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【詩】慈愛の言霊・⑮慈愛の灯火

題名 慈愛の灯火

泣いてる人がいる
傷ついてる人がいる
苦しみ藻掻く人がいる
その姿を見て不気味に笑い
おのが心を癒やす心貧しき者もいる
なんと哀れな世界だろう

どうして僕らは
己の痛みに敏感で
他者の痛みに鈍感なのだ
傷つけられたと言いながら
己も刃を振り下ろす

まるで目には映らぬ
心の戦(イクサ)をしているようだ

慈しみの心は何処に消えた
愛ある精神を何処で見失った
欲心と自己愛の闇の中で
慈愛の灯火(ヒカリ)を手放した

ならば取り戻そう
慈愛の灯火を
躊躇う前に 他者を慈しむ心を抱け
その身に宿す
本来の心華(シンゲ)の光を解き放て

如何なる時も忘れるな
他者ヘの想いは巡り巡って
君の生きる人生(ミチ)へと還ってくる
他者を慈しむ温かな想いは
君の心に新たな思想を与えてくれる
どんな時でも手放してはいけないモノ
それは互いを想いやる温かな心

その慈愛の灯火にあるのだから

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