老いを感じる、ちいさな変化|シニア犬日記#5
トイプードルのめいこの毛色は、アプリコットという種類のオレンジっぽい色だ。だけどここ数年で、めいこの毛はどんどん白くなってきた。
特にあごの毛はかなり白い。
8歳ごろ、夫が「あれ、めいこあごの毛白くなった?」と言っていたけど、そうかな?と私にはわからない程度だった。
でも歳を重ねるにつれて、明らかに白くなっていることに気付いた。最近は耳の毛も白くなってきて、全体の毛も色が抜けたように白っぽくなってきている。
めいこは元々夫が飼っていた犬なので、子どもの頃のめいこを私は知らなけれど、写真を見せてもらうと濃い茶色をしていて驚いた。
人が白髪になるように、犬も歳をとると白毛になるのか。実家でも何頭か犬を飼ってきたけれど、今まで気づかなかった。犬種にもよるのかな。
老いを感じる変化は、他にもある。
最近、お腹はぷよぷよとたるんできたし、腰も少し曲がり始めたような気がする。白内障も始まってきた。歩くのも少し遅くなった。
まだまだボール遊びや散歩が大好きで、走り回って遊んでいるけれど、それもいつまで続くかはわからない。
そんなめいこに、私たちは
「めいこは白い毛になってもかわいいね」
「どんなめいこも最高にかわいいよ」
と声をかける。
老いの変化を感じると少し切ない気持ちにもなるけれど、どんなめいこも大好きなことに変わらない。そばにいてくれるだけで幸せなのだ。
これからもめいこの変化を受け止めつつ、不自由になってきたことがあれば全力でサポートしたい。めいこの生涯を一番そばで見守れることに、わたしは今、責任と幸せを感じている。
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