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呼吸を通して宇宙に繋がる

呼吸の本
呼吸の先生 加藤俊朗
詩人 谷川俊太郎


Contents

第1章 息と呼吸法
第2章 宇宙と気
第3章 意識と気づき
第4章 丹田と肛門
第5章 からだと心
第6章 魂って?
※各章ごとに、谷川先生からの問いに加藤先生が答える形式です

第7章 加藤敏郎×谷川俊太郎 特別対談


こんな人におススメ

・呼吸の極意を知りたい人
・手軽な健康法で身体の軸を整えたい人
・呼吸と宇宙の関係に興味がある人

特典ダウンロード音源、加藤メソッド 呼吸のレッスン付き

心に響いたところ3点


気を感じて、気をわかるようになるには、左脳の働きを止めること

左脳の働きを止める
左脳を働かせるのをやめるとわかります。
神経系統が正常に機能するとわかります。
感覚を使って素直に感じようとするとわかります。
大事なことは生命エネルギー(気)を活用することですから、「わかったから偉くなった」ということではありません。

第2章 宇宙と気

左脳を働かせることを止めるためにするのが、呼吸法です。
吐いて吸う。吐くのが先。
思考がやまない時は、ひたすら思考に付き合うこともあります。
というか、諦める。そんな日もある、という感じ。

呼吸に集中できると、意識を身体のあちこちに向けてみる。
すると身体の感覚が分かってきます。
分かったような「気」になっているだけかもしれませんが、それでいいらしいです。

ネガティブな気持ちを切り替える方法は、抜け出すきっかけをもつこと

多くの方は、うまくいきません。
ぼくも最初はうまくいきませんでした。
昔ね、瞬間湯沸かし器って言われていました。 中略
母からの手紙を見つけたんです。読み返していたら、別にどうという内容じゃないんですけど、母の気持ちがわかってきて、ぼくは母に守られているんだなって思ったんです。
母に対する感謝の気持ちが起きたんです。
それからです。毎日、手のひらに「感謝」って書いて仕事に行っていました。
仕事しながらときどき手のひらの「感謝」という字を見て、自分に言い聞かせました。お母ちゃんがぼくを守ってくれてるから必ずよくなる。かッとすると、左手を見るんです。「感謝」という字がパッと目に飛び込んできます。お母ちゃんがぼくのそばにいる。これを繰り返しました。365日です。(今でもときどきやってます)こうして気持ちをきりかえる基礎をつくりました。

第3章 意識と気づき

瞬間湯沸かし器と言われていた加藤先生ですが、私も知人から「怒りの沸点が低い」と指摘されたことがあります。
この指摘を受けた時は、本気で「怒り」を手放すと決めました。
知人からしたら、何気に言った一言かもしれませんが、私の生き方を変えてくれた大きな一言でした。
本でも書かれているように、簡単なことではないです。
このお話しもここから少し続きます。

これは簡単なことではないんです。
でももっと気軽に、沈んだ気持ちを切り替えるやり方があります。心配、不安から抜け出すきっかけを自分の中にもつんです。
ぼくの場合は「母からの手紙」でしたけど、だれでもそれは作れるんです。中略
自分にとって大切な言葉を見ることで、イメージがからだに変化を起こして、きりかわるんです。

第3章 意識と気づき


病気は魂さんからの愛の伝言

病気はメッセージです。
あなたの魂さんからの愛の伝言です。
「今までのような考え方、生き方をしていると病気になるでしょ」という愛の囁きなんです。
このような考え方に行きつけるか、行きつけないかで、からだが健康になるか病気になるかが決まるようです。
心がからだと深くかかわっているということです。
心がキーなのです。
心を清く・正しく・尊く・強くしていきます。
「からだが病んでも心までは病まない」
強い心を持つことが大事です。それを作るのが呼吸です。

第5章 からだと心

具合が悪くなると病院に行ったり薬を飲んだりしますが、まずは休むことが一番。具合が悪い時は「休みなさい」のメッセージだと思っています。
そして身体のことを思い、極力「無理をしない」と決めています。
対処療法ではなく、できるだけ負荷をかけずに身体の声を聞くことが、健康の道かと思います。

この本の目的・目指すところ

呼吸は直観力を引き出して奇跡を起こすんです。
奇跡の源泉は呼吸なんです。
これをすごいと言わず何をすごいと言います(笑)
呼吸ー魂ー直観力ー奇跡

新版あとがき 加藤敏郎

感想

少し前、どなたかのNoteの記事にこの本の紹介がされていました。

次読む本はこれだな、と図書館で早速借りることが出来ました。
最近は読みたい本が図書館で借りられることが多くてありがたい。

2年くらい前から瞑想を取り入れるようになって、呼吸の大切さに目覚めていきました。
運動する時も、呼吸を意識する・しないでは、疲れ方が変わる体感もあります。

この本には呼吸から始まって、身体、意識、気づき、魂、宇宙とどんどん拡がっていきます。
谷川先生の問いと対談形式は、遠い宇宙のことを身近で安心なものとして捉えられるように思います。
個々として見えているものが全部繋がっていると、この本を通して見えてきます。

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