河津桜と滝めぐり|シニア犬日記#2
2月下旬、愛犬のめいこと旅行をした。
静岡県河津への、1泊2日の旅。
めいこと河津を訪れるのは2度目。2年前に来た時とても楽しくて、めいこも楽しそうで、「あの時楽しかったね」「また行きたいね」とたまに夫との会話にも出てくるほど、いい思い出となっていた。次は河津桜の季節に、と思っていたので、2週間ほど前にホテルを予約して一泊旅行することに。
シニア犬との旅行は何かと心配なことも多く、持ち物もしっかり準備。お腹が弱いので腹巻きや薬、あたたかい服、ブランケット。雨予報だったのでカッパと、アウトドアスプレーも。
1日目はあいにくの雨。
伊豆急行で静岡へ向かい、途中、伊豆高原駅で降りて犬と入れる鮪屋さんへ。
犬用の鮪ステーキもあったけれど、めいこのお腹に合わないかもしれないのでやめておいた。
宿も、2年前と同じ場所を予約した。ドッグフレンドリーで、犬は館内どこでも歩いてOK、ソファやベッドもシートが掛かっている上は乗ってOK。
室内・室外ドッグランがあり、犬用プールまである。貸し切りの露天風呂は、犬も一緒に入ることができる(湯船には入れないけど、浴室の中には入れる)。
なかなか雨が止まないので、チェックインを済ませた後は部屋で休憩することに。
本を読んでいたら、あっという間に夕食の時間。夕食も犬と一緒に食べられて、犬用の席も用意されている。
わんこ用のささみ煮も頼み、おいしそうに食べていた。
夜は河津桜がライトアップされているそうで、夜桜を見に散歩へ。まだしとしと雨が降っていたけれど、ライトアップされた桜はとても綺麗だった。夜桜なんて、いつぶりに見たかなあ。
だいぶ葉桜になってしまっていたけれど、ライトアップされているとあまり葉っぱが目立たず、昼間よりも綺麗に見えた。
2日目。雨が上がったので、朝食前にドッグランへ。森の中につくられた、広いドッグラン。運よく他の犬はいなくて貸し切りだった(めいこは犬が苦手)。
リードを外して走ったり、得意なかくれんぼをしたり。やっぱり2年前のほうが子どもみたいにはしゃいでたなあと思うけれど、久々のドッグランにめいこも嬉しそうだった。
朝食を食べてチェックアウトを済ませたら、もう一度河津桜を見に行った。静かで人もまばらだった夜とは違い、川の周辺には屋台が出ていて、観光客も多く、たくさんの人で賑わっていた。
今日のメインは、滝めぐり。「河津七滝(ななだる)めぐり」と呼ばれていて、全長850mの遊歩道を歩きながら、七つの滝を見られる場所。
2年前にも来たのだけれど、めいこがとっても楽しそうで、大人の私たちにとっても楽しかった、思い出の滝めぐりだ。
河津駅からバスに乗り、25分ほどで到着。
川に沿って遊歩道が続いていて、川の音と鳥の声しか聞こえないような自然に囲まれた場所。森の中を探検しているような気分になる。
遊歩道に降りると、めいこも楽しそうに歩き出した。ずんずんと前に進み、気になるところがあると寄り道をしている。
「めいこ、ここ覚えてる?」
「前にも来たことあるんだよ」
きっとめいこは前にも来たことを覚えていないだろうけど、もう一度いっしょに来れたことが嬉しかった。
最初に見た釜滝(かまだる)は大迫力だった。滝の近くまで展望デッキがあり、水しぶきが一面に舞っている。しばらくいるとずぶ濡れになってしまいそうなほど。
橋を渡ったり、階段を上り下りしながら滝をめぐっていく。途中、足元が悪いところは、めいこを抱っこして歩いた。
6つ目の出合滝(であいだる)も迫力がすごく、夫はしばらく勢いのすごさに見入ってた。
最後は、落差30mの大滝(おおだる)。遠くから見ると小さく見えるけど、実際はものすごい大きさなのだろう。
「七滝、ぜんぶ巡れたね」
7つ目の滝をまわり終わる頃には、めいこは少し疲れているようだった。でも、めいこの年齢的にも7つぜんぶ見るのは難しいかもね、なんて話をしていたので、元気に最後まで歩いてくれてちょっと感動した。
1時間くらいかけて滝をめぐったあとは、近くのお蕎麦屋さんでお昼ご飯。温かいとろろそばが、疲れた体に染みわたりとてもおいしかった。めいこもお水を飲んだり、おやつを食べたりして休憩。
帰りは急行の踊り子に乗って帰った。帰宅後、めいこは爆睡。安心したように眠るめいこの寝顔を見ながら、夫とほほ笑んだ。
心地よい疲れと、家に帰ってきた安心感を感じながら、もう一度行きたいと思っていた河津へ、まためいこと行くことができてよかったなと思った。
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