがありません。

「人は足りないものを求める」のです。
他人が得ているものを、自分も欲しいと思います。

逆に他人はあなたが持っているものを欲しいと思っています。

人には必ず不足しているものが存在します。
全てが揃うことは決してありません。

『欲』は人の理想を創り、生きる活力を生み出します。
しかし過ぎれば「毒」となり、卑しい『欲』となるのです。

全てが揃っているように見える人でも
足りないものを求めて、理想を追いかけています。その足りないものは
1つしか揃っていない人が持っているかもしれないのです。

大事なことは、
あなたが今の自分のどれに満足していて、
何が足りないのかをきちんと把握し、理解していることです。
そして、足りないものがどれくらい満たされれば合格点なのかを見極めることです。


足りないものばかりに目を向けていると、
全てが足りないように見えてきます。

きちんと自分が持っているもので、
満足しているものがあることに気づき喜ぶことで、どれがどのくらい足りないのかが分かるようになるのです。


人は理想を追いかけて、足りないものを求めます。

しかし、
その『欲』をコントロールする人としない人では大きな差があります。

人生が理想の100点満点ではないにしても、全てが合格点であれば、

その人生はとても素晴らしいのではないでしょうか?


理想の『欲』となるか
卑しい『欲』となるかは、
あなたがどれだけのものに満足しているかが大切です。



ただやみくもに
「あれも欲しい」「これも手に入れたい」は卑しい『欲』ですが、
「この部分をここまで」は理想の『欲』です。



『人はいつも足りないものを求める』



必要な『欲』と要らない『欲』を理解して、
『欲』をコントロールしてください。


あなたの今の人生に満足しているものは何か?
足りないものは何か?
少し考えてみてください。



振り返れば、
喜べることがいくつもあることに
気づくかもしれません。



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