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ハンドメイド作家一年目。Creemaで出品して良かったこと。

ハンドメイドのシーグラスアート作品を販売している、hikari livingの店主です。2023年6月にお店をスタートし、今(2024年1月)はハンドメイド作家を始めて約7ヶ月。

お店を始めるときに悩んだのが、「どのプラットフォームを使って商品を届けるか」ということでした。

悩んだ結果、ハンドメイドマーケットプレイスのCreema(クリーマ)を選んだのですが、Creemaを選んだ理由や、選んで良かったこと、気になったことを記録しておこうと思います。あくまで個人の感じたことですので、一つの感想として読んでいただけたら幸いです。



Creemaを選んだ理由

悩んだ候補は、BASE(ベイス)minne(ミンネ)Creema(クリーマ)でした。BASEは、まわりで使っている人が多い印象があり、サイトのデザインを凝れる点がいいなと思っていました。minneとCreemaは始めやすく、必要な人に届きやすそうな印象がありました。

それぞれの特徴を比較して悩んだ結果、選んだのがCreemaです。選んだ理由は、こちらの3点。

  • 自分のハンドメイド作品とCreemaの相性が良さそうだったから

  • まずは存在を知ってもらえるかが不安だったから

  • サイトのデザインを決めるのが苦手だから

minneではなくCreemaを選んだのは、自分がお客として利用したときに、Creemaのほうが欲しい商品が見つかりやすかったこと、雰囲気が好きだったことが理由です。

minneとCreema、両方で出品されている方もいますが、自分の場合は一点ものが多く在庫管理が難しそうだったことや、両方のサイトを運営することが大変そうだと感じたので、はじめはCreemaのみを使ってみることにしました。

Creemaで出品して良かったこと

Creemaで出品して良かったことは、こちらの6つ。

1.すぐに始められる
2.Creema内の検索機能で、必要な人に届きやすい
3.特集にピックアップされることがある
4.評価を書いてもらいやすい
5.Creema主催のマルシェやイベントに出展できる
6.(追記)作品プロモーション機能がある

ひとつずつ説明していきます。

1|すぐに始められる

Creemaの商品ページ

Creemaはサイトのデザインを決める必要がないので、お店の紹介文と商品の写真や説明文などを順に入力していけば、すぐに出品できました。

私のようにデザインを決めるのが苦手な人や、時間をかけずに出品したい人に向いています。ショップオープン前の忙しい時期に、サイトデザインで悩む時間がなかったことも良かったです。

2|Creema内の検索機能で、必要な人に届きやすい

Creema公式アプリより

BASEやSTORESにはないCreemaのメリットは、サイト内検索ができること。Creemaのユーザーさんが欲しいものを検索したときに検索にヒットすることで、必要な人に自分の商品を知ってもらうことができます。

始めたばかりのお店は、まずは人に知ってもらうことが必要なので、この機能があることは大きなメリットでした。検索に引っかかり、見つけてもらいやすいように、商品のタイトルや写真を工夫することも大切です。

3|特集にピックアップされることがある

Creema特集ページ

Creemaのトップページではさまざまな特集が組まれており、特集にピックアップされることがあります。私もこれまで3回ほど掲載していただきました。

特集に掲載されると、いつもより多くの人に商品を見てもらえます。Creemaの月間サイト訪問者数は、約2,200万人(※)。多くの人が訪れるサイトだからこそ、特集に掲載されたときの効果が期待できます。掲載前に事前に連絡がくるので、在庫を補充しておくなど心構えができる点も良かったです。

最初のうちは自分の力だけで商品を見つけてもらうことに不安があったので、特集へのピックアップがあるのは安心感がありました。

Creema公式サイトより

4|評価を書いてもらいやすい

商品の取引後に、お客さまから評価を書いてもらいやすいのもメリットの一つ。商品がお客さまのもとに届いた後、取引完了通知をしてもらうのですが、その際に評価の入力を促すメッセージが出てきます。

