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何をやるかより誰とやるか

やりたいからやるというのは悪いことではないのですが、誰とやるかという観点が抜けていると思わぬところで躓きます。

やること優先で都合の良い時だけ人を使おうとする人は大概のことは失敗しています。いざというときに助けてもらえる人、支え合える人が近くにいないからです。

調子の良い時は様々な思惑を持つ人が擦り寄ってきますが、いざ不調になると蜘蛛の子を散らすようにあっという間にいなくなります。金や思惑で繋がっている人たちですから当然ですけどね。

これは、何をやるかということを優先して動いていると陥りやすい罠でもあります。心当たりのある人も多いのではないでしょうか。

誰とやるかが大切なのは最後まで一緒にやり切る、何かあった際に支え合える一生の友、パートナーとなりうる人になるからです。

ここで重要なのは自分とは違うタイプの人であるか否かという点です。似たもの同士が集まると競争心から衝突が絶えません。同じようなことを同じように考えているので、ちょっとしたことで衝突します。これは前に進めるためには不毛な衝突です。

自分とは違うタイプだと視点の違いから正反対の意見も多くなるため、衝突はあっても建設的な衝突で前に進めるためのヒントに繋がります。自分と違う能力、知見を持つということから相手への敬意を持つことにも繋がり、視野が広がる(様々な視点で物事を見られるようになる)と同時に対外的な人間関係の幅も広がっていきます。

一緒にやる同志が見つかったら、社会性だけ外さなければ、何をやるかはさほど重要ではありません。同志と共にやるべきだと感じたことをやればよいだけです。

人に恵まれると物事がスムーズに進みます。躓く時は人で躓きます。誰とやるかは成否を決める最重要な要素です。

同志(一生の友、パートナー)がいれば、多くの苦難を乗り越えることができます。そういう人が見つかったら何があっても手放さないよう、見捨てられないよう、自らを磨き続けることも大切なことです。

著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com