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病は気から、怖いのは人の心

気を病むと身体を怖します。経験した人は分かると思いますが、気持ちからくる体調不良は、薬などの化学療法で治してもぶり返します。根本にある心の問題を治す必要があります。

2020年は新型コロナウイルスにより社会が一変しました。特にこれまで常識と思われていたことが、尽く否定もしくは覆されたりしました。新たな手法が実は有効だったり、これまでの手法のより良い面に気が付いたりと、構造転換の機会、新たなことに挑戦する機会にもなっています。

ここ最近問題だと思っているのは、マスコミの煽り報道です。誤解を恐れずにいうのであれば、マスコミは恐怖や不安を煽るのが恐らく重要な役割なのでしょう。事実を正確に、適切に国民に伝えるということは、妄想の世界でしかないのが現実です。

恐怖や不安の煽り報道が毎日のように流され、脳に刺激を与え続けていると、免疫の弱い受け手は洗脳されます。洗脳により心が支配され、新たな情報スイッチに対して、過剰反応を示すようになっていきます。それは自らを守るという意識と、友人知人など身近な人のことも守りたいという善意によるものですが、結果として本人にも周囲にも害しか及ぼさないという事態に陥ります。

ウイルスや細菌が人類を滅亡させるということはまずないでしょう。もしも人類が滅びるとするならば、人が人を滅ぼすということになるでしょう。

人の心の中の恐怖や不安が作用します。作用した結果、状況判断が正しくできなくなっていきます。正しい判断ができなければ、自ずと結果は思わしくない方向に向かいます。それが続けば、いずれは取り返しのつかない事態に陥るということです。

気を病むことで身体を壊すということと同時に、恐怖や不安による洗脳は人類を滅ぼす危険性があるということを頭の片隅に置いておくと良いでしょう。

最後は人です。神でもスーパーマンでもありません。一人ひとりの人の心、気の持ちようが結果に作用するのです。

必ず道は開けます。闇には光が差し込んできます。私心によらない強い思いを持ち続ければ。

著者:原田光久(ひかりば 代表 / コミュニケーション・プランナー) ●社会問題解決アドバイザー、新規事業開発・地域創生・経営支援 ●行政・教育機関・民間企業で研修・講演・IT推進をサポート ●連絡先:harada@hikariba.com