もちろん評価を書くかどうかは自由なので、書かなくてもいいのですが、比較的書いてくださる方が多い印象です。

わざわざ時間を使って書いてくださったメッセージが届くのは、お店をやっていて本当に嬉しい瞬間。やりがいに大きくつながっています。

5|Creema主催のマルシェやイベントに出展できる

Creema主催のイベントも、全国各地で行われています。

hikari livingはまだ出展したことはないのですが、3月に横須賀で開催される「Creema YAMABIKO FES 2024」に出展予定。Creemaのトップページに出展者募集の案内が出ていました。応募フォームに必要事項を入力し、その後審査があり、審査を通過することで出展できます。出展の様子は、またnoteにてお知らせできたらと思います。

Creema主催という安心感があることや、たくさんの来場者の方に作品を見てもらえる点は、マルシェ初心者にとってありがたいポイントです。

6|(追記)作品プロモーション機能がある

書き忘れていましたが、Creemaには作品プロモーションという機能があります。これは、作品に興味がありそうなお客さまに向けて、作品をより多く表示し、作品の売上向上に役立てられる機能のこと。

以下のような点がいいなと感じました。

一日の予算を決められるので、それ以上の金額は使われない
・プロモーションをかける作品を自分で選べる
・設定が簡単で、いつでも止められる
・プロモーションによって、どのくらい反応があったかを細かく見られる(クリック数・表示回数・注文率・売上など)

私も何度かやってみて、実際に作品プロモーションからご注文につながったこともありました。ただ、現状はプロモーションを使わなくてもいいかなと思い使っていません。今後は、届けたい作品が十分に届けられていないと感じたときに、短期的に使おうと思っています。

Creemaの気になるところ

最後に、良い部分だけでなく、気になったところも正直に書いておこうと思います。

1|説明分が読みにくい

hikari living プロフィール

一つは、サイト内の文章が読みにくいこと。Creemaのサイト内でお店の自己紹介文や商品の説明文を書くとき、文字を大きくしたり、太字にしたりして目立たせることはできません。デフォルトの文字も小さいので、お客さまにとっては結構読みづらいと思います。

改行したり、記号を使ったりして読みやすい工夫はしているものの、商品の説明文は必要なことを書いているとどうしても長くなってしまいます。伝えたい大事なポイントが上手く強調できないのは、ちょっと不便だなと感じました。

その他に、ショップのプロフィールにSNSをリンクできない点も気になりました…!

2|世界観を表現しにくい

CreemaではBASEやSTORESなどのように、サイトのデザインを作りこむことができません。Creemaのショップページはどのお店もすべて同じ見え方になってしまうので、世界観を表現しにくくなっています。

hikari livingは優しく穏やかな世界観を大事にしているのですが、サイト内だけでそれを表現するのは難しいので、Instagramで世界観を表現できるように頑張っています。

3|Creemaだけでは作品を見つけてもらいにくい

hikari livingのInstagramより

Creemaはそもそも利用者数がかなり多いため、始めたばかりの無名のショップは、たくさんの作品がある中で埋もれやすくなってしまいます。特集への掲載も、ある程度人気の商品や、特集にフィットした商品がないと難しかったり。

なので、SNSでも作品を見つけてもらえるよう、Instagramの発信に力を入れています。hikari livingの場合は、Creemaでお店をスタートする約2ヶ月前からInstagramを始めました。

そこでオープンまでの過程や制作風景、想い、商品の魅力などを伝えたことで、InstagramからCreemaを見に来てくださる方が増えていったように思います。

おわりに

メリットもデメリットもありますが、私の場合は、Creemaを選んで良かったと思っています。

お店をスタートするハードルが少し低くなりましたし、Creemaで出品したからこそ出会えたお客さまもいます。いつかお店の世界観を表現できるようなサイトを持ちたい気持ちもありますが、今のところ引き続きCreemaを利用していく予定です。

どのプラットフォームで商品を販売しようか迷っている方がいたら、少しでも参考になれば嬉しいです。それぞれのお店に合った場所で、届けることができますように。

◇◇◇


シーグラスアートのお店「hikari living」
「暮らしと地球に優しい時間を贈る」をコンセプトに、
シーグラスを使ったものづくりをしています。

◇日々のものづくりの様子はInstagramにて

◇web shopはこちら

